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JIROの独断的日記
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2013年09月10日(火) 【音楽】ベルリン・フィルの第一コンサートマスターを四半世紀、務めた日本人がおられます。

◆安永徹さんです。

安永徹さんは、1977年、ベルリンの音楽院に留学中、師匠であり、当時のベルリン・フィルのコンサートマスターだった、

ミシェル・シュバルベ先生や、日本人として初めてベルリン・フィルの団員になったヴィオラ奏者の土屋邦雄さんにも薦められ、

1977年、ベルリン・フィル第一ヴァイオリン・テュッティ奏者(1番指揮者寄りがコンサートマスター。2列目以降)になり、

83年にまた、薦められ、ベルリン・フィル、第一コンサートマスターのオーディションに合格し、

それからが大変なんですが、1年半の試用期間の後、全オーケストラメンバーの議論と投票を経て、1985年に正式にコンサートマスターに

就任なさいました。今年は試用期間の開始から30年目になります。


その前後の様子は、音楽って何だろう―安永徹対談集での石井真木氏との対談に詳しいので、

私が書き写しました。安永さんがコンマスを辞めたのが4年前ですが、そのときに書いた記事です。

2009.02.22 安永さんベルリン・フィルと別れ コンサートマスター25年」←、せ、先週終わってたの?/安永さんがコンマスになった頃の対談。

安永さん、現役時代の映像。音楽監督を辞めた後のアバドだとおもいますが、ヨーロッパ公演で、

ベートーヴェン交響曲全曲チクルスの一つ。


◆ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」変ホ長調 作品55 第1楽章 Allegro con brio







もう一つ。これは、すごいですね。カラヤンとキーシンとの一期一会。

カラヤンが亡くなる年の前年のジルベスター・コンサート。円熟した巨匠とこれから羽ばたく若い才能の一度限りの共演。


◆チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 第3楽章 Allegro con fuoco






感動的です。


最近のクラシック・ファンも学生さんも音楽家も、カラヤン=安永さん=ベルリン・フィルを実際に見たことがないですから

語り続けないといけません。こういう偉大な方への尊敬を忘れてはならないのです。

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