JIROの独断的日記
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2009年11月03日(火) |
【音楽】J.S.バッハのオーボエ協奏曲はどれも大変美しいと思います。 |
◆バッハに限りませんけどオーボエが好きな作曲家は多いようで。
今日、「バッハの」「オーボエ協奏曲」を特集するのは、特に理由はありません。
つまり、今までしばしば、ある作曲家や演奏家の誕生日、命日などに特集を組みことが多かった
のですが、今日は特別そういう「歴史的背景」はありません。
たまたま、見つけた一枚のCDが気に入っただけです。
忘れないうちにお薦めCDとしてご紹介しておきます。
Amazonならば、J.S. バッハ:管弦楽曲・協奏曲全集 1 (オーボエ協奏曲集)。
HMVならば、<管弦楽曲・協奏曲全集1: オーボエ協奏曲集>ホンメル / スチュワート / ブリュール / ケルン室内管弦で、同一商品です。
Naxosなので、演奏家は有名ではありませんが、オーボエのクリスチャン・ホンメルという人は、良いオーボエ吹きだと思います。
オーボエが好きな作曲家が多い、と書きましたが、むしろ作曲家で「オーボエとホルンが嫌いな人は、まずいない」のではないか、
と言い切っても構わないでしょう。
オーケストラの心臓部は弦楽合奏ですが、その次に何が加わるかというと、大抵オーボエとホルンです。
バッハのオーボエ協奏曲のは、後にバッハ自身がチェンバロ協奏曲に編曲しています。
紛らわしくて、例えば、これからご紹介する、BWV 1055を検索すると、
「J.S. バッハ:ピアノ協奏曲全集」 が最初にでます。それも間違いじゃないのですが、原曲はオーボエ協奏曲です。
知ったかぶりはこの辺で止めておきます。 ◆オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV 1055
オーボエ・ダモーレとは、オーボエより一音半、音域が低い楽器です。詳しく知りたい方は、
Wikipediaでオーボエとオーボエ・ダモーレの写真だけでも比べてみては如何でしょうか。
曲にいきます。
本当はこのCDを全曲丸ごと載せたいぐらいなのですが、そういう訳にもいきません。まず、
オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV 1055 より 第3楽章 をどうぞ。
Concerto for Oboe d'amore in A major, BWV 1055 Allegro ma non tanto
普通のオーボエより、若干、音が丸いというか柔らかいのです。
オーボエを聴いていただくと分かると思います。 ◆オーボエ協奏曲 ト短調 BWV 1056
これは、チェンバロ協奏曲に編曲されたものがかなりよく演奏される(といっても、バロックのコンサート自体、
非常に少ないのですけど)方だと思います。
第二楽章の「ラルゴ」は大変美しく、通称「バッハのアリオーソ」などと言って、
色々な楽器や編成で演奏されます。今日は第一楽章と第二楽章をどうぞ。
オーボエ協奏曲 ト短調 BWV 1056 第一楽章
Oboe Concerto in G minor BWV 1056 I. Allegro
オーボエ協奏曲 ト短調 BWV 1056 第二楽章(通称:「バッハのアリオーソ」)
Oboe Concerto in G minor, BWV 1056 II. Largo
綺麗でしょ? ◆オーボエ協奏曲 ニ短調 BWV 1059
これは、バッハ自身がチェンバロ協奏曲に編曲していないのです。
現代のコープマンというオルガン・チェンバロ奏者、指揮者がオルガン協奏曲に編曲していますが、
バッハ自身の編曲ではない。原則、オリジナルのオーボエでしか聴けないと思います。
オーボエ協奏曲 ニ短調 BWV 1059 第一楽章
Oboe Concerto in D major, BWV 1059 I. Allegro
因みにこのBWV 1059の第二楽章は、マルチェルロのオーボエ協奏曲の第二楽章(ベニスの愛)をそのまま使っています。
そういう曲の貸し借りは普通だったようです。 ◆ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV 1060
このCDには、オーボエ協奏曲と書かれていますが、BWV 1060は、「ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲」と呼ぶのが
普通です。バッハのヴァイオリン協奏曲のCDに収められていることもあります。
異なる音色のオーボエとヴァイオリンの絡みが実に美しく、見事だと思います。
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV 1060 第一楽章
Concerto for Oboe and Violin in C minor, BWV 1060 I. Allegro
と言うわけで、解説するほどの学識もありませんし、ただ聴いて頂ければと思いまして。
毎回同じ事を書きますが、全部お聴きになることも、順番にお聴きになる必要も全くありません。
お好きなようにお聴き下さい。
それでは、失礼します。
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2008年11月03日(月) 【翻訳】日銀は「ジェスチャー」で済ませるな。(11月2日付 フィナンシャル・タイムズ社説) 2007年11月03日(土) 「<大連立協議>『決めてきます』小沢氏、首相に言い残す」←小沢さん、ダメだよ。/バッハ:「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」 2006年11月03日(金) 「福岡・筑前町の中2自殺:同じグループ、自殺後も別の生徒いじめ−−三輪中」←やはり制裁を加えなければ、だめだ。 2005年11月03日(木) 昨日の東証システムダウンは怖かったですな。 2004年11月03日(水) アメリカ人がここまでバカだとは・・・思っていたけれどもね。 2002年11月03日(日) 「自分の肉体的・精神的生存のほぼ全ては、他人の労働の上に成り立っている。」
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