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2009年11月25日(水) |
【音楽】なんとなく、ヴィヴァルディを取りあげたくなりまして。 |
◆殆どヴィヴァルディなんですが。全て過去に一度ご紹介したものです。
新しいCDを次々に紹介したいのはやまやまなのですが。
のっけから、所帯じみた話で恐縮ですが、今年、愚息が大学受験でして、
色々とおカネが要ります。
また、せがれが一生懸命勉強しているのに(それでもまず、現役は無理だと思います)、
父親が、好き放題に手当たり次第新しいCDを買う、というのも気が咎めます。
と言うわけで恐縮ですが、今日は全て、かつて一度はご紹介したものばかりです。
悪しからず。
さて、CDがこの世に登場してから、マーラーやブルックナーが聴かれるようになりました。
それは勿論、構わないし、レコードの時代から好きな方はいたでしょうが、
何十年もの間、アナログレコードしか、無かった頃は、クラシックレコードの売上げランキングは、
毎年、イ・ムジチ室内合奏団の演奏による、ヴィヴァルディの「四季」だったんです。
今の方には信じられないかも知れませんが本当です。
CDや、最近ではパソコン、ネットやiPodのおかげで、随分と色々な音楽が聴かれるようになり、
いつしか、ヴィヴァルディは忘れられております。
実を言うと、私もあの「四季」は、耳にタコができておりまして、敢えて挙げるなら「冬」はいいのですが、
あまり取りあげる気に、なりません。
彼は非常な多作ですが、特に様々な楽器の為の協奏曲は、
同じ協奏曲を600回書いた
などと皮肉られています。確かにちょっと聴けばヴィヴァルディっぽいな、と分かる作品が多いのですが、
あまり皆さん「四季」以外はご存じないけれど、ヴィヴァルディを食わず嫌いという方が多いと思います。
果たしてそうなのか、お聴きになって下さい。
◆ヴァイオリン協奏曲
「四季」もヴァイオリン協奏曲と見なすことができますが、彼は他にも色々書いています。
「調和の霊感」とか「調和の幻想」と言われる協奏曲集があります。
その中から、ヴァイオリンを習ったら、必ず弾く(練習する)ことになる曲を、まず、どうぞ。
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op. 3 No. 6 RV 356
ダウンロード RV356.mp3 (3146.6K)
これは、ヴィヴァルディ協奏曲傑作集に収録されています。
もう一曲。ヴァイオリン協奏曲ですが、ソリストが4人です。
4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 Op. 3 No. 10 RV 580
ダウンロード ConcertoforFourViolinsRV580.mp3 (3403.2K)
「好き」に理由は無いですが、何故か私はこの曲が大変好きなのです。
CDは、協奏曲集Op.3調和の霊感第1, 2, 4, 7, 8, 10, 11番 コペルマン / カペラ・イストロポリターナです。
◆管楽器の協奏曲
ヴィヴァルディはとにかく多作ですが、色々な楽器の為の協奏曲を書いていることは、
あまりしられていないのではないかと思います。まず、オーボエ協奏曲を。
オーボエ協奏曲 イ短調 RV 461
ダウンロード OboeconcertoRV461.mp3 (3333.1K)
CDは、最初にご紹介したのと同じ、ヴィヴァルディ協奏曲傑作集です。
先日、アルビノーニやマルチェルロのオーボエ協奏曲をご紹介しましたが、ヴィヴァルディを含め、皆、ヴェニスの作曲家ですね。
今の不況では悠長なことはできませんが、いつかヴェニスに旅行なさることがあったら、是非これらをiPodでも何でもいいですから、
持って行かれることをお薦めします。キザですけど、ホテルの部屋にヴェニスの夕陽が差し込む中で、これらを聴くと、
格別に美しく、至福の時となります。
次はファゴット協奏曲です。モーツァルトが書いてますが、古典派以降、あんまり無いんですね。ありますよ。ニーノ・ロータの
ファゴット協奏曲とかありますけど。これは好みですが、私はバロックの方が好きです。ヴィヴァルディは大変多くのファゴット協奏曲を
書いています。
ファゴット協奏曲 ト短調 RV 495 第一楽章
ダウンロード VivaldiFagottoConcertoRV495.mp3 (2789.9K)
CDは、ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲全集 3です。
オーボエもそうですが、このファゴット協奏曲も、現代の楽器で吹いても難しそうですね。
ヴィヴァルディの最後はトランペットです。
ジェラード・シュウォーツという、かつてニューヨーク・フィルハーモニックの副首席トランペットで、今は指揮者になった人が、
「吹き振り」(協奏曲で、ソロを演奏しながら指揮もすること。普通はピアノで「弾き振り」といいます)をしてます。
2つのトランペットのための協奏曲 ハ長調 RV 537 第一楽章
ダウンロード VivaldiConcertoFor2Trumpets.mp3 (2794.8K)
当時のトランペットには、今のように音程を変化させる「バルブ」という装置が無く、難しいので、
詳しいことは書きません(書けません)が、自然倍音を利用した、ナチュラル・トランペット、つまり、単なる真鍮の管でした
底知れぬ名人がいたのでしょう。CDは、トランペット協奏曲集 シュワルツ -vivaldi、Telemann他です。
◆あんまりヴィヴァルディが続いたので、最後はベネデット・マルチェルロを載せます。
「ヴェニスの愛」で使われて有名になった、オーボエ協奏曲を書いたのは、アレッサンドロ・マルチェルロで、
このベネデット・マルチェルロは、弟です。ベネデット・マルチェルロが書いた「チェロ・ソナタ」をテューバで演奏したもの。
ベネデット・マルチェルロ:チェロ・ソナタ(テューバ版) 第一楽章 ラルゴ
ダウンロード MARCELLOCelloSonataInTuba1.mp3 (1704.7K)
チェロ・ソナタ(テューバ版) 第二楽章 アレグロ
ダウンロード MARCELLOCelloSonataInTuba2.mp3 (1450.9K)
綺麗でしょ?低音というのは、気持がカリカリしているときに聴くといいですよ。落ちつきます。
CDは、ヴィヴァルディ/ウェーバー/マルチェッロ:トロンボーンとテューバです。
以上、勿論、一度に買えませんが、もしお気に召したら、少しずつ集められてはいかがでしょうか?
それでは、今日はこの辺で失礼を致します。
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2008年11月25日(火) 「空売り規制、意味のあるものを策定して欲しい=東証社長」空売り規制をしても株価の下落は止まらない。
2007年11月25日(日) 「ミサイル防衛、来月から訓練実施…新宿御苑など10か所で」迎撃ミサイル配置計画をエロ写真と一緒に世界にばらまかないでね?
2006年11月25日(土) 雅子妃殿下とトランペット
2005年11月25日(金) 「消費者物価マイナス脱す 量的緩和、解除へ一歩」←日銀の「解除条件」を良く読め。
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2003年11月25日(火) 「私は今でも私が取った政策は正しいと信じている」(小泉首相)←そりゃ、そうでしょうね・・・。
2002年11月25日(月) 毎日、食べ物がある、有難さ。東京-平壌1293km。