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2009年09月19日(土) |
【音楽】フランチェスカッティというヴァイオリニストがいます。 |
◆はじめに:私事で取り込みがありまして。
今日は時事評論を書くつもりだったのですが、私事で取り込みがありました。
「取り込み」というのは、普通「不幸=弔事」の婉曲表現ですが、そうではありません。
昼間、ふと、マンションの駐車場の停めてある自分の車をみたら、リア・ガラスに、
直径10cmぐらいの穴があいており、その衝撃でリア・ガラス全体にヒビが入っていました。
18日夕方に見たときには、普通だったので、夜中のウチに、悪い奴にやられた、と思いこみ、
110番してお巡りさんがやってきたのですが、詳しい事情を話すとマズイので途中省略して
結論だけ書くと、過失により、ある人がものを落として、それが運悪く私の車のリア・ガラスを
直撃したのでした。しかし、ご本人が直ぐに申し出て下さったので、犯罪ではないことがわかり、
ホッとしました。リアガラスは、全体にヒビがはいりどうしようもないので、クルマのディーラーに
取りに来て貰いました。修理代は、壊した方が払って下さると、大変真摯で紳士的な方だったので、
「揉め事」には発展しなかったのが幸いでした。
このように書くと、なんでもないのですが、今日は半日、「非日常的事件」の対応に追われて疲れました。
天下国家を論じる余裕がありません。音楽にします。
◆ジノ・フランチェスカティという昔のヴァイオリンの名手の演奏をご紹介します。
ヴァイオリンの神様はハイフェッツですが、このフランチェスカッティという人大変な名人です。
半世紀も前なのですが、今の若くて上手い人に劣らず、どころかもっと上手いかも知れません。
私にとって、この人は大変懐かしい名前です。
13年前に死んだ親父は、私ほどではないですが、音楽が好きでした。
対して知識もないし、持っていたレコードも数は多くないのですが、何故か名盤が多いのです。
私が生まれて初めて聴いた、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、のヴァイオリン協奏曲は
いずれも、フランチェスカッティでした。ですから懐かしい。
今の方はご存じないと思いますので、ご紹介します。YouTubeから集めました。
まずチゴイネル・ワイゼン。ちょうど50年前の映像です。
Sarasate: Zigeunerweisen (Zino Francescatti)1959
完璧です。
続いて、サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」。
音だけですが、十分素晴らしい。
Francescatti:St Saens, Introduction & Rondo Capriccioso
テクニックも完璧ですが、この人は、音が素晴らしい。
3曲目は、ヴィエニアフスキー、「エチュード・カプリース」
Zino Francescatti plays Wieniawski's Etude-Caprice in A
演奏時間1分台の短い曲ですが、難しい技巧の連続です。
最後、ヴァイオリンの超絶技巧といったらパガニーニ。ヴァイオリン協奏曲第1番より第3楽章。
Zino Francescatti plays Paganini Violin Concerto #1; 3rd mvt
以上です。HMVのクイック検索に、「Francescatti」と入力すると、
彼の代表的な録音が沢山並んでいます。ベートーヴェンの協奏曲、バッハの協奏曲集、ここに一部載せた、
パガニーニの協奏曲集、チャイコフスキーとメンデルスゾーンの協奏曲など、どれからお薦めして良いかわからないほどです。
フランチェスカッティという名前、是非、覚えておいて下さい。
それでは。
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