外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
DiaryINDEXpastwill


2005年03月02日(水) 「米農務長官、牛肉禁輸「日米関係に悪影響」と警告 」 ふざけんじゃねえぞ、この野郎

◆記事:米農務長官、牛肉禁輸「日米関係に悪影響」と警告

 【ワシントン=吉田透】ジョハンズ米農務長官は1日、米下院でのBSE(牛海綿状脳症)と牛肉貿易に関する公聴会で証言し、日本の米牛肉の輸入再開がこれ以上遅れるならば、日米関係全般にも悪影響を与えると警告した。早期再開の具体的な日時を示すよう、日本政府に政治決断を求める考えを示した。

 同長官が議会証言で日米関係全般に及ぼす影響について懸念を示したのは初めて。

米牛肉の安全性を保証する措置について日米政府間の技術的な話し合いは終わっていると強調したうえで、日本国内での行政手続きの遅れが輸入再開を先送りにしていると懸念を表明。「日本は決断の時を迎えている。(輸入再開の)時期の明示が必要だ」と証言した。

 長官は加藤良三駐米大使と先週会い、日本の政治決断を求めたほか、島村宜伸農相にも同じ内容の書簡を送付したことも明らかにした。

ブッシュ大統領とも日本との牛肉問題について議論したとみられる。 (09:54)


◆コメント:何が何でも全頭検査をアメリカに要求するべきだ。

 

 アメリカも日本も農務大臣・長官はバカが任命されるものと、相場が決まっているらしい。

現在、我が国の農林水産大臣は島村宜伸という人物だが、2月25日に「全頭検査は世界の非常識だ」(だから、早く米国産牛肉の輸入を再開するべきだ、いいたいわけです)と発言して、大ひんしゅくを買った。

アメリカ人も、本当に勝手な奴らだ。

巷間につたわる通説として、「アメリカ人は子供の頃から自分の意見を明確に表現できるように教育されている」、というのがあるけれども、自分の意見と言ったって、合理的な根拠に基づいた合理的な意見でなければ、単なる「云いたい放題」にすぎず、そんなことは、出来ても、偉くも何ともない。

ブッシュ大統領を見れば分かるだろう。

 大量破壊兵器があるからといってイラク戦争を始めて、散々イラク人を殺したあげく、「大量破壊兵器はなかった。しかし、やはりあの戦争は正しかった。」バカ。

こういう全く何の論理的妥当性の無い言辞を弄することは、「自分の考えをしっかり持つ」ことにならない。


◆日本が米国産牛肉の輸入を禁止しているのは、国民の生命に関わるかもしれないからだ。

 

 アメリカの農務長官は、これ以上、日本がアメリカの牛肉輸入再開を遅らせると、「日米関係に悪影響が出る」と「脅迫」して、なんら安全性が保証できない米国産牛肉を食えと日本人に迫っている。殆ど犯罪者である。

 そもそも、アメリカは、世界最大の牛肉の生産国だというのに、1986年、イギリスで最初のBSEが見つかってからも、全然、意に介さず、何ら対策を取らなかったから、日本人は危ないと知らずに、アメリカの牛肉を散々食ってしまったのである。

 本来、日本国としてアメリカに損害賠償を請求しても良いぐらいの話なのである。

アメリカの牛肉の8割は生後、20ヶ月未満の牛の肉だが、アメリカはなんと、その一番大事なところを検査対象から除外せよ、といっているのである。

その理由としては、生後20ヶ月未満の牛は狂牛病に罹っているかどうか、検査しても良く分からないからだという。バカを云うのもいい加減にしろ。

さらに、あきれたことに、アメリカの畜産業者は牛の管理がいい加減で、個々の牛の年齢(?)が良く分からないのだという。開いた口がふさがらない。

 それじゃ、全頭検査以外に、安全性を確保できる方法は無いだろう(きちんと検査するかどうかもあやしいが)。


◆役に立たない日本の役所と政治家。

 

厚生労働省は、旧厚生省時代に、エイズウィルスやC型肝炎ウィルスで汚染されていて、それを患者に用いれば、当然、感染の危険がある血液製剤を、その危険性をはっきり認識していながら、日本国内での使用を禁止しなかった人殺しである。

今回、問題になっているのは、牛肉、つまり、食品である。食べ物は、すべての人が口に入れるものである。

もしも、小泉内閣が、米国の圧力に屈して、BSEに感染しているかもしれない牛の肉の輸入を認めるのならば、何度も同じことを言うようだが、日本国民に対する、殺人の(変異性クロイツフェルト・ヤコブ病に、治療法はない。)未必の故意がある、つまり人殺し内閣であると極論せざるを得ない。


2004年03月02日(火) 「国民が刑事裁判に参加へ、裁判員法案を閣議決定」←止めた方がいいと思います。

JIRO |HomePage

My追加