JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆経験的に申しあげると、ドクターにも分からないことが沢山あるようです。 それは、仕方が無いことだとおもうのです。 お宅のお子さん(せがれです)は、標準より、身長も体重も増え方が遅い。首が据わるのも遅い。 と、悪意はないけど、結構経験を積んだ年齢にお見受けするのですが、要するに融通がきかないというか、頭が堅いというか、 クソ真面目の教科書どおりで、さらに追い討ちをかけてきました。 このように、身体がなかなかシャキッとしない、グンニャリした赤ちゃんを「フロッピー・インファント」といいます。立派な病気です。 私は無論素人ですけど、「えー、大袈裟なんじゃ無いですかあ?もう少し様子を見ないとわからないのでは?」と思ったのですが、 その先生は、開業医でありながら、大学病院の勤務医も兼ねていたかというか、時々顔を出すらしい。 早速、脳に異常がないか、頭部CTスキャンを撮りましょうと大袈裟な話になりました。 土曜日に行きましたよ。結果特に異常はないのですが、厳格なドクターは何処までも厳格で、 しばらく様子をみて、1年6ヶ月を過ぎても歩かなかったら、すぐに筋肉に電流を通す検査をします、といいます。 それまで、少しでも成長が早まるように、と某大学病院の小児リハビリ室とやらに、月一回通って、立ち上がったりしゃがんだりの 体操をするように、指導されたのですが、親の直感で、どう見てもそれほどの異常があるとは思えず、 自宅でそのリハビリ体操を子供にさせることはありませんでした。 厳格な自信たっぷりの、如何にも「私は頭がいいのだぞ」というオーラに満ちあふれていた開業医の予言は見事に外れ、 せがれは、1歳7ヶ月で勝手に歩き始めました。 書き忘れましたが、今は流石に改築されたと思いますが、 当時の某大学病院の小児リハビリ室というのは、旧館一階の一番奥。なんだか文字通り「日陰者」の気分です。 そうとう落ちこみました。 私は、総体としては、ドクターを信頼しているのですが、こういう例もある、ということです。 質は、他にも今年1月に死んだお袋の話を書こうとおもっていたのですが、 そうすると、また、なんだか恨みつらみっぽくなるので、止めておきます。 勿論、名医も沢山いるわけで、現代医学の恩恵を受けることの方が多いのですが、このような例もあるのです。 ドクターの助言を無視してはいけませんけれども、あまり一言一句を金科玉条のごとく感じなくてもいい場合がある。 というのが、本日の結論です。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年08月07日(日) 「プロ」と「アマ」の境界。
JIRO
|HomePage
|