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2012年08月18日(土) |
【音楽】御喜美江「アコーディオン・バッハ」/ラベック姉妹「ラグタイム集」 |
◆いずれも既出ですが、しばらくCDが入手出来なかったのです。
クラシックではよくあることですが、もともとさほど売れませんから、
売りに出ているときに買わないと直ぐ廃盤になってしまうのが多いのです。
今日はかつて、ご紹介したのですが、その後、廃盤になっていたのですが、
最近(中古も含めてですが)また、入手可能になった2枚をご紹介します。
◆御喜美江(みきみえ)さん、「アコーディオン・バッハ」
クラシック・アコーディオンの御喜美江さん、知っている方は知っているのですが、
はっきり申しあげて御存知無い方の方が多いでしょう。
しかし、御喜美江さんは、紛れもなく大変な名手です。
サントリーホールの小ホールや、カザルスホールのこけら落としに呼ばれた方です。
しばらく廃盤で、中古市場でも入手出来なかったアコーディオン・バッハ。
Amazonでかなり出ています。お薦めです。どれぐらいお薦めか。聴けば分かります。
バッハ:フランス組曲第6番 BWV 817 より、「クーラント」
Franzosische Suite Nr.6 E-Dur BWV.817 Courante
もう一曲。同じフランス組曲6番ですが。
バッハ:フランス組曲第6番 BWV 817 より、「ジーグ」
Franzosische Suite Nr.6 E-Dur BWV.817 : Gigue
アコーディオンというのは、ピアノとは違って、鍵盤のタッチではなく、蛇腹から送り込む空気の圧力によって、
音の強弱を変化させるわけですが、その力加減が音に反映されるまでには、当然「時差」があるはずで、それを
計算してコントロールしていることになります。そのコントロール力がすごいと思います。
このCDはお薦めです。
◆ラベック姉妹「愛のラグタイム」
ラベック姉妹。もう、いい年ですねー。私より年上ですからね。
私が若い頃は、如何にもフランスの美人姉妹でしたが、「姉妹」が売りのチャラチャラではなく、
二人ともパリ音楽院ピアノ科首席の優秀なピアニストです。
ベルリン・フィルが例えば、モーツァルトの「2台のピアノの為の協奏曲」を
プログラムに組み込むときには、しばしばというか、殆どラベック姉妹が呼ばれます。
ベルリンフィルのソリストに呼ばれる、と言うこと自体、ヘタクソでは絶対にあり得ないことです。
定期にも大晦日のジルベスターにも、夏のヴァルトビューネにも呼ばれてます。
いつだったかヴァルトビューネで「動物の謝肉祭」を演ったときに、ラベック姉妹が
呼ばれていました。あの組曲は、まあ、冗談音楽ですけど「ピアニスト」という曲があります。
スコア通りだけなら、たいして難しく無いですが、そのヴァルトビューネでは、せっかく
ラベック姉妹を呼んだので、かなり即興的にいろいろやってくれていいよ、と言ったのでしょう。
二人とも片手でしたけど、凄まじい32分音符の目がまわりそうに速いのが延々と続くのを姉妹が
見事に、全く間違えないのは当たり前で、完璧に合わせて、ベルリン・フィルと聴衆が
拍手喝采していたのを思い出します。
この二人のラグタイム集。TowerRecordにありました。
愛のラグタイム Katia & Marielle Labeque。
こういうのは、またすぐなくなりますよ。あるときに買った方が良い。1,300円だし。
2曲、引用します。
The Entertainer
The Entertainer
Maple Leaf Rag
Maple Leaf Rag
本当は、ラベック姉妹のモーツァルトも聴いて頂きたいのですが残念ながら、今は廃盤です。
今回のCDのようにまたマーケットに売りに出て来たらご紹介したいとおもいます。
猛暑がつづいております。
皆様ご自愛ください。
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