JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆何度目か分かりませんが同じ事を書きます。 自殺の詳細を報じた記事を掲載すると、以下の主張と矛盾するので省略します。 2006.11.16 「小中学生の自殺連鎖止まらず」←お前ら(マスコミ)がいちいち報道するのも一因だぞ。 この翌月。 2006.12.26 「いじめ自殺報道」が「自殺連鎖」を誘発した可能性あり。専門家の指摘←私は、先月同じ事を書きました。 その後、存在をしりましたが、内閣府のサイト内に、 WHO による自殺予防の手引き という資料が載っています。その中に、特に、【マスメディアのための手引き】という項目が設けられていて、かなり詳細な説明がありますが、 日本のメディアは、WHOの「手引き」を読んでいないのではないか、と思います。 【マスメディアのための手引き】には、 一般的に、現実に起きた自殺について新聞やテレビが報道すると、自殺が統計学的に有意に増える場合があることを示唆する十分な証拠があり、とくに若者に影響が強いように思われる。 また、 メディアによって報道された自殺方法が、それに引き続く自殺でもしばしば模倣されることを明らかにしている研究がある。 さらに、「(メディアが)してはならないこと」として、 遺体や遺書の写真を掲載する。 と、書いてあります。遺体の写真はさすがに載せていませんが、遺書があったとかその内容を 掲載するのは、遺書の写真を載せるのに準ずる影響があることが類推可能だと思います。 また、自殺方法を詳しく報道は、いじめを苦にした自殺から話がそれますが、一時期立て続けに起きた、 ネットで知り合った他人が、クルマで練炭により一酸化炭素中毒で自殺したり、 硫化水素自殺が多発したときには、それ以前はそのような自殺は知られていなかったのですから、 メディアの報道によって、「そういう自殺方法もあったのか」という「知識」を得てしまったことは、 ほぼ間違いないでしょう。 つまり、「WHOによる自殺予防の手引き」に書かれていることは、実際に起きた事件と 照らし合わせると、非常に的を射ている。 「WHO による自殺予防の手引き」の存在を知らなかったのだから仕方が無いと、いうのも言い訳に過ぎず、 Googleで、「自殺 報道 注意すべきこと」を検索すると、約 5,640,000 件をヒットし、 最初に、「WHOによる自殺予防の手引き」が表示されます。 私のような素人でも容易に見つかる資料をプロが知らないのは、明らかに不勉強だと思います。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年09月06日(火) 「東電、来春から15%値上げ検討」「東電の料金、高めに原価設定か 経営・財務調査委が指摘」
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