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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2002年07月31日(水)
ローマ帽子の謎/ORCHID

あれ??アマゾンのリンクが変じゃないですか? タイトルによって、該当の情報が全然出てこないで「同じテーマの商品を探す」っていう欄だけが表示されません?私だけかなぁ。『ローマ帽子〜』はちゃんと出てくるけど、『千』はそうなってるみたい。うぅ〜、気持ちわるい・・・。日記の本文に書誌情報をずらずら書きたくないからアマゾンにリンクしてるのに、これじゃ意味ないって。早く直してっ!

●読書中:『ローマ帽子の謎』(エラリー・クイーン)
1/3位のところなんだけど、ミステリーにしては珍しくキャラクターにハマったみたい。エラリーがいいなぁ。クイーン警視(父)もいいなぁ。同居してる「クイーン警視の召使のジューナ(149p)」もいいなぁ。ジューナはリチャードが拾ってきた若者だったとか言って、一言で済ませないで欲しいんですけど。拾ってきたぁ!?なにそれ。(笑)
ジューナって、19歳だったのか。今まで、勝手にローティーンだと思ってた。ジューナとエラリーとのあいだにもまた、そこはかとない、ひかえ目な親近感があった(149p)なんて所に反応してしまった。クイーン先生、邪な目で読んでしまう私を許してください!(ノ ̄∀ ̄)ノ
 
警視はいくらか照れて、咳ばらいをした。(161p)
殺された日、被害者が恋人と会う約束をしてたのが分かるシーンで、クイーン警視が照れる所がある。この反応は、英米っぽいよな〜と読みながら思った。フランス人のメグレ警視だったらば、ここはしら〜っと「良くあることだな」とか受け流した後で、心の中でメグレ自身の彼女に対する感想(美人だとかしゃれっ気がなくて損してるとか、人は見かけによらないとか、そういうこと)や、被害者と彼女を並べてみた感想をボソボソッと呟きそうだが。

『千と千尋の神隠し』フランス語吹き替え
大事なことを言い忘れてたよ!フラ語版では、あの二人は
あくちいろらしいぞ。決まりどおりにHの音が抜け落ちてるわけね・・・時たま復活してる(こともある)んだけど、基本的にはずっと・・・。・・・ふーん・・・

●読書中:ORCHID(Jayne Castle)
花シリーズ、AmaryllisZinniaに続く3作目。ジェイン・キャッスルは個人的な定番作家。ストーリーは面白いと分かっているので、気が楽。ストーリーは、殖民惑星セント・ヘレンに住む地球人類の末裔が、環境に適応して超能力に目覚めた、という基本設定の上でのロマンス。セントヘレンに住む、そこの常識からちょっと外れた男女のラブストーリーというわけ。
今回のヒーローはレイフ・ストーンブレイカーというストーンブレイカー・シッピング(大会社)の、CEO(最高経営責任者)の孫息子。珍しい能力の持ち主で、商才も抜群だけど、何やら確執があるらしく一族のはぐれ者だそうな。あらゆる意味で社会のはぐれ者。セントヘレンではそういう人はとても敬遠されるのだそうだ。まだヒロインは出てこない。



2002年07月30日(火)
The Fourth Hand読了

The Fourth Hand(John Irving)読了
 ≫Chapter one
<内容>
TVジャーナリスト、パトリックは、インドでサーカスの取材中、ライオンに左手を食いちぎられる。幸い、事故死した男の手が移植されることになるが、手術を目前に「手」の未亡人に子作りを迫られ、やがて男の子が誕生する……。稀代の女ったらしが真実の愛に目覚めるまでのいただけない行状をつぶさに描く、抱腹の純愛長篇。
*翻訳本『第四の手』の詳細情報より

一言で言うと、ノータリンの下半身男の女性遍歴物語ってとこですか。私はそう読みました。・・・もちろん、それだけではなくて、父子の物語だとか、標本のように様々なタイプの女性が描かれてるとか、顔だけ男とちょっとサイコ気味の女のラブコメディだとか、人間同士の様々な関係の形とか・・・色々な読み方が出来る、とても要素が豊かな小説ではある。だから人によって感想が激しく違っても不思議ではない。

思うに、主人公のパトリックを人間的に許容できるかどうかがカギではないかな。彼はもうどうしようもないヤツで、いつまでも大人になれない人。なのに外見だけは良い、と。一歩突き放して観察するようにストーリーを楽しめれば、きっとこの本はすごく面白いんだと思う。
ドラマチックだし、飽きる暇も無く色々起きるし。ロマンス小説も顔負けなほど具体的な描写がよくあるし、皮肉、下ネタ、笑いのツボ、時事ネタ(ただしちょっと古い)の連発だし。hornyだのwankだのcuntだの、あんまり辞書で調べたくも知りたくもなかったんですけど、みたいな単語が頻出するのに、パトリックが言うと3歳児が言ってるみたいで嫌らしくない(笑)

でも私はパトリックに生理的嫌悪感を抱いてしまって、何かするたびに「いい加減にしやがれ、この知能遅れ!学習しない奴はバカって言うんだぞ!」とかイライラしてたから、この本は楽しい本じゃなかった。とにかく気色悪くて・・・パトリックを見てると夜中の台所ででっかいゴキブリを見つけた時のような気持ちになるのよ(なんて例えだ)。作者が何を言いたいのかと考えると、怖くて鳥肌が立ちそうだ。読みながら、自分の許容範囲の狭さを実感してしまった。

話そのものは、ラブ・ストーリーらしいんだけど、パトリックが彼女を愛するようになるまでの流れというか理由が、唐突でよくわからなかった。3歳児が突然「好きなものは好きなんだ!」「欲しい欲しい!!」みたいにダダをこねだしたような印象(爆)この本は、いつか読み直したいとは思うんだけど、何十年単位で先のことになるだろうな。アーヴィングは当分の間、封印するつもり。この本が「とてもアーヴィングらしい作品」なのだとしたら、ジョン・アーヴィングは今の私に読みきれる作家ではない。(他の作品も)今読んでも許容できないと思う。それが分かったのが、今回の一番の収穫かもしれない。(−−ヾ

The Fourth Hand書評@タトル(日本語)
The Fourth Hand公式サイト(英語)



2002年07月29日(月)
ムッシュ・カマジイ!?

今日から夏時程。これから2ヶ月は朝が10時出勤なんだけど、丸1時間遅く起きてちゃ意味がないよ〜。

『千と千尋の神隠し』をフランス語吹き替えで観る。
(リンさんに言われて、千尋が慌てて釜じいに礼を言うところで)
「メルスィ ボクゥ ムッシュ カマジイ」
って、ちょっとこんな所で笑わせないでよ!ひゃははははは!すんごいインパクト!ムッシュ・カマジイか!!ひひひひひ(壊れ中)

リンさんはマダム・リンだって? もう面白すぎ!Merci(メルスィ)だのD'accord(ダコー)だのを連発する千尋も、なかなかいいね。可愛い♪ 別の映画見てるみたいで、ものすごく楽しかったぞ。違和感がないのがまた不思議。

声優さんはどの人も大体イメージ通りだったけど、一番キャラクターが変わってると思ったのはリンさん。違和感というより、別の解釈を見てるような感じだった。日本語版の彼女は「あねご」だけど、フランス語は「姉さん」「姉さま」って感じ?パリジェンヌっぽく、キビキビして澄ました感じの人になってた。まさしく「マダム・リン」だな(笑) あ!それと、ハクの声が低かったのに驚いた。日本語版よりも凛々しいかな?日本語版は、ちょっと舌足らずな所があったから、それよりしっかりしてる感じ。なるほどねェ〜。

●読書中:The Fourth Hand(John Irving)@9章
パトリックが第三の手を失ったところ。左手を2回失ったわけか・・・。ということは、これから第四の手が出てくるんだろうな。

ダークシリーズ特集@ハーパーコリンズ(英語)



2002年07月28日(日)
バテ気味です。

読書は何とかしているものの、昼間のデットゾーン(11〜16時)は死んだまま。朝起きても、その時間になると死んでしまうので、1日が無いみたい。(^^;

●読書中:The Fourth Hand(John Irving)@8章
四苦八苦しながら、なんとか半分あたりまで来た。出てくる人たちが、誰も彼もみんな変でついていけない。私の許容範囲の問題という気がするので、どうも10年後に出直した方がいいんじゃないか、と本気で考え始めてるところ。
パトリックがドリスを好きになった、その辺の気持ちもよく分からない。「変人同士でお似合いか?」としか感じないのは、私が変なんだろうか。せっかく半分まで来たことだし、ぶっ飛ばしてでもなんとか最後まで読む努力をするけど・・・。うーん、それでも面白くないか、っていうとそうじゃない。見たこともないほどドラマチックで、話も人物もオリジナリティに溢れかえってるのは確かなんだけど・・・

『天は赤い河のほとり(28・最終巻)』(篠原千絵)
ずーっと少女コミックに連載していた、古代ヒッタイト帝国に連れ去れた、現代の少女夕梨(ゆうり)を主人公にしたタイムトリップ系の歴史マンガ。いつのまにか完結してたらしく、最終巻を昨日やっと読んだ。
まぁ、順当な終わり方だな。ずっと思っていたけど、この話はあからさまに『王家の紋章』(細川智栄子)のパクリだ! と言っても悪い意味じゃなく、『王家』が出来ないことをきっちりやってくれたような印象なんだけど・・・。子供のこととか、キッチリ「終わらせる」ことも。そのうち、全巻集めて一気読みしたいな〜。



2002年07月27日(土)
『子どもの本だより』を探しに・・・

●『子どもの本だより・50号』を入手♪\(^o^)/
DWJのインタビューが載っている徳間書店の小冊子。おもしろいからダイアナ・ウィン・ジョーンズ関連記事に転載しましたので、興味のある方はご一読を(誤字脱字があったら教えてください)。
・・・全文掲載は多分著作権的にまずいんだろうけど、現実的な問題として、この冊子が手に入り難いのもいけないと思う(開き直り)。日本にいる人はまだ有料で申し込めば読めるとしても、海外にいる人はどうしようもないのではないの?徳間書店がHPのどこかに収録してくれれば、それが一番良いのだけど。「子どもの本だより WEB」とか作ってくれればいいのに・・・いつでもどこからでも、誰でも見られる場所にある記事なら、わざわざ全文打ち込んで掲載なんて面倒なことしませんって。もし、クレームが来たら撤去します、ということで。(^^;

●今日は、本は読んでない。うっかり15時間くらい寝てしまって、起きたのが夕方だったし。アーヴィングの『第四の手』The Fourth Handの翻訳本)は、噂では7月29日発売だそうな。・・・って、ちょっと待て。明後日か!?ぎゃー!!スピードアップしないと!



2002年07月26日(金)
再びエラリー・クイーン♪

活字倶楽部 2002夏号
女の子小説大特集(インタビュー:今野緒雪/棒名しおり/森奈津子)

ザッと立ち読みしたところでは、DWJに関連した記事は2つ。女の子が出てくる小説に『九年目の魔法』が入ってたのがひとつめ。もう一つは、お決まりの注目の新刊(?)に『トニーノの歌う魔法』が入ってた。どちらも紹介文がわりと詳しくて、評者がちゃんと本を読んで書いてるみたいだった。

気になったのは、『プラチナ・ビーズ』という本。キャラ投票ナンバーワンになってた「葉山隆」が主人公の『鉱物シリーズ』1巻だとか。
『プラチナ・ビーズ』
<内容「BOOK」データベースより>
脱走した米兵の惨殺死体が日本海岸で発見された。それがすべての発端だった…。同じ頃、米国防総省の下請け情報機関に所属するアナリスト・葉山は調査中にある情報を入手する。北朝鮮の権力中枢で、何かが起きている―。鍵を握る謎の言葉「プラチナ・ビーズ」とは?米朝の謀報戦を鮮烈に描く、本格スパイ小説の新鋭、入魂のデビュー作。文庫版のための特別描き下ろし短編『ミスター・オリエンタル』も収録。

●読書中:『ローマ帽子の謎』(エラリー・クイーン)
読み始めたところ。The Roman Hat Mysteryの翻訳本。クイーンの処女長編で、国名シリーズの最初の本なのだそうな。違和感という程でもないけど、あちこち訳文が古くて笑える。メーキ・アップって何〜!メイキャップとかメーキャップとか、せめて「化粧」と言って!

●読書中:The Fourth Hand(John Irving)@5章

●読書中:Riddle-Master : The Complete Trilogy(Patricia A. McKillip)@2章



2002年07月25日(木)
鬱金の暁闇(前田珠子)

US版PB:Harry Potter and the Goblet of Fire(J. K. Rowling)
2002/08/01発売
ペーパーバック - 752 p
Scholastic ; ISBN: 0439139600

来週、US版のPBが出るそうな。
まぁ、日本のハリポタのファンは大抵とっくにUK版で読んでるだろうし、2年以上前にハードカバーで読んでるかもしれないから、本当に今更って感じだけど。日本語版よりは早く出たから、なんとか面目躍如か。
でも、US版は原書じゃないからJKRが書いた元の英語ではないし、巻によっては文が削られている所もあったりするんだぞ〜。私なんか、それだけでもうUS版は読む気がしない。・・・別の本としての興味はあるけどね。The Harry Potter LexiconDifferences:Harry Potter and the Goblet of Fireなんかは完全なリストじゃないようだけど、興味があれば参考に。

●買った本 2冊¥1200
『鬱金の暁闇(1) :破妖の剣シリーズ(6)』(前田珠子)¥419
『潜水艦スーパー99』(松本零士)¥724 <マンガ

>『鬱金の暁闇(1) :破妖の剣シリーズ(6)』
破妖シリーズ第6部『鬱金の暁闇(うこんのぎょうあん)』の1巻。破妖の本編は、確か6部で終わりだったはず。6部が終わるまでには何年もかかるだろうし、その後も外伝が出るだろうけど。うわー、表紙のラスが幼い!!進むにつれてどんどん童顔になっていく気がするんですが。感想はちゃんと読んでから改めて。

>『潜水艦スーパー99』
松本零士は、未読作品を見かけたらとりあえず買うことにしている。これは、初期の作品らしく、今読むと古臭い所が沢山あって、作品としては面白くなかった。特に、松本零士作品につきものの、メーテル型の美女が出てこないのが一番寂しかった。

●読書中:The Fourth Hand(John Irving)@4章
もうすぐ4章が終わるあたり。全体の1/3くらいの場所か。2章を2回読んだせいで文章に慣れたのか、妙に読みやすくなった。4章は、パトリックが仕事で日本に来る経緯が、順々に書いてある。飛行機の中でスピーチを考えたこと、日本についてみたら荷物がフィリピンへ送られてしまったこと、京都への小旅行、その他。今までに私が掴んだパトリック像からするといかにも彼らしい、ナナメの語りで日本が語られる。皮肉っぽくて、屈折してて、ひねくれ過ぎてグルッと一回りして一見マトモ、みたいな。まったく、よくやるよねコイツ。後ろから蹴り飛ばしてやりたい。ライオンに食い殺されてしまえ!

●読書中:Riddle-Master : The Complete Trilogy(Patricia A. McKillip)
もうすぐ1章が終わる所。うん、何とか行けるかも。モルゴンは1年前までCollege of Riddle-Masters at Caithnardという学校へ行っていたらしい。ということは、まだ20代前半だったりする?冒頭でモルゴンに突っかかってたEliardという男は、モルゴンの兄弟だったらしい。



2002年07月24日(水)
『星を帯びし者:イルスの竪琴1』(パトリシア・A・マキリップ)

畳の張替えを頼んだら、今日1日であっという間に終わったようだ。早い〜

●読書中:The Fourth Hand(John Irving)@3章
2章を2回読んでしまった。一度読んだだけじゃ全然分かってなかったらしいので仕方なく・・・。この本、つらいです。心にものすごい負荷がかかってキツイ。筆力のある、印象の強い作家ではあるんだけど・・・途中で止めることも出来なそうだ。今回は一緒に読んでる人がいることだしね。(^m^)

●読書中:Riddle-Master : The Complete Trilogy(Patricia A. McKillip)
Riddle-Master Trilogy(『イルスの竪琴』3部作)の合本。トレード版ペーパーバック。3話とも翻訳されているが、手に入るのは1話目だけらしい。

1、『星を帯びし者』 The Riddle-Master of Hed
2、『海と炎の娘』Heir of Sea and Fire
3、『風の竪琴弾き』Harpist in the Wind

<内容紹介>
〔イルスの竪琴1〕何世紀にもわたって人々の命を奪い続けてきた謎かけ試合。モルゴンはこの恐るべき試合の勝利者となり、アン国の王女を手に入れる権利を得た。だが、アン国への途上、彼の額に刻まれた三つの星をめぐり、太古の邪悪な力が蠢き始めていた! 謎と魔法が支配する世界を舞台に繰り広げる大ロマン

----------------------------------
The Fourth Handを読んでるとストレスがかかって辛いので、別の本も読み始める。はぁ、ホッとするぅ〜。The Riddle-Master of Hedは11章構成で、今まだ1章。タイトルの意味は「Riddle=謎」ね。
MorgonはHedという国の王様なんだけど、何やら取り巻きが沢山いて楽しそうな気配(笑)張り切って読もう。



2002年07月23日(火)
『エジプト十字架の謎』読了

『エジプト十字架の謎』(エラリー・クイーン)読了
<内容>
Tの字型のエジプト十字架に、次々とはりつけられて首なし死体となって発見された小学校長、百万長者、スポーツマン、未知の男!その秘密を知るものは死者だけである。ついにさじを投げたと思われたエラリーの目が、突如輝いた。近代のあらゆる快速交通機関を利用して、550マイルにのぼるスリル満点の犯人の追跡が行われる。さて、読者と作者の激しい謎解き戦はどうなるか?

・・という紹介通り、確かに最後の犯人とのデッドヒートは迫力があって素晴らしい。でも、それ以前が長くてややこしすぎ!!訳がわからないままの部分が長くて、ついイライラしてしまった。今まで読んだミステリの例だと、中間あたりで何がしか全体像が見えてきたり、探偵役がヒントを漏らしたりするものだけど。これはもう、ずーーーーっと最後の方まで、ヒントなし。訳が分からないままどんどん進まなきゃ行けないのがきつかった。ていうか、エラリー(探偵役)も何も分かってないし。(^^;そうか〜、これがエラリー・クイーンの形か。ふむ。キャラクターが気に入ったな〜、特にエラリーが良い。パパ・クイーンもナイスだ。
ミステリとして、トリックとか犯人・動機は、当たり前だけどかなり王道。今となっては「よくあるパターンだ」と感じるけど、発表された当時(1932年)は斬新だったんだろう。エラリーが恩師を話相手にチェッカーの試合を再現してみせる所や、殺人現場の手がかりから犯人を推理するシーンはもう、王道も王道。エラリーの屁理屈がいっそ気持ちが良い。

●読書中:The Fourth Hand(John Irving)@2章・The Former Midfielder
1章でThe Lion Guy=ライオンに左手を食いちぎられたパトリック(Patrick Wallingford)のことを語ったところから、一転して2章ではNicholas Zajacという外科医のことが語られる。もうっ、だから私はこの「話は一転して」っていうのが嫌なのよ!パトリックはどうなったのよ!!一転してないでさっさと話を進めろー!!

とか憤っててもあほなので、気を取り直して読み進む。ニコラスは拒食症もしくは極度の偏食らしく病気みたいに痩せている・・・のか? そのせいで離婚した元妻との間に出来た息子のルディも摂食障害で、3週間に1度しか会えないのだとか・・・。で、1ヶ月に一度ルディが泊まりに来ると、E.B.ホワイトのCharlotte's WebStuart Littleを読んで聞かせる。なるほど、E.B.ホワイトの本がこういうところで、こんな風に使われるとはびっくり。注も説明も何も無しで、読者が両方とも読んだことがある、という前提で内容に触れて引用もしている。

この章は、1章と比べて単語がものすっごく難しく感じた・・・それも全部計算づくっぽいが。すごいなと思ったのは、若いメイドさんが家族に電話で愚痴ってる声をニコラスが漏れ聞いて、そのヒステリックで混乱している話し言葉が英語に聞こえず「彼女はチェコ人?ポーランド人?リトアニア人か?」と思うエピソード。よくわかるよ、これ。私も日本語が日本語に聞こえないことがある・・・・。なるほどね〜、じっくり読むともっと面白いのかも。



2002年07月22日(月)
ジョジョ/天草<マンガ

『ジョジョの奇妙な冒険:Part6 ストーンオーシャン』(荒木飛呂彦)
週間少年ジャンプに連載中の少年マンガ。
9〜11巻をまとめ読み。フッと目を離すといつのまにかコミックスが3、4冊出ていたりするからこれは・・・。ジョジョは通巻76巻と、とにかく長すぎる。なにしろ私が子供の頃からずーっと連載してるのだ!マンガ喫茶とかブックオフで頑張って読んでるのに読破できてないんだけど、第6部だけならなんとか手に負える。(^^;
主人公の6代目ジョジョ、「徐倫」というキャラクター(表紙中央)は、普通の女性という性別を超えて、どこかスコーンと突き抜けてるところがある。普通じゃない・・・まぁ、そこが可愛いんだけど。・・・で、この辺ってエルメェスはどうしてるんだっけ?<話について行けてない
FFが死んじゃったのはショックだったぞ。アナスイ、めちゃくちゃでナイス。でも私はウェザーリポートの方が好き( ̄w ̄)ていうか、大本命はやっぱり父(承太郎)ですね。オッサンのくせにカブトムシだけど。復活を願います。

『AMAKUSA1637』(赤石路代)
 ≫公式HPはこちら
修学旅行中、夏月は乗った船が大波に襲われ、意識を失う。目覚めるとそこは江戸時代の天草、夏月を「天草四郎」と呼ぶ人たちがいた…。やがて、夏月を中心に生徒会メンバーが島原・天草地方で再び出会いはじめた。そんななか、ますます激しくなってゆく幕府側の切支丹狩り。飢えや貧困に苦しむ人びとは、さまざまな奇跡をおこしつつ“四郎”として生きる夏月に強い救いを求める。一方、幕府側の人間である八塚、宮本。彼らは夏月の敵となってしまうのか――!?

・・・の、1〜3巻を読む。少女マンガ。月刊flowersに連載中の赤石路代のタイムトリップ歴史ロマン(?)。主人公の夏月(なつき)は中性的な女の子で、可愛い系じゃなくかっこいい系。剣道がものすごく上手い。夏月と宮本(男)は両思いなんだけど不安定で、八塚(男)が横恋慕してる状態。夏月と仲の良い友達(女)が夏月のことを大好き(!)で、「夏月が男だったら良いのに」とか言ったりもする。そのまま主要メンバーがそっくり江戸時代の九州に飛ばされてバラバラになったら、八塚が夏月そっくりの天草四郎(男)と出会って・・・( ̄m ̄)・・・だったりして、もう大変。面白いわこれ。史実とフィクションを絡めて、夏月たちが過去に来たせいで歴史が変わっていくという流れらしい。まだ3巻までしか出てないので、これから先が長そう。
ちなみに、赤石路代はもともとかなり好きだったりする。篠原知絵などよりもずっと感覚が合うので、コミックも大体読んでる〜。一番好きなのは『アルペンローゼ』、一番泣いたのは『天よりも星よりも』。

で、私的なジョジョと天草の共通点は何かというと、「性別を超えたヒーロー」です。どちらもとっても面白い。

●読書中:The Fourth Hand(John Irving)@1章・The Lion Guy
パトリックというアメリカ人ジャーナリストが、インドでテレビの取材をしている。冒頭あたりは過去の恋人たちがパトリックがどんな人物かを語っていて、そのあとはジャーナリストとしての仕事のこと、現地インドでドイツ人の恋人ができたこと、彼女との情事云々とつづく。ニューヨークにいる奥さんから電話がかかってきたりして。で、左腕を食いちぎられると。

なるほどー、これがアーヴィングの最新作か・・・。冒頭何ページかを読んでいる時、『春琴抄』を思い出した。あれは句読点なしでずっと繋がってる文章なんだけど・・・The Fourth Handは句読点はちゃんとあるのに、妙に文と文が繋がってるみたいに見えて、変な気分だった。
皮肉っぽかったり、ダークなユーモアがあったりの雰囲気。ドイツ人の恋人の名前がモニカというんだけど、最初に言ったままずーっと'Monika with K'なんて呼んだり。普通に「モニカ」と呼ばずに'Monika with K'だと恋人の名前というよりも記号のようで、他にもモニカがいるみたいだ。話も面白そうなので、このまま順調に読めるといいな。

●アマゾンから到着 \4195
『千と千尋の神隠し(通常版DVD)』

きゃ〜〜!面白いよ〜。すごい・・・見入ってしまった。やっぱりいいなぁ。結局映画館で見たのは1年近く前に1回きりだから、もう一度感動してしまった。英語字幕とフランス語版吹き替えが入ってるので、切り替えてみてみようっと。



2002年07月21日(日)
The Fourth Hand(John Irving)読み始め♪

●読書中:The Fourth Hand(John Irving)
 ≫Chapter one
<内容>
TVジャーナリスト、パトリックは、インドでサーカスの取材中、ライオンに左手を食いちぎられる。幸い、事故死した男の手が移植されることになるが、手術を目前に「手」の未亡人に子作りを迫られ、やがて男の子が誕生する……。稀代の女ったらしが真実の愛に目覚めるまでのいただけない行状をつぶさに描く、抱腹の純愛長篇。
*翻訳本『第四の手』の詳細情報より

翻訳本が今月末に発売だそうなので、できればそれまでに一度ザッと読んでおきたいなと思って読み始める。英語そのものは読みやすいので、内容を取るだけなら早いかも。問題は内容だけ。

The Fourth Hand書評@タトル(日本語)
The Fourth Hand公式サイト(英語)



2002年07月20日(土)
Year of the Griffin読了

今、クーラーなしダイエットを実行中。まったく、よくやるよ私も。
私じゃなくて家族がだけど、それに付き合う形で。いわく、昔クーラーがなかった頃には、夏は汗をかいて痩せて、秋になると沢山食べてその分を回復して寒い冬に備えたのだとか。・・・いや、熊じゃないんだからさぁ、と思いながらもなにやら説得力を感じてしまう。
確かに私も、部屋にクーラーがなかった頃は必ず2、3キロ夏痩せしてたし、じっとしたままでダラダラ汗をかけるのなんて今だけだ。でも今日は部屋でボーっと本を読んでたら、暑すぎて頭が痛くなったので、あっけなく挫折したけど(ダメじゃん)。ま、全然なしは無理だから、それなりにということで。

Year of the Griffin(Diana Wynne Jones)読了
 ≫感想はこちら
読み終わってホッとした。次のDWJ本は、Deep SecretDogsbodyかな。来月あたり?

陰陽師(映画)を見た
うおおおお!イイっ!(≧▽≦)野村萬斎(清明)がナイス!きゃ〜 イメージピッタリで最高だった。博雅が私のイメージよりも弱かったけど、それ以外は全部OK! ストーリーも良かったし。映像で見て印象的だったのは、同じ時代劇でも(江戸ものより)立ち回りシーンが優雅だなってこと。裾捌きがきれい。博雅が死んだときはどうしようかと思ったけど、まさか生き返るとはね!!うひゃ〜



2002年07月19日(金)
エラリー・クイーン

●ラーメン
○福で「玉子そば」を食べてきた。数日前からラーメンが食べたくて食べたくてしょうがなくって、妹に言いまくっていたら「私も食べたくなってきた」とか言うので一緒に行った。この店は小さいころからの馴染みなので、私にとっては「ラーメン=玉子そば」。「味が落ちた」とか「代替わりするともうダメねェ」とか言われても、今更変えることは出来ないのだ!夜の客層は仕事帰りのおじさんばかりで、うちらだけかなり浮いてたけど、そんなこと今更気にしないし。
食べた後ブックオフに行ったらお腹が落ち着いたので、ルミネの地下でソフトクリームを食べてしまった・・・キハチの黒ごまソフト・・・食欲ありすぎ。(−−;

●読書中:Year of the Griffin(Diana Wynne Jones)
今日中に終わる・・・のは無理かな。でも、週末中にはきっと!

●Deep Secret(Diana Wynne Jones)新版情報
左が2002/11発売の新版、右が前からある版。来年の春に出る予定の新刊The Merlin Conspiracyが、Deep Secretの続編なのでこれを機会に・・・ってことだろう。
地球とか別の惑星とか、パラレル宇宙とかそんな感じのSFがかった話のよう。凝った話なのかな? おもしろいといいな。<持ってる

●読書中:『エジプト十字架の謎』(エラリー・クイーン)
The Egyptian Cross Mysteryの翻訳書。
やっぱりこういうガチガチの本格ものって、独特のクセがある気がする。スタイルというか、定番の形っていうか、雰囲気というか・・・上手く表現できないけど、同じミステリでも宮部みゆき等とか違う独特の型がある。それになじみがあれば読みやすいし面白いけど、どうしてもダメな人もいるんだろうな。
エラリー・クイーンは、X、Y、Zの悲劇と、あと国名シリーズをちょっと読んだだけのはずなので、このままざーっと読破してみようかなと思ってる。クリスティの時もそうだったけど、こういうのって読み慣れてくると1日1、2冊ペースでガンガン行けちゃうから、没頭したい時にはピッタリ。エジプトは今日中に終わりそう。その次はローマかな。

●買った本@ブックオフ 3冊¥1050
『ホテル・パスティス(上)』(ピーター・メイル)¥105
『オランダ靴の謎』(エラリー・クイーン)¥315
『人間になりたがった猫』(ロイド・アレグザンダー)¥630

『レコンキスタ:ツーリング・エクスプレス特別篇(2)』¥410<新刊・マンガ

ん〜。あればあるだけEQの本を買ってくるつもりだったけど、1冊しか無かったので他の本もいくつか。『ホテル・パスティス』のPeter Mayleは、『南仏プロヴァンスの12か月』というエッセイで有名だけど、こちらは南仏を舞台にした長編小説だそうだ。面白そう。ハードカバーは上下両方あって、文庫は上巻しかなかったので、どういう組み合わせで買うかちょっと悩んだ。 全部¥100だったし。(^^;



2002年07月18日(木)
苦手な本

●読書中:Year of the Griffin(Diana Wynne Jones)
Dark Lord of Derkholmの時に言ったかどうか覚えてないけど、私は実はこの2連作が好きじゃなかったりする。(他の作家作品に比べると)ストーリーは面白いと思うから感想を書くと良い評価になってしまうし、後半の追い込みはやっぱりすごいし面白いし、積極的に嫌いなわけではない。けど、DWJの作品にランキングを付けると最低になってしまう程度には苦手。

理由はいくつかあって、そのひとつは冗漫で中途半端な感じがすること。Dark Lord〜では観光客とかツアー旅行に対しての皮肉があったし、Year of the Griffinはあからさまに大学に対する皮肉を表現している面がある。・・・そういうピリッとした皮肉・批判は非常にイギリス人らしくて、ジョーンズさんの一面が現れてるんだろうと読みながら思う。
でも、そのせいでストーリーに色々な要素がありすぎて、(ファンタジーとしての)焦点があいまいで散漫な感じがするわけ。先生と生徒の対立と交流を描きたいのは分かるけれど、先生が誰々はCマイナス、誰それはD、等と何ページにも渡って延々と悩みながら成績をつけるシーンなんて、うざくて投げ出しそうになった。そういう散文的な場面がずーーっ続いて出来上がってる話なので、ストーリーに入れないと結構キツイものがある。
まぁ、このシリーズが好きな人たちは、そこが良いんだ!と言うだろうし、私だって日本語でサラサラと読んだら軽くて面白いと思うかもしれないから、こんなのは単純に好みと気分の問題だけどね。

もうひとつは、決定的に魅力のあるキャラ、強烈なキャラが居ないこと。ちょっと変わった人物は沢山出てきても、誰も彼もみ〜んな類型的でありがちなキャラクターを抜け出せていない。これは!というヒーローもヒロインも居ない。
DWJの作品群を色分けすると、これはデイルマークと同じ(キャラではなくて)世界そのものが主役の話、ってことだと思う。うーん、デイルマークの世界には深さと広がりを感じるんだけど、このダークの世界はねェ・・・なんだか、行き当たりばったりな感じがしてどうもねー・・・。

『水琴館の惨劇―銀猫堂奇譚』(岩崎るりは)読了
<内容>
不安は猫をも殺す。恐怖への不安は、不朽の魂を持つ猫さえ殺してしまうものです。水琴館に秘められた水琴窟の音色に惹かれて気のふれた人達が集まってきます。今まさに御影家に伝わる惨劇の幕が開きます。耽美ミステリー。

<感想>
うん、私は嫌いじゃないです。殺人事件があって、大きな謎があって、それを解明する話だから「ミステリー」で間違いでは無いんだけど、いわゆる本格ミステリーが好きな人にはかえって向かなそうな、変わった雰囲気の話。耽美というか・・・じね好きで猫好きで、かつミステリー(謎)が好きなら向いているかも。謎の解明以外の部分が、かなり修飾が多くて・・・綺羅綺羅しい。詩的で散文的だし。猫は最初から最後まで出っぱなしで、なんと彼らがメインテーマだったりする。

カップリングと犯人はわりと早くわかった。まぁ直感に近いけど、状況を考えるとあの人しか居ないし。猫のブリードの話と、人間の血筋の話が重なっていくところがすごかった。一種異常な世界なんだけど、作者は有名な猫のブリーダーだそうで、その知識に裏付けられた迫力があった。

『猫の恩返し』森田宏幸監督インタビュー
天空の城ラピュタ(DVD)
【2002/10/04発売 ¥3995】
やっとDVDが出るらしい!ラピュタは持ってないから、これも予約しようかな〜



2002年07月17日(水)
ダイエット

大変ファンシー、かつ身もふたもないカンジの缶ビールを発見。
 ≫サントリー「ダイエット<生>」
こ、これは一体・・・。『夏こそダイエット!』『家に帰っての一杯はダイエットで』・・・って、あのさ・・・。こういうのは大抵まずいと相場が決まってるけど、これはどうかな。あっ、レシピの「ベトナム風生春巻き」って美味しそ。作ってみようかな。

プルマンが業界のハリポタ熱にキツイ一言
あはははは!ひゃひゃひゃ なんて「ありがち」な発言!!いるよね、こういう人・・・。ニヤニヤ笑いが止まらない。
「100タイトルあればそのうちのせいぜい1タイトルが成功すればいいところ」というのは私もまったく同感だけれど、狂ってる云々は何を今更って感じ。出版界の大氷河期にあって、ハリポタがたった1作でそれだけのブームを巻き起こしたことこそがすごいんじゃない。その結果としてプルマン自身の本も売れてるのに、今更なにを言ってるんだか。新人開拓、大いに結構!新しいタイトルも期待してます!

The Fourth Hand(John Irving)の読書会は、私のごり押しにより来週からに決まった模様。翻訳本が今月中に出るという話なので、その前に取り掛からないと勢いがなくなりそうなんだもの。参加者希望者は、本とYahooIDを準備の上あちらまで。

●更新:トップのハーボットに新しいゲームが入りました♪
≫ハーボカート
ひさびさにゲーム入荷っす!しかも今回は、「Harbot」サービスが一周年っていう話し聞いて、出血大サービス、無料でご提供っす!!スター☆ゲートパスじゃない人でもロッカー送っちゃいます!
ゲームはレーシングゲームっす。コースアウトしないように回ると、タイム記録って感じっす。シンプルだけど、燃えるっす。
【注意】このゲームはハーボックスf専用です。Javaアプレット版ハーボックスでは選択できません。


・・・だって。カートに乗ったハボの後ろ頭が可愛い。



2002年07月16日(火)
暑いときはミステリーで行きましょう。

●アマゾンに注文 ¥4,867
『千と千尋の神隠し(通常版DVD)』 7/19発売
『山伏地蔵坊の放浪』(有栖川有栖) 7月発売の新刊

有栖川の『山伏〜』はノンシリーズの短篇集で、未読だったのが文庫化されたので注文した。文庫のミステリといえば、
『暗闇の薔薇』(クリスチアナ・ブランド)
『今宵は浮かれて』(アリサ・クレイグ)
『曲った蝶番』(ディクスン・カー)
・・・を読みたいんだけど、これはブックオフにあるかもしれないので一緒に注文するのは止めた。

●ということで、ブックオフに行って買った本 3冊¥600
『ローマ帽子の謎』(エラリー・クイーン)
『エジプト十字架の謎』(エラリー・クイーン)
『毒入りチョコレート事件』(アントニイ・バークリー)

全然違うの買うし。そういえば私、EQの国名シリーズって数冊しか読んでないんだっけ、と思い出して(多分未読の)2冊を買ってみた。『オランダ靴の謎』にはかなり感激した記憶があるのに、どうしてもっと読んでみようと思わなかったんだろう。それとも、読んだのに忘れてるだけ?

●読書中:『水琴館の惨劇―銀猫堂奇譚』(岩崎るりは)
<内容>
不安は猫をも殺す。恐怖への不安は、不朽の魂を持つ猫さえ殺してしまうものです。水琴館に秘められた水琴窟の音色に惹かれて気のふれた人達が集まってきます。今まさに御影家に伝わる惨劇の幕が開きます。耽美ミステリー。

今のところは、ミステリというよりもホラーに近い雰囲気。ミステリは話に論理的な整合性があるけれど、これは不思議なことが起こりすぎてて理論も理性もあったもんじゃないというか・・・。まだ最初の方なので、引き続き読みます。
それで、表紙の青年は語り手の「僕」だと思っていいのかな?本当にいいんですかね、こんなに美麗な姿で読んでしまっても。いや、ダメって言われてももう遅いけど。



2002年07月15日(月)
『マレー鉄道の謎』(有栖川有栖)読了

創元コンテンポラリ
東京創元社の「文学」「エンタテインメント」といったジャンルの垣根をこえて、活きのいい小説を紹介していく、文庫の新レーベル。6月刊が↓の2冊。
『ジャックと離婚』(コリン・ベイトマン)
『愛しのクレメンタイン』(アンドリュー・クラヴァン)

7月にはフランチェスカ・リア・ブロックのウィーツィ・バット・ブックスの文庫化が予定されている。・・・・もしや、創元コンテンポラリの裏テーマは金原瑞人(翻訳者)か?(^^;

●あれ?
旅行から帰ったらクレストマンシー同盟がリンク切れしている模様。なぜ?誰か詳細をご存知の方いませんか?

『マレー鉄道の謎』(有栖川有栖)読了
話の舞台になるマレーシアの隣国、インドネシアに旅行ということで持っていった本。昨日読了。旅先で読むのは臨場感があって良かったです。外国に居るってことがどういうことか、アリスの気分が伝わってきてとても面白かった。感想はちょっと語りに入ってます。
 ≫感想はこちら

●読書中:Year of the Griffin(Diana Wynne Jones)@3章
こちらは旅行中にはあまり進まなかったので、まだ最初の方。2章までに主要キャラクターが出揃うのだけど、読んでいて混乱する。人間、ドワーフ、グリフィンが入り乱れて、さらに馬まで喋るし。これは、ちょっとキャラクターを整理しないとダメかも。

●買った本
ダ・ヴィンチ 8月号¥450



2002年07月14日(日)
帰ってきました。

バリから帰ってきました。。留守中に来て下さった方々、どうもありがとうございます。日本語が通じるので、ストレスのない快適な旅行でした。

昨夜は飛行機の中で4時間寝ただけなので、今猛烈に眠いです〜。でも、一度も起きずに4時間も熟睡したことの方がすごいかも。旅行中の2日目以降のことは追々。




2002年07月10日(水)
日本〜バリ島

今日から旅行ですので、帰国予定の14日までは更新が完全に止まります。
バリに行くというと、どうして皆よってたかって脅かすんでしょう。誰それの娘さんがバリでウニに触ったらかぶれてヒドイ目にあったとか、ああいう所で焼けると汚く焼けるんだとか<なにそれ 生水や氷どころか、果物を切った包丁に付いた水滴にあたってお腹壊したとか。って、そんなこと言ってたら歯磨き洗面も出来ないよ!? そんなにワイルドなところなんでしょうか。(^^;;わぁ。
・・・その前に台風が心配。飛行機、飛べるといいけど。

期間:7/10(水)〜14(日)
行き先:インドネシア バリ島(ヌサドゥア泊)

<ジェネラル・インフォメーション>
正式国名:インドネシア共和国バリ州(Bali, Republic of Indonesia)
州都:デンパサール(Denpasar)
時差:マイナス1時間
通貨:1ルピア(Rp.)=¥0.01
言語:公用語=インドネシア語 文字=ローマ字表記
気候:年間を通じて日本の夏と同程度の気温。

--------------------------------
10:30 家を出る。
11:45 成田エクスプレス乗車(新宿発)
13:00 新東京国際空港(成田)第2ターミナルビル着
14:00 Iカウンター(JTB)受付、空港チェックイン
17:15 JL729便 成田発(16:20の予定が遅れた)
11:20(日本時間12:20)JL729便 ングラライ(デンパサール)国際空港着
12:30 グランド・ハイアット・バリ(inヌサドゥア)着・チェックイン
1:00 部屋へ。
2:00 就寝

とにかく移動の1日だったが、家を出てから14時間後にはホテルにいたというのは、やっぱり近いと感じた。その時間はヨーロッパ行きだったらまだロシア上空だろうし、アメリカだったらアラスカかカナダ北部上空だろう。夕方発の飛行機なので、普通よりゆっくり起きて、台風が近づいているせいで小雨の降る中を、スーツケースを引きずって待ち合わせ場所の新宿へ。台風が不安・・・。

バリの知識がゼロなので、とにかく成田エクスプレスの中で『地球の歩き方 バリ島』を読み始める。千葉に入ったら雨が上がり、普通に空港について、JTBのカウンターで航空券を受け取って注意説明を受ける。空港にチェックインしてスーツケースを預け、飛行機の座席を確保して(通路側か非常口の脇にしてくれと注文を付けるのも忘れず)、お腹がすいたので昼飯を食べて、出発のゲートを確認してさっさと出国ゲートを出る。

出たとたんに免税店・・・。い、いかん、早くもこんな所に罠がっ!!((( ̄∀ ̄;きゃああ!出発ゲートは地図で見ると一番端だったので、モノレールや動く歩道に乗りながら、何百メートルも歩く。

ちなみに。
<出国手続き>これは大体どこの国でも順番が決まっているらしい。
・空港に入る:手荷物検査とパスポートが必要
(必要な場合はこの後でJTBなど旅行会社のカウンターへ直行して必要書類を受け取る)
・空港チェックイン(搭乗手続き):X線荷物検査 空港使用料(払っていない場合)、飛行機の座席を確保(席に希望があれば一応言ってみると良い)、スーツケースを預ける。添乗員付きの場合は全部やってくれる
・出国ゲートを出る:パスポート、航空券ほか重要書類を全部見せて出国スタンプを押してもらう。税関審査、手荷物のX線検査、ボディチェックあり。
・出発ゲートから飛行機に乗る

<入国手続き>順番が逆になって、検疫と税関が入る。
・検疫(あれば)
・入国:飛行機の中で配られる入国カードとパスポートを見せて入国スタンプを押してもらう
・ターンテーブルで自分のスーツケースを探す
・税関:これも飛行機の中で税関審査の書類が配られる。申告するものがあれば申告する。なければたいてい素通りか、手荷物の中を見せる程度のことが多い。

飛行機に乗り込んでビックリ、なんと席がビジネスクラスだった(元はもちろんエコノミークラスだったのだが、余ってた?か何かで回してくれたらしい)。広々〜(≧▽≦)早めに来た甲斐があったかも。台風のせいか、到着も出発も遅れ気味ではあるものの、何事もなく離陸。飛行時間は7時間程度。日本航空(JAL)は直行便なので早い。機内で引き続き『地球の歩き方 バリ島』を読みつづけ、沖縄上空あたりで読了。(^^;
台風だと言っても、雲の上はよく晴れていて青空がきれい。目的地はインドネシア共和国バリ州のングラライ国際空港(Ngurah Rai Airport)。国際的には「デンパサール国際空港」だが、Ngurah Raiというのがオランダと戦った英雄の名前だそうで、バリの人たちにとってはあくまでNgurah Rai Airportなんだそうな。

で、そこについたら、空港の職員の人を見て単純なことに気がついた。・・・そうか〜、インドネシアって黄色人種の国だったのね。全員が(日本でいう)サーファーのような肌の色。アフリカ系の黒人と日本人の中間って感じ。それに、なんで女の人が皆あんなにスリムなの!?キレイすぎ!(笑)

おっと、脱線。今回の旅行はJTBのパックの、添乗員ナシというパターン。飛行機に自力で乗って目的地に着いたら、ゲートの向こうでJTBの係員が待っていてくれる筈。で・・・空港の建物を出たら、現地の人の群れが・・・怪しげなアロハシャツ(よく見たらJTBのロゴ入りの係員専用のシャツだった)にダボダボのパンツを穿いたオニイサンたちが団体で居る。

こ、怖いんですけど・・・
まるで「ダフ屋」のような姿が・・・

気を取り直して、大きなJTBというサインを持ったオニイサンの所へ歩いていくと、ホテル名を聞かれる。同じホテルに行く人は家族連れが1組、カップルが2組と、私たちらしい。バスに乗ってホテルにつくと、まずロビーの風通しのよさにビックリ。外との境になる壁が無い。うーん、まさに常夏の土地ならではの建築か。
それからも色々あったものの、とにかくなんとか部屋に落ち着く。部屋が広い!翌日は観光に行くため7時起きだそうなので、モーニングコールを頼んで就寝。



2002年07月09日(火)
Year of the Griffin/マレー鉄道の謎

●更新
トップ:ハーボックスがバージョンアップしました。中身は前と変わってませんが、起動が早くなったようです。
DWJ著作リスト:Dark Lord of DerkholmとYear of the Griffinの部分を追記。

●読書中:Year of the Griffin(Diana Wynne Jones)
<STORY>
Dark Lord of Derkholmの続編。
チェスニー氏の巡礼団がなくなってから8年が過ぎて、魔法使い大学(the Wizards' University)は混乱を極めていた。新入生として入学した魔法使いダーク(Derk)の娘でグリフィンのエルダとその同級生たちは、ひどい先生に当たってしまった。退屈な講義、不味すぎる大食堂の食事。さらに、経営困難に陥った大学が保護者に寄付を呼びかける手紙を出したことから、事態はさらに悪化する。エルダたちは、はぐれもののグリフィンで構成される暗殺者集団と戦わなくてはならなくなる・・・。彼らは、大学の1年目を無事に終えることが出来るのか?(アマゾンの内容紹介文を適当に抄訳)

どうかなと思ったけど、読み始めたらやっぱり面白い!大学の経営側のリーダー格の人物(学長?)でCorkoran(ココラン??コーコラン??コルコラン???)という人がいて、彼が人物的に問題ありらしい。月に行く最初の人間になることに情熱を燃やしている変人で、嫌われものでもある自分勝手な人物。でも、人を動かすのは上手なようで、周りを振り回している感じ。エルダと同級生は彼の担当学生になった仲間で、冒頭1章での自己紹介を読むと、それぞれが問題を抱えて大学に来ているらしい。暗殺者集団云々は、その関係で起きるトラブルだろう。

<Year of the Griffin参考リンク>
羊王国(なつめさん)2001年10月の日記にレビュー・イラスト・内容紹介があります。

●読書中:『マレー鉄道の謎』(有栖川有栖)講談社ノベルス
今だからこそ問う真正面の「本格」!
マレー半島を訪れた推理作家・有栖川有栖と臨床犯罪学者・火村英生を待ち受ける「目張り密室」殺人事件!外部へと通じるあらゆる隙間をテープで封印されたトレーラーハウス内の死体。この「完璧な密室」の謎を火村の推理は見事切り伏せられるのか?真正面から「本格」に挑んだ、これぞ有栖川本格の金字塔!

マレーシアを舞台にしたミステリ。この5月に出た新作で、作家編では最後の未読本・・・。



2002年07月08日(月)
『肉体泥棒の罠』読了

The Tale of the Body Thief(Anne Rice)読了
ふぅ、読み終わった。濃い話〜・・・濃厚なビターチョコレートと強いアルコールを同時に口に入れたらこんな気分になるかなぁ、という感じ。1冊でお腹がいっぱい!私はレスタトとルイのカップリングが大好きなので、二人の絡みが楽しくてしょうがなかった。事件が起きてからまずルイのところへ行くのも、後から
>what I wanted to do most in the world was to turn to him and put my arms around him and weep on his shoulder as I'd never done.
なんて回想するのも濃くてねー。( ̄∀ ̄ほほほ た〜のし〜

デイヴィットとレスタトが話してると、いつもデイヴィットの方が年上のような印象を持つのは何故?外見はともかく、実年齢はレスタトの方が桁違いに上なのに・・。レスタトが幼い(爆)のと、デイヴィットがいつも穏やかで余裕があるように見えるからかな。
ええと、感想は後ほど(多分)

●次は何を読もう・・・。



2002年07月07日(日)
七夕ぁ?

ああ、今日は7月7日か。うちの地元では七夕は8月7日だから、この辺ではまだまだ全然七夕じゃない・・・まさに影も形もない。地下鉄の駅に笹が置かれて、願いごとを書きましょう状態になるのは今月の後半以降。飾り付けは8月に入ってからだ。
ちなみに、旧暦だった頃の7月7日というのは、今の暦で8月上旬から中旬にあたる。七夕は星祭りなんだから、気候が安定して、1年で天の川が一番くっきり見える時にやるのが筋ってもんでしょ。梅雨も明けてない時期に七夕を祝おうってのが無理なのよ!( ̄∀ ̄ふ。 
ところで、元々は1年に1度じゃなく、7日目に会う(1週間に1度会う)設定だったという話は本当か?ま、それだとありがたみはないけど、現実的ではあるよね。今日、ゆきに話しかけたら、七夕のイベントが起きた。背景の夜空に天の川が流れてなかなかステキ。ゆき曰く「キレイだったね」だって。

絶叫城殺人事件(有栖川有栖)読了
今月に入ってからさりげなく調子が悪いので、読みやすい本を読んでみる。「館」をテーマにした短編集で、どの話でも比較的大きなお屋敷、またはそれに類する場所が舞台になっている。と、これだけだとある意味「正統派的」という感じがするけど・・・( ̄∀ ̄)ニヤ 一番気に入ったのは、5話目の『紅雨荘殺人事件』。
 ≫感想はこちら

●買った本
『幽霊刑事』(有栖川有栖)¥1030
【新書 - 376 p (2002/07/01) 講談社 ISBN: 4061822667】

ノンシリーズの単発本。前からタイトルは知ってたけれど、新書版が出たので手に取った。単行本と同じ装丁で、『マレー鉄道の謎』の隣にタワーになってた。紹介を見ると、どうも「本格ミステリ+ラブストーリー」という内容らしいので興味をひかれて即買い。有栖川有栖は、この作家はきっとラブストーリーを書かせたら上手いだろうと前から思っていたので、期待してます。

『金枝編』文庫5冊セット(ジェームズ・ジョージ・フレイザー)¥3500
Leonさんに教えて頂いた情報。
7/9発売、というか復刊。DWJの『九年目の魔法』に出てきたThe Golden Boughの完訳本。ずっと在庫切れだったのが、重版がかかった様子。この本、難しいんだよなぁ・・・。買っても読みきれないだろうけど、それでも資料に欲しい〜。

●そういえば、今月中にジョン・アーヴィングのThe Fourth Handの翻訳が出るらしい。
『第四の手』小川高義訳
【新潮社 7/31日発売 本体2200円 ハードカバー 400頁 4105191101】
 ≫詳細情報(内容紹介・表紙画像)はこちら

そうか〜、もう訳が出るのか。それなら、早く読まないと・・・。



2002年07月06日(土)
横浜赤レンガ倉庫/洋書バーゲン(2回目)

来週、7/10(水)〜7/14(日)にインドネシアのバリ島へ行く予定なので、今日は同行者と最終打ち合わせをしに横浜まで行った。横浜赤レンガ倉庫という、歴史的建造物を再利用して、ショッピングモールにしたところでご飯を食べた。趣があって変わった建物。みなとみらいの辺りって、妙にだだっ広くて「港」って感じがする。
午後そちらを早めに切り上げて、帰りに紀伊国屋の洋書バーゲンへ(2回目)。今回のバーゲンはアタリだな。ペーパーバックが(500円じゃなくて)400円だし、前回もそうだったけど、定価で買うつもりだった本が沢山あったのがうれしい。アマゾンでの値段を調べたら、1000円以上の本がばっかりで驚いた。

●買った本@洋書バーゲン ¥3885
<値段の書いてない本は400円>
From the Dust Returned(Ray Bradbury)¥700
A Density of Souls(Christopher Rice)¥700
Girl with a Pearl Earring(Tracy Chevalier)¥700
The Blind Assassin(Margaret Atwood)
The Best of Roald Dahl(Roald Dahl)
Ransom(Julie Garwood) 
Where the Red Fern Grows(Wilson Rawls)

≫From the Dust Returned(Ray Bradbury)
去年の10月に出版された、ブラッドベリの新作長編。上の表紙はUS版だけど、買ったのはUK版の方。ペーパーバックは9月発売。700円は安い!内容等はこちらにまとめてあります。

≫A Density of Souls(Christopher Rice)
『ぼくたちの終わらない夏』の原書。訳で読んで気に入ったので、元の文章を見てみたいと思ってた本。アン・ライスの息子、クリストファー・ライスのデビュー作でもある。親の七光りじゃなく、こちらもかなり力のある作家です。今後にも期待!

≫Girl with a Pearl Earring(Tracy Chevalier)
『真珠の耳飾りの少女』の原書。同名のフェルメールの絵画を元に作った小説。

≫The Blind Assassin(Margaret Atwood)
 2000年ブッカー賞受賞作。前から気にはなっていたものの、ヤヤコシイという噂なので買う気になれなかったが。400円なら・・・。
≫The Best of Roald Dahl(Roald Dahl)
 ロアルド・ダールのベスト短編集。
≫Ransom(Julie Garwood)
 ロマンス本、名前買い。ジュリー・ガーウッドは前から興味があったので。
≫Where the Red Fern Grows(Wilson Rawls)
 花コレクションに、前から気になってた本を1冊。Fern:シダ

●更新
バーゲン本を花コレクション積読本リストに追記。



2002年07月05日(金)
アルテミス・ファウル/肉体泥棒の罠

●角川書店の今月の新刊にArtemis Fowl(Eoin Colfer)の翻訳が・・・
『アルテミス・ファウル:妖精の身代金』
全世界でベストセラー! 悪のハリー・ポッター登場!2002年映画化決定!アイルランドの裏社会の御曹司で12歳のアルテミスは、妖精の持つ魔法書を、コンピューターで解読、巨万の富を得ようとする。妖精たちはあらゆる手段でアルテミスに立ち向かうが−−。
-----------------------------------
LeonさんのところのNewsで知った。この本は、いちおう去年の5月に読んだけど、コンピューター用語とハードボイルドな場面の連続で、ぶっ飛ばして読んでたらなんだか分からないうちに終わってたような・・・。最初、突然アルテミスとその腹心(!)がデジカメ取り出してパチパチ写真を撮り始めるシーンは、なかなか強烈だったので覚えてるけど、それ以外はすでに記憶が断片的・・・。こういう本こそ再読するべきかも。2巻を買おうとしてる場合じゃないって!映画って、きっと機械であふれたサイバーアクション風になるんじゃ?それはそれでおもしろそうよね。

●読書中:The Tale of the Body Thief(Anne Rice)@9章
これにどっぷり漬かって、出て来れなくなってる。他の本が読めないよー。
レスタトが肉体泥棒・・・肉体を交換しながら長い間生き延びてきた人間に会って、「人間の体に戻ってみたくないか?」等とそそのかされる。初めは乗り気じゃなかったのに、話を聞いてたら段々と興味が湧いてくるレスタト。読みながら、「このあほーーっ!」とか叫びたくなったり。だって、あからさまに怪しいじゃないの、この泥棒さん。

●更新:積読本リスト
「L」の項に、ゲド戦記4冊を追加。本棚から発掘したのだ!まだまだ、何十冊単位で眠ってるペーパーバックがあるけど、先は見えてきた気がする。どうやら、全部で150冊はないと見た。



2002年07月04日(木)
破妖の新刊!

●前田珠子の破妖シリーズ新刊
『鬱金の暁闇(1):破妖の剣6』 8/1発売 440円
ニュースソースはコバルト文庫公式サイト

おおお、とうとう本編6作目が始動!!外伝はいくつか出てたけど、本編はかなり長い間止まってたはず・・・10年くらい?・・・そんなにはならないか。待ちくたびれて、そのうち話を忘れちゃったけど、でも破妖だけは絶対読むよ〜。 

紀伊国屋洋書バーゲン ¥3360
Thorns of Truth(Eileen Goudge) ≪花コレクション
Dawn in Eclipse Bay(Jayne Ann Krentz)
Lilith(George MacDonald)
Places in the Dark(Thomas H. Cook)
The Valley of Horses(Jean M. Auel)
Lasher(Anne Rice)メイフェアの魔女たち
Violin(Anne Rice)
Merric(Anne Rice)

あー、楽しかった!やっぱりバーゲンは楽しい!!
ペーパーバックは400円均一だった。買ったものを眺めると、私的に「これは反則買いだ」という本が2冊あるのに気がつく。自分で「未知の作家の本を2冊以上持たない」って決めてるんだけど、Places in the DarkとThe Valley of Horsesはこれに違反してる・・・でもまぁ、いいか。400円だし!
Thorns of Truthの、'Thorn'って単語は山査子の木という意味もあるけど、このタイトルはバラの花のトゲからの比喩だろう。ロマンス本かと思ったけど、ジャンルは一般小説らしい。ちなみに山査子(サンザシ)はバラ科で、花期は春だそうな。写真⇒こことかこことか。

ジョージ・マクドナルドのLilithは、『リリス』の原書。読みたいと思いながらも、翻訳本はページが黒くて(漢字が多くて)ややこしそうなので、それだけでパスしてた。でも原文は文章そのものは意外に読みやすそう、表紙もいい感じ。それに、まぁ400円だし!<そればっかり(^^;

●更新
バーゲン本を花コレクション積読本リストに追記。



2002年07月03日(水)
円高〜

ぎゃー!一昨日の日記に書いた<気になった本>が、「600円台まで下がったら、本気で考えようかな」なんて言ってたら、すでに両方とも600円台になってる!どうしよ、どうするよ私!もしかして、もっと下がったりする?ドキドキ。

●読書中:The Tale of the Body Thief(Anne Rice)@7章
 ⇒EXCERPT
ランダムハウスに1章冒頭があるのにリンクし忘れてた♪(^^ヾ
ようやく1/4のところ。4章は、デイヴィットとレスタトの禅問答だった。神と悪魔とか、死ぬのが怖いかとか、そういうことを延々と二人で語っている。6章で肉体泥棒が直接コンタクトを取ってきた、らしい。

●読書中:『陰陽師:龍笛ノ巻』(夢枕獏)読了
≫『呼ぶ声の』4話目・読了
誰もいない桜の木の下で琵琶を奏でる伊成を呼ぶ声がした。それから夜ごとに伊成を訪れるようになったものの正体は・・・
冒頭の、伊成が琵琶を奏でるシーンがものすっごくきれいだった!桜の花びらがひらひら舞い、琵琶の音が響く。場面がビジュアル的にキレイという以上に、文章の表現が素敵だった。こういう文章表現力は、明らかに翻訳書には無い魅力だ。日本人の本を読むと、翻訳者は作家ではない、と思い知る。

≫『飛仙』5話目・読了
疝気に効くといって貰った薬を飲んでから、藤原友則の娘に変調が起きる。高いところから飛んだり、体中をかゆがったり・・・。それと前後して、宮中でも妖のものが目撃され・・・。
わーーー!!なんて気持悪いっ!(><)だから私は虫は嫌いなんだってば!ぎゃー!娘の変調を清明が治すところ、読んでいたらリアルに想像してしまって悪夢だった。ああ、思い出したら、また体が痒くなってきた〜

●アマゾンから到着 2冊¥2316
Native Speaker(Chang-rae Lee)¥1287
Journey to the River Sea(Eva Ibbotson)¥919

積読本リストを大量更新
いつまで維持できるやら分かりませんが、前よりはずっと現実に近いリストになりましたので、ちょっと見てみてくださいませ。100冊越えてて、これでもまだ不完全というあたりが終わってます。おそらく、永遠に積読のままの本も1/3はあるでしょうが。注目は、やっぱり「J」の項の量でしょ・・・(ノ ̄∀ ̄)ノ 



2002年07月02日(火)
むしめづる姫 <ぎゃー!また虫!?

峰倉かずやのマンガを読んだ。<初めて
『私立荒磯高等学校生徒会執行部』『WILD ADAPTER(2)』のあわせて3冊。うぬ、こういう絵は何系というのかな、少女マンガ絵じゃないのは確か。少年系か青年系の絵で、やおいテイストのストーリーを描いた感じ。私はこういう絵は好みじゃないんだけど、話は軽くて結構よかったかな。
ラブリー久保田とビューティー時任・・・。『WILD ADAPTER(2)』の最初の話の「寝室汚いから」ってセリフにツッコミ入れたいです。

●読書中:The Tale of the Body Thief(Anne Rice)@5章
前巻までのやりたい放題とはうって変わって、冒頭で突然世を儚んで「死にたい」などと言ってみるレスタト。でも半端じゃない量のヴァンパイアの長老たちの血を受け継いでいるレスタトは、簡単なことでは死ねない。で。ゴビ砂漠へ行って太陽に焼かれてみたと(すげェ)。それなのにサーファーのように肌がこんがり焼けただけで、ちっとも死ねやしなかった!!

だははははは!おっかしい!おもしろすぎるぞレスタト!
デイヴィット・タルボットという老人が出てきて、やたらと絡むんだけど、この人が「タラマスカの総長」というが、タラマスカって何?と思ったら、アン・ライスのVCとは別の魔女シリーズで関係する団体らしい。魔女シリーズの1巻The Witching Hourは、The Tale of the Body Thiefの直前に書かれたそうで。・・・そっちのシリーズも洋書バーゲンで500円で買ったので持ってるけど、The Witching〜がやたら長くて分厚いので今まで手が出なかった・・・1000ページ以上のPBなんて、読みきれるか?しかもページに小さい文字がぎっしり!((( ̄∀ ̄;クラッ どうしよう。

●読書中:『陰陽師:龍笛ノ巻』(夢枕獏)
≫『首』2話目・読了
清明の兄弟弟子、賀茂保憲(かもやすのり)が相談事を持ちこんだ。藤原為成が妙な首に憑かれたというのだが・・・。
この話はおもしろかった。首が動くところが、迫力あって、でもどこか戯画的な表現で良い。自分から関わっておいて、いざ核心に迫ると「面倒くさいから、あとはお前やれ」とか清明に押し付けて去っていく保憲のキャラがおもしろかった。

≫『むしめづる姫』3話目・読了
橘実之の娘、露子姫は蟲好きで有名だった。ある時、黒い烏毛虫(かわむし=毛虫のこと)を捕まえたのだが、これがまた異様で・・・。
ううう、虫嫌い〜(><。 この「むしめずる姫」というのは有名な人。ナウシカが「虫愛ずる姫」と呼ばれるのもこの人の影響でしょう。古典文学や文献に書いてあるものを、夢枕獏が書き直して創作した話だと思う。さなぎが孵るシーンなど、ある意味ものすごくファンタジックだった。

≫『呼ぶ声の』4話目・読書中
うーん、今日中に5話目まで全部読み終わるかと思ったけど、ダメだったなー。



2002年07月01日(月)
ムーン・パレス(ポール・オースター)

●読書中:『陰陽師:龍笛ノ巻』(夢枕獏)
<収録作品>
・怪蛇
・首
・むしめずる姫
・呼ぶ声の
・飛仙

≫『怪蛇』読了
博雅の知り合い2人に怪異が起きた。蛇に取り付かれたようなのだが・・・?
取り付かれたという2人の状態や、草の中や地面の上を這う蛇などの蛇の描写が強烈だった。映像的に。

≫『首』読書中
虎が、虎がっ!Σ( ̄□ ̄;焼いた魚が泳いだだと!?おもしろ〜。

●読書中:ムーン・パレス(ポール・オースター)
<内容「BOOK」データベースより>
人類がはじめて月を歩いた春だった。父を知らず、母とも死別した僕は、唯一の血縁だった伯父を失う。彼は僕と世界を結ぶ絆だった。僕は絶望のあまり、人生を放棄しはじめた。やがて生活費も尽き、餓死寸前のところを友人に救われた。体力が回復すると、僕は奇妙な仕事を見つけた。その依頼を遂行するうちに、偶然にも僕は自らの家系の謎にたどりついた…。深い余韻が胸に残る絶品の青春小説。

ブックオフで100円だった本。さっき読み始めた。月がキーワードとしてあちこちに出てくるのが印象的。ひとつずつダンボールを開けて、伯父さんの本を飲み干すように読んでいく場面は、神聖な儀式をしているようだ。

●読書中:The Tale of the Body Thief(Anne Rice)
洋書バーゲンで500円で買った本。3冊のうちで、これが一番進んでない。まだ話に乗れてないので、1章の「彼」って代名詞に「だから彼って誰?」とかボケてる状態。(^^; でも雰囲気は話の雰囲気はやっぱり好き!あ、でも冒頭の文のインパクトは、前巻The Queen of the Damnedの方が強かった。
>I'm the Vampire Lestat. Remember Me?
>I'm thinking of you always; I love you; I wish you were here...in my arms.
というやつ。

<気になった本>
Kiss of the Highlander(Karen Marie Moning)
¥705 マスマーケット 406 p
2001年のパール賞(パラノーマル・ロマンスの賞)のTIME TRAVEL部門を受賞してるロマンス本。某所であらためて薦められたら気になってしょうがない。

Dark Prince(Christine Feehan)
¥708 マスマーケット - 320 p
先日読んだDark Goldと同じ、Dark Seriesの1巻。Dark Goldを買ったときには、この本はなかった。<何度も何度も探したんだから間違いない! Dark Goldは、とにかくキャラクターが非常に気に入らなかった。もしそうじゃなかったら、ものすごく気に入っていたかもしれないと思ったので、違う組み合わせで読んでみたい。

うむむ、700円ちょっとか。600円台まで下がったら、本気で考えようかな。