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2011年07月20日(水) |
「生産者に中傷追い打ち 福島・浅川産汚染牛出荷の男性」←信じられないほど、ひどいことをする奴がいる。 |
◆記事:生産者に中傷追い打ち 福島・浅川産汚染牛出荷の男性(河北新報 2011/07/20 09:36)
肉牛に放射性セシウムが含まれた稲わらが与えられていた問題は、福島県内で拡大を続け、
畜産農家を苦境に陥れた。仙台市や東京都の市場に42頭を出荷していた浅川町の農家の男性(54)は、
自ら稲わらなどの検査を申し出たにもかかわらず、心ない中傷に苦しんでいる。
男性が出荷した肉牛に不安を抱いたきっかけは、
今月9日に南相馬市の農家が出荷した肉牛から放射性セシウムが検出されたことだった。
翌10日、原因はセシウムに汚染された稲わらだったと判明した。
黙って推移を見守ることも可能だったが、男性は「そんなことは絶対にできないと思った」と言う。
自主的に県に検査を申し出て、餌用の稲わらと飼っている牛の検査を受け、生産者としての責任を果たした。
県が、男性の牛舎の稲わらからセシウムが検出されたと発表した翌日の15日から、
インターネット上に男性や県内の畜産農家を中傷するような書き込みが現れ始めた。
男性の自宅には無言電話もかかってくるようになったという。
眠れない日が続き、酒量も増えた。外出時には顔を隠したい気持ちに駆られるという。
「みんなに迷惑掛けちまったんだろうな。正直に牛をつくりたかっただけなのに」
と話す。男性は今、牛を出荷できず、堆肥の引き取り手もいなくなった。
売れる見込みのない牛を飼育するために、毎月約260万円の餌代が重くのしかかる。
◆コメント:嫌がらせをする(した)野郎、貴様はそれでも人間か!
このニュースは共同通信に載っていたが、
次々に新しいニュースが入るので、今は、共同通信のトップページから、発見できないだろう。
昼間、様々な情報を収集しているときに、たまたま目に付いた。
この記事で報じられている内容の何処が問題なのか、説明するまでも無かろう。
分からない奴はバカだ。
それにしても、世の中には、合理的な思考が出来ず(しようとせず)、陰湿で、姑息で
卑怯な奴がいるものだ。最初に記事を読んだときには、余りにも腹が立って、眩暈がした。
男性は、自分が買っている牛の餌である稲わらがセシウムに汚染されていたかも知れない。
その稲わらを食った牛の肉は、放射性物質で汚染されているかも知れない、と思った。
結果が自分の生活を圧迫することは当然予想出来ただろうが、食品を生産する人間として、
汚染した肉を人々に食べさせるわけにはいかない、と考え、使命を立派に果たしたのである。
稲わらが、放射性物質に汚染されてしまったのは、東電や国が、福島第一原発から環境に放出される
放射性物質が、家畜の餌を汚染することがあり得る、ということが当然予想出来た筈なのに、
「この程度の放射線は安心です」と言い続けた、つまりウソを付いたのが原因である。
この男性は悪く無い。
悪いのは、原発からの放射性物質の拡散の範囲、程度、それによってこの畜産業者のように
被害を受けるかも知れないのは、誰か、をキチンと公表せず、
健康に問題はありません。
と、事態の深刻さを隠し続けてきた東京電力と日本政府である。
繰り返す。
浅川町の農家の男性(54)は、「被害者」であり「加害者」では無い。
私がこの人だったら、憤死してしまうのでは無いかと思うが、
男性は控え目な人柄の方のようだ。嫌がらせや中傷を受けながら、まだ、
「みんなに迷惑掛けちまったんだろうな。正直に牛をつくりたかっただけなのに」
という。涙がこぼれた。
あらゆることを誤魔化して、責任から逃れ、何とか後数年経てば定年だ、
とタカを括っている東電社員や、日本国政府は、この男性の爪の垢を煎じて飲むが良い。
何度も繰り返す。
この男性は、悪く無い。
それが分からない奴は、自分で自分をどう思っているか知らないが教えてやる。
この男性を中傷したり、ネットで実名を公開したり、無言電話をかけている奴ら。
お前らは死んでも治らないバカだ。
バカだけならまだ救いがある。ただでさえ困っている人をさらに打ちのめす。
人間の心を持った生物の仕業ではない。
お前らはケダモノである。生きている意味がない。死ね。
この言葉は絶対に撤回しない。
私は肉はまだだが、福島県産の農産物。特に去年収穫されたお米、
「ミルキークイーン」は前から好んでいたので、今も以前と変わらず、農家などに直接電話をして
注文して取り寄せて、食べている。
美味い。
今週末辺り、焼き肉(勿論和牛の店)を食いに行こうか、と、思っている。
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