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JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆NHKBSプレミアムで追悼番組がある、と教えていただきました。 mixiの「マイミクさん」は、私は数人しかいないのですが、 ◆NHKBS オンラインからお知らせ:2013年3月1日 【追悼番組】BSプレミアム ウォルフガング・サヴァリッシュ氏追悼番組について もちろん、ワルキューレ全曲というのもお好きな方には面白いでしょうが、 月曜日深夜(火曜日の未明)のドキュメンタリーは、大変興味深いと思います。 サヴァリッシュ先生は1971年から1992年までバイエルン国立歌劇場の音楽監督で、ヨーロッパのオペラハウスの音楽監督は 指揮だけではなくて、ありとあらゆる雑務(事務的なこと)までも仕事の一部です。執務用の立派な個室が当然、あります。 N響アワーが、芥川也寸志さん、なかにし礼さん、木村尚三郎先生(東大の西洋史の教授、その頃既に名誉教授だったと思います) の3人のレギュラーで司会・進行されていた頃です。多分、N響アワーの最も知的な時代だと思いますが、それはともかく、 ちょうどその頃に、何がきっかけだったか、NHKのスタッフがドイツのサヴァリッシュ先生の仕事ぶりを取材し、その映像の一部を放送で 流したことがあります。マエストロの肖像「ウォルフガング・サヴァリッシュ〜音楽に愛された男〜」を撮ったときの映像かも知れません。 とにかく忙しくて、午前中はオペラハウスの経理とか事務的な仕事で決済のハンコを押し、午後はリハがあったり 夜は毎日のように本番があるわけです。 あの激務の合間を縫って、遠い日本に来て、オペラとは全く別の、コンサート用プログラムを振っていたのですが、 つまり、あちらの一流指揮者は、オペラも、オーケストラ・コンサートの主なレパートリーも勉強してなければならず、 サヴァリッシュ先生は、それ以前は子供の頃からずっとピアノを勉強していたとはいえ、 N響に、「モーツァルトのピアノ協奏曲を弾き振りして下さい」と頼まれれば、すぐに弾けてしまうし、 N響のメンバーと室内楽でピアノを弾く。 また、モーツァルト研究家として有名な海老沢敏先生が、国立(くにたち)音大学長のときにマーラーが交響曲「大地の歌」のピアノ版 に編曲した楽譜を、国立音大が買い、世界初演をするにあたり、サヴァリッシュ先生にピアノをお願いしたら、 快諾したそうですが、当然、非常に難しい楽譜なのです。マーラーのオーケストラスコアを見ると、「大変に複雑で難しいであろう」 ことだけは、素人にも容易に想像できますが、それをピアノ一台用に編曲したのですから、本当なら、何ヶ月も練習するところでしょうが、 サヴァリッシュ先生は、昔から初見が利くというものの、そういう次元でもない。 要するに、ものすごく頭がいいのですよ。それは間違いない。指揮者とかオペラハウスの音楽監督などというのは 次元が違う頭の良い人。想像を絶するほど優秀な人でないと務まらないことは、間違いありません。 ◆管弦楽名曲集�兇茲蝓� これは廃盤です。レコード会社っていうのも現金で、 2006.08.08 「サヴァリッシュ 管弦楽名曲集2」これは、贅沢なCDですね。 サヴァリシュ先生のレパートリーは、オペラも交響曲も管弦楽曲も、何でも出来るのですが、 N響を長い間振っていても、このような「ポピュラー名曲」がプログラムに含まれることはありませんでした。 このCDが発売されて、間もなくの来日時、ひじょうに例外的にCD収録曲と殆ど同じプログラムで N響を振ったことがありました。ベートーヴェンや、シューマンやブルックナーの交響曲を演奏するときと 全く同じ真摯な、しかし、楽しい演奏でした。 復刻版が発売されると良いですねえ・・・。今日は一部ご紹介します。 スッペ:喜歌劇「軽騎兵」 序曲 Suppe Light Cavalry Overture シンフォニーと同じような、ズシーンと厚い響きがたまりません。続いては、 エロール:歌劇 「ザンパ」 序曲 Herold Zampa Overture 昔、NHK FMの「朝の名曲」のテーマ曲として長く使われていたので、往年のクラシック・ファンには馴染み深い曲ですね。 トランペット・ファンファーレのあと、ヴァイオリンが32分音符で非常に細かく刻みながら旋律を弾くところ、 門外漢ですが難しいそうだな、といつも思います。 3曲目は、スメタナの一番お馴染み。 スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲 SmetanaBarteredBrideOverture いきなり、全オーケストラのユニゾンで早い音型がありまして、その後すぐに 弦楽器群のフーガになるのですが、 第二ヴァイオリン→第一ヴァイオリン→ヴィオラ→チェロ→チェロ+コントラバス、と細かい音符を 延々と弾くのは大変だろうなと思います。ことにコントラバスの16分音符の連続はきいていてもスリリングです。 全曲、至る所にスフォルツァンド(sfz)といって特定の音・和音を強く弾け、の指示があります。 これをキチッとやらないと、特にこの曲はメリハリがなくなります。 スッペ:喜歌劇「詩人と農夫}序曲 SuppePoetAndPeasantOverture こえは生で見ると、ヴァイオリンのシンコペーションの連続の所がカッコイイです。 また、音だけだとあまりわかりませんが、一番終わり近く、合わせシンバル(両手に持つ、最も基本的なシンバルの奏法)のまま 連打がありますが、シンバルという楽器はかなり重いので、正確なビートを刻むのが大変そうです。 これらは、サヴァリッシュ先生の本道ではないかもしれませんが、こういう曲でも大真面目に 指揮をしておられた先生の姿がなつかしく思い出されます。 みなさま、良い日曜日をお過ごし下さい。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年03月02日(水) 【音楽】来生たかお。NHKで放送していてあまりにも懐かしかったので。 |