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2007年09月06日(木) |
ジャーマン・ブラスで大笑い。最近「ジャーマン・ブラス中毒」なんです。新たにお薦めCD。 |
◆クラシックとラテン・ミュージックとディキシーランドが一枚に入っているのです。
ジャーマン・ブラスというのは、文字通りドイツの金管楽器だけの合奏体です。
1970年代に、ベルリン国立音楽大学で金管を専攻していた仲間が結成したのでそうです。
初めて、当ウェブ日記及びブログで御紹介したのは、奇しくもちょうど二ヶ月前でした。
エンピツではこちら→あまりの上手さに絶句。お薦めDVD(CD)「ジャーマン・ブラス・ゴーズ・バッハ」
ココログでは、こちらになります。
【(為参考)ココログでmp3が聴けない方へ】
少し、テクニカルな話になりますが、ココログをMacで読んで下さっている方、ココログのmp3再生ソフトでは、聴けなくなることがあるようです。
そのときは、文章の最後に、エンピツへのリンクがありますので、エンピツにアクセスして下さい。
そこでは、単純にmp3ファイルへのリンクが貼ってあるだけです。
Macは使ったことがないので、良く分かりませんが、とにかくMP3再生ソフトがあれば聴ける筈ですね。
◆全員、クラシックの金管楽器奏者です。
ジャーマン・ブラスのメンバーは全員、一流のオーケストラ(オペラハウスのオーケストラ、シンフォニー・オーケストラ)のメンバーであったり、
音楽大学の教授を兼務しているような「偉い」センセーたちなのです。
これを、覚えておいて下さい。後で、唖然となさることでしょう。
初めてジャーマン・ブラスでおすすめしたのは、ジャーマン・ブラス・ゴーズ・バッハというDVDでした。
これは、文字通りオール・バッハ・プログラムなのですが、大変素晴らしい。
バッハがヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲をチェンバロ独奏用に編曲した
作品(作品番号BWV972)を、更に、パラパラトランペットを吹いている、
マティアス・ヘフスという人が金管アンサンブル用に編曲したのを聴いて下さい。
第三楽章です。
ダウンロード bwv9723rd.mp3 (1919.2K)
完全にクラシック音楽ですが、抜群のテクニックと音楽性。聴いていてスカッとします。
DVDを見ると、如何にも生真面目そうです。ところが、人間は色々な面を持っています。
今日御紹介するCDを聴くと、「これが、あのクソ真面目そうなジャーマン・ブラス?」と、
驚かれることは、間違いありません。
◆ベスト・オブ・ジャーマンブラス「エッセンシャル」
今日ご紹介し、お薦めするのは、ベスト・オブ・ジャーマンブラス「エッセンシャル」です。
リンク先のAmazonのページをご覧になると分かりますが、このCDには16曲録れてありますが、最初の8曲はクラシック。
ところがこのクラシックも編曲にユーモアがありましてね。良いのですわ。なかなか。
スメタナという作曲家の「売られた花嫁」から「道化師の踊り」をどうぞ。
ダウンロード 07Smetana.mp3 (3236.2K)
良くもまあ、これほどパラパラと吹けるものです。
冒頭、トランペットが吹く細かい動きは、原曲ではバイオリンが弾くのです。
さて、いよいよ、ジャーマン・ブラスがハメをはずします。
「バーボンストリートパレード」という曲です。再生開始から1分ぐらいは、おとなしいのですが、
そのあと、突然ディキシーランドになります。
ダウンロード 13BourbonStreetParade.mp3 (3463.9K)
ハメを外すと書きましたが、たとえ、ふざけて吹いているように聞こえても、
こういうの、基礎が出来ているから吹けるんです。ジャズでもなんでも、最初はクラシックなのです。
最後にもう一曲。これは、もう、どんちゃん騒ぎです。
ラテン・ミュージックです。初めて聴きました。
「グワダラハーラ」という曲です。曲名の意味は分かりません。すいません。
ダウンロード 15Guadalajara.mp3 (1869.2K)
最初のバッハを吹いたのと同じ人たちが演奏しているのですよ。
普通ドイツのクラシックトランペット奏者はこういう派手な音を出しませんが、
曲に合わせて「軽い」音色を出しています。
音色を変えるといっても、簡単な事じゃないのです。
勿論楽器は色々使い分けていますが、よくぞここまで、徹底的にふざけたな、と思います。
ですが、こういう「楽しい曲を楽しく聴かせる」ためには、それなりの技術が要ります。
この曲を下手くそが吹いたら、全然面白くないです。
人を不愉快にするのは、バカでもできます(巨大掲示板を見ればあきらかですね)。
これに対して、人を楽しませる、喜ばせる、感動させるのは、
地道に、何年もかけて基礎を身につけた人だけがなし得る事です。
そう考えると、このCDは、バッハのDVDとは別の意味で感動的です。
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