外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
DiaryINDEXpastwill


2010年01月31日(日) 『自殺サイト知り合った』鎌倉で男女3人の遺体発見 練炭自殺か」←マスコミ各社、「WHOによる自殺予防の手引き」知らないだろう?

記事:「自殺サイト知り合った」鎌倉で男女3人の遺体発見 練炭自殺か(1月30日21時6分配信 産経新聞)

30日午後1時40分ごろ、神奈川県鎌倉市十二所のアパートの大家の男性(65)から

「居住者の男性がいるか探しにいったら部屋に目張りがされていた」と鎌倉署に通報があった。

駆けつけた同署員が部屋の中を確認したところ、この部屋に住む無職の男性(46)と女性2人の遺体を発見した。

遺体は死後2週間以上経っているとみられ、部屋の中には練炭が4つおいてあった。

部屋からは「自殺サイトで知り合った人と死にます」という内容の男性が書いたと思われる遺書が発見された。

同署は、自殺の可能性が高いとみて調べている。


◆コメント:この件(WHO自殺予防の手引き)に関して書くのは3度目だ。

マスコミが、特異な自殺を報道することにより、それが模倣され反復されるのではないか、

と以前から私は、自分で考えて書いていたけれども、WHOがメディア宛にはっきりそれを忠告している。

この話を取りあげるのは少なくとも3回目である。

2009年07月29日(水)「給油活動延長せず=鳩山代表が明言−民主方針」←また、変わったね。/<自殺者>上半期1万7076人ココログ

2009年12月25日(金) <自殺者>3万人超す 前年上回る恐れも 1〜11月」←「WHO による自殺予防の手引き」の「マスメディアのための手引」ココログ

前回、書いたのは、わずか1ヶ月前である。

同じ事だが繰り返す。
WHOによる自殺予防の手引き

という文書が、内閣府の「自殺対策ホームページ」に、ずっと前から載っている。

その中にわざわざ、【マスメディアのための手引き】という項目がある。

その中で、最も私が強調したい部分を抜萃する。
 
一般的に、現実に起きた自殺について新聞やテレビが報道すると、自殺が統計学的に有意に増える場合があることを示唆する十分な証拠があり、とくに若者に影響が強いように思われる。

 自殺手段やその入手方法を詳しく報道するのは避ける。メディアによって報道された自殺方法が、それに引き続く自殺でもしばしば模倣されることを明らかにしている研究がある。

冒頭に転載した産経新聞(元記事は多分共同通信。全く同じ文章である)の記事は、正に、

「自殺手段を詳しく報道」している例に他ならない。

「 WHOによる自殺予防の手引き」の全てが絶対に正しいかどうか、私には学問的に検証する能力はない。

しかし、そんなことをしなくても常識と経験則から、正しいことは、殆ど明らかだ。

ところが、毎回同じような「自殺報道」が行われている。

各メディアは、「WHOによる自殺予防の手引き」を読んでいないどころか、

その存在すら、知らないのではないかと思う。

記事で報じられた事実を、他の国民が知ることによるメリット、又は報道せず、国民が知らないままでいることのデメリットが

有るかどうか考えると、どちらも、無い。

報道しなくて良い、いや、しない方が良いのである。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。


2008年01月31日(木) 「NHK職員による株不正取引」に抗議が殺到し、「長崎国際テレビ社員の強姦罪」は殆ど無視される不思議
2007年01月31日(水) 1月31日はシューベルトの誕生日です。YouTubeに貴重な映像がありました。
2006年01月31日(火) 「米国産牛肉輸入 農相辞任の必要なし 小泉首相が認識」じゃ、閣議決定はいつ反故にされるか分からない訳ですね?
2005年01月31日(月) 「障害がある人間」=「劣った人間」とはいえない。(追加あり)
2004年01月31日(土) BSE問題「米国、全頭検査拒否」←米国は、全頭検査している和牛をいまだに禁輸している事、知っていますか?
2003年01月31日(金) フランツ・シューベルト

JIRO |HomePage

My追加