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2013年07月11日(木) |
【2013参院選】各党政策比較 「TPP(環太平洋経済協定)」 |
◆TPPで下手すると公的健康保険がなくなります。
「安倍首相は、「聖域無き関税撤廃が前提条件でなければ、TPPを推進」という立場ですが、
TPP(Trans-Pacific Partnership,環太平洋経済協定)で、非関税障壁を撤廃しろ、と言われたら、
押しのけられない気がします。
詳しくは、TPP関連で過去に書いた記事をお読み下さい。
2011.10.21 「野田首相、TPP交渉参加に改めて意欲」←ダメ。TPP絶対ダメ。
2011.10.29 「<民主党>TPP交渉参加 所属議員同士の議論をスタート」←TPP絶対ダメ(その2)。
2011.11.10 「首相『公的保険制度守る』TPP交渉巡り」←守れないでしょ?TPP絶対ダメ(その3)。
各党の公約からTPPに関する部分を抽出します。
・自民党「TPP等の経済連携交渉は、交渉力を駆使し、守るべきものは守り、攻めるべきものは攻めることにより、国益にかなる最善の道を追究します。
・民主党「TPPについては、農林水産物の重要五品目などの除外、食の安全の確保、国民皆保険の堅持などの国益を確保するために、脱退も辞さない厳しい姿勢で臨みます。
・日本維新の会「TPP参加。自由貿易圏の拡大」
・公明党 「TPP交渉で国益の最大化を」
・みんなの党「TPPのみならず、日中韓FTA、RCEP、日EU等の広域FTAを推進し、日本の国益を最大化。」
・共産党「TPP 交渉参加を撤回。TPP 交渉参加に向けてのアメリカとの事前協議では、コメ、乳製品、砂糖など重要農産物の関税で、何ひとつ保証を得ることはできませんでした。その一方で、日本の交渉参加の条件とされた「入場料」―牛肉、自動車、保険の3 分野で、アメリカの要求を丸のみしました。
・社民党「TPP参加反対。地域再生の柱に農林水産業を」
・生活の党「TPPには参加せず、各国とのFTA(自由貿易協定)を推進します。いのちと暮らしを守るために公的医療保険制度の崩壊を防ぎます。食料の自給率を高め、食の安全を確保します。」
・みどりの風「TPP参加に反対します。TPPはグローバル企業の利益を国民生活より優先させる制度です」
これは、殆どちょうど半々に賛成・反対が分かれます。
自民、民主、維新、公明、みんな、は賛成。
共産、社民、生活の党、みどりの風は反対。
TPPというのは、以前、米国が毎年日本に送りつけてきた、超内政干渉文書、「年次改革要望書」の巨大なもの、
と大雑把にいうと、そういうことです。
自民党は「攻めるべきものは攻め、」と書いてますが、共産党が書いているのが事実で、重要5品目の関税を守れてません。
それより、怖いのは繰り返しますが、アメリカは日本に対して、
日本の公的健康保険が、アメリカの保険会社が日本で商売をするのに邪魔だと
撤廃をせまるであろうということです。
今、昔ほど、個人の薬局がなくなり、皆、大手資本のドラッグストアが乱立しています。
以前は、「大規模小売店舗法」(大店法)により、量販店等が出店するに際しては、大規模小売店舗審議会の審査を受けなければならなかった。
それによって「商店街」を守っていたのですが、1989年から1990年にかけて行われた日米構造協議でアメリカが「大規模小売店舗法」の廃止を
要求し、日本がいいなりになったのが、個人商店の悲劇の始まりでした。結果的には日本で成功していませんが、アメリカのオモチャ量販店、
トイザらスが日本に出店したがっていて、アメリカ政府は日本を恫喝したのです。言われたら、絶対いいなりになるんですから。自民党は。
これを推進すると言ってるのは、人聞きが悪いけど「売国奴」だと思います。
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2012年07月11日(水) 何だか、つくづく、最近の日本ってツイてないな、と思いますね。
2011年07月11日(月) 「<原発>2段階で安全評価…「1次」で再開判断 政府見解」←第三者が評価しなければ意味が無いでしょ?
2010年07月11日(日) 【参院選】最終結果がでていないが、所感。
2009年07月11日(土) 明日は東京都議会議員選挙ですが、私は積極的に棄権します。
2008年07月11日(金) 「<教員採用汚職>十数年前から 大分県教委元幹部が証言」←白々しい。こんなこと全国で昔から行われている。
2006年07月11日(火) 「日銀、ゼロ金利を解除…年0・25%に」←ゼロ金利が異常だったのです。
2005年07月11日(月) 「人の噂も七十五日」・・・福知山線脱線事故から何日経ったと思いますか?
2004年07月11日(日) ストック(議席数)ではない。フロー(議席数の変化)に注目すべきだ。
2003年07月11日(金) 「決定的証拠ないまま開戦 イラク戦争、米国防長官が証言」ふざけんじゃねえぞ、この野郎。