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JIROの独断的日記
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2011年07月11日(月) 「<原発>2段階で安全評価…「1次」で再開判断 政府見解」←第三者が評価しなければ意味が無いでしょ?

◆記事:<原発>2段階で安全評価…「1次」で再開判断 政府見解(毎日新聞 7月11日(月)11時35分配信)

政府は11日午前、原発の安全性確認に関する統一見解を発表した。

定期検査で運転停止中の原発については設計上の想定を超える地震や津波などに

どの程度耐えられるかを比較的短期間で確認する「1次評価」で再稼働の可否を判断。

そのうえで、運転中も含むすべての原発を対象に、新たな基準に基づき、

「2次評価」によって運転を継続するかを判断する2段階方式とした。

再稼働の検査はこれまで経済産業省原子力安全・保安院が行ってきたが、

首相は内閣府の原子力安全委員会も関与するよう指示。新たな安全性の確認作業は

(1)安全委員会も関与して保安院が評価項目・評価実施計画を作成

(2)電力事業者が安全評価を実施(3)その結果を保安院と安全委員会がダブルチェック−−

という手順で行う。


◆コメント:Howでなくて、まずWhoが問題なんですよ。

このニュースを読んだ時、久しぶりに「呆れてものが言えない」状態に陥った。


原発の安全性をチェックして、再稼働するかどうかを、再稼働したくて仕方が無い政府自身が

実行したら、結果発表を待つまでも無く、

「テストの結果、安全でした。原発の稼働を再開します」

ということになるに、決まってるでしょ?国民をバカにするのもいい加減にしなさいよ。


「どのように」安全評価するのか、手順を発表したが政府統一見解って、

政府は早く、原発の運転を再開したくて仕方が無いことは、日本人なら誰でも知っている。

行政府=内閣直轄の内閣府の「御用委員会」である「原子力安全委員会」と、

経産相の下部組織である、原子力安全・保安院がが安全性チェックリストを作り、

電力事業者(電力会社)が安全性確認を実施し、

その結果を、原子力安全委員会と原子力安全・保安院がチェック。


ダブルチェックもへったくれも無い。

どう間違っても、「現存する日本の原子力発電所は危険です」という結論を出す筈が無い。


安全性の確認をするならば、ポイントは「どのように」ではなくて、「誰が」行うか?である。

原発の利権構造とは無縁の第三者が評価を下さない限り、何の意味もない。

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