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2011年01月20日(木) |
【音楽】バッハの「ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ」ってのがあるんです。 |
◆バッハ→ヴァイオリンというと、無伴奏が有名なのですが・・・。
「バッハ、ヴァイオリン」と言ったら、まず思い浮かべるのが、
「無伴奏ヴァイオリンの為のソナタとパルティータ」です。
一番始めにご紹介したのは、パルティータの2番でこれは、ヴァイオリニストが
相当覚悟を決めて弾く「シャコンヌ」という15分ぐらいの大曲の、
一つ前の「ジーグ」でした。もう一度載せておきます。
いつも、お薦めのカナダのヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス氏のアルバムから。
バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ第2番 BWV 1004 より「ジーグ」
Bach Partita No.2 for Solo Violin BWV 1004 Giga
私はこれが何ともたまらなく好きです。
どうしてこんなに綺麗なんだろ?
1本のヴァイオリンが奏でる単旋律(バッハの無伴奏ヴァイオリンには、
複数の弦を弾く重音が多く用いられますが)に無限に拡がる、
永遠に失われない美しさがあると思います。
とかなんとか、書きましたが、
今日は、「無伴奏」より地味というか、却ってあまり演奏されないし、録音がすくない、
「チェンバロの伴奏付きヴァイオリン・ソナタ」(ヴァイオリンとチェンバロの為のソナタ)
を紹介します。ヴァイオリニストは、同じくエーネス氏です。
引用元の音源は、
J.S.Bach: Violin Sonatas BWV.1014-BWV.1017, BWV.1021, BWV.1023, BWV.1018, No.6 BWV.1019です。
◆最初はやや、取っつき難いかもしれませんが、何度か聴くと良さが分かります。
バッハの作品番号でいうと、BWV 1014から1019までがソナタの1番から6番です。
チェンバロと合奏するわけですから、無伴奏よりも、ややヴァイオリンの音量は抑え気味に
なります。無伴奏と同じように弾いたら、チェンバロとバランスが取れないのでしょう。
4番、5番あたりが特に有名というか、人気があるようですが、
今日は1番の第1、第2楽章、2番の第3、第4楽章を。
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ロ短調 BWV 1014 第一楽章 アダージョ
Bach Sonata No. 1 for Violin and Harpsichord in B minor, BWV 1014 I. Adagio
非常に優しい音楽だと思うのです。第二楽章はアレグロです。
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ロ短調 BWV 1014 第二楽章 アレグロ
Bach Sonata No. 1 for Violin and Harpsichord in B minor, BWV 1014 II. Allegro
ヴァイオリンの伸びやかな音と繊細なチェンバロの音が見事に融け合っています。
もう一つだけ、ソナタ2番。
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 BWV 1015 第三楽章 アンダンテ
Sonata No. 2 for Violin and Harpsichord in A major, BWV 1015 III. Andante un poco
これはね。最初、退屈に感じるかも知れませんが、何度か聴いているうちに
あるとき、ハッと、その美しさに目覚めるんです。
最後は第四楽章。プレスト。
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 BWV 1015 第四楽章 プレスト
Sonata No. 2 for Violin and Harpsichord in A major, BWV 1015
うーむ。最初に「伴奏付きソナタ」と書いてしまいましたが、
失敗したな。よくお聴きになると分かりますけど、チェンバロはヴァイオリンとは
別に、独立した音の動きをしているのですね。伴奏とはちょっと違う。
ジェームズ・エーネス氏は何を弾かせても良いですね。ヴィエニアフスキーとか
パガニーニのようなヴィルティオーゾ系(名人芸を披露するような曲)も上手いし、
クライスラーを弾いたら、如何にもクライスラーだし、バッハでは品が良い。
ちょっと地味ですし、CDは二枚組で少し高いけど、お薦めします。
ヘンデルも、ヴァイオリンソナタを書いてまして、こちらも大変綺麗なんです。
それは、またいずれ。
それでは、失礼します。
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