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2006年11月25日(土) |
雅子妃殿下とトランペット |
◆雅子さまは、かなりのクラシック通であることは、ほぼ間違いがない。
雅子皇太子妃殿下について書かれた記事や本は、無数にあるだろうが、「雅子さまとトランペット」の関係に着目したのは、私だけではないか。
どういう話かというと・・・。
皇太子殿下とのご婚約が発表されてから暫くは、マスコミは大騒ぎだった。
女性週刊誌は「ご婚約の後の雅子さまのファッション・チェック」か何かを書くわけだが、無論私はそんなことには興味はなかった。
ただ、一つの記事だけ、非常に興味深く拝見した。記事というよりも写真である。
雅子さまはご結婚前、外務省北米一課に勤務する公務員、早い話「勤め人」だった。
クルマ(カローラ)で通勤しておられたが、
週刊文春が(勿論許可を得て)、そのカローラの車内の写真を撮り、グラビアに載せた。
ダッシュボードに、雅子さまが通勤時にカーステレオでお聴きになるカセット(当時はカーオーディオといっても、カセットテープだったのですよ)が写っていた。
それを見て、私は「アッ」と驚いた。
バッハは管弦楽組曲という作品を4曲書いている(有名な「G線上のアリア」は管弦楽組曲第3番の中の一曲である)。
雅子さまの愛車にあったのは、管弦楽組曲2番であった。ただの2番なら驚かない。
2番はフルートソロをオーケストラが伴奏する形になっている。協奏曲のはしりのようなものだ(曲の構成が後の協奏曲とは全然違う)。
ところが、フランスの天才トランペット奏者、モーリスアンドレという人が、この曲のフルート・ソロをトランペットで吹いたレコードがある。
トランペットを吹く者の間では、当時大評判になったレコードだが、かなりマニアックな世界で、
ごく普通のクラシック好きは、まず、関心を持たない。
しかし、雅子さまが聴いておられたのは、まさにこの「トランペット版」だったのだ。
自分がラッパを吹く人か、吹奏楽をやっている人が持っているのなら、驚かないが、
それ以外の人で、このレコードを買って、テープにダビングしてまで聴く人は、殆どいない。
私には、この一枚の写真で、雅子さまは相当なクラシック好きでいらっしゃることが、一瞬で分かった。
いやはや、あれには、本当に驚きましたね。
◆バッハ:管弦楽組曲第2番(トランペット独奏版)を聴いていただきましょう。
私はヘタクソだが、一応ラッパを吹くので、当然持っている。今は絶版となってしまった。
全曲だと少し長すぎるので、終わりの4曲、ブーレ、ポロネーズ、メヌエット、そして、最後の、動きの速いバディネリを聴いていただこう。
エンピツをご覧の方は、ココログからお聴き下さい。
ちょっと録音が古く、音が堅いけれども、曲の美しさと、アンドレの名人芸を堪能していただければ、幸い。
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2005年11月25日(金) 「消費者物価マイナス脱す 量的緩和、解除へ一歩」←日銀の「解除条件」を良く読め。
2004年11月25日(木) 「再処理政策継続の中間報告 15日に地元に伝達 」 再処理工場は原発より、危険なのです
2003年11月25日(火) 「私は今でも私が取った政策は正しいと信じている」(小泉首相)←そりゃ、そうでしょうね・・・。
2002年11月25日(月) 毎日、食べ物がある、有難さ。東京-平壌1293km。