DiaryINDEX|past|will
2009年09月01日(火) |
【音楽・映像】ホルンの神様、デニス・ブレイン(1921-1957)没後52年。すごい!デニス・ブレインの動画初めて見た! |
◆今なお、人類史上最高のホルン奏者として尊敬を集めています。
殆ど毎年のように、今日9月1日は、「ホルンの神様」、イギリスのホルン奏者、デニス・ブレインを紹介しています。
デニス・ブレインが亡くなったのは、1957年9月1日。クルマが好きで運転も上手かったデニスブレインは、前日、
スコットランドのエディンバラでのコンサートの後、徹夜で、クルマを飛ばしてロンドンに戻る途中、ロンドンまで
あと少しというところで、多分居眠りでしょうね。街路樹に激突して、亡くなってしまいました。
あまりにも惜しい。
ホルンというのは、本当に難しい楽器のようで、私の日記の読者中学(小学校だったかな?)から大学まで、ずっと
吹奏楽部(コンクールに出るような学校の)でファゴットを演奏していた、という方がいらっしゃいます。
その方は勿論楽器は違うけれども、毎年コンクールで、全国から選りすぐられた上手い吹奏楽部ばかりを聴いてきたけれども、
遂に、ホルン・セクションが本当に上手い、という学校は見たことがない、とおっしゃいます。
それほど、難しい。
そのホルンで、しかもむずかしい曲を、
何が、難しいの?
と言わんばかりにサラッと吹いてしまうのが、デニス・ブレインです。
ヴァイオリンにおいて、ハイフェッツは永遠の神様であるように、ホルン演奏において、
デニス・ブレインは、多分人類史上・空前絶後の「神様」としか表現出来ません。
◆今までは音だけでしたが、YouTubeで動画を発見しました。
ホルンを吹く方、ホルン好きの方はとっくに御存知だったのでしょうが、
私は、今日、生まれて初めて「動くデニス・ブレイン」、つまり動画を見つけました。
ベートーヴェンはホルンの為にソナタを書いています。それを演奏しています。
ベートーヴェンの演奏も素晴らしいのですが、曲を吹く前に、デニス・ブレインが
楽器の説明をしています。
ベートーヴェンの時代には、ホルンはこのようにただの真鍮の管にマウスピースを付けたものでした。
(吹いて見せて)このように、ただ吹いたのでは、出ない音が沢山あります。
そこで、ホルンの開口部(ベル=朝顔)に、右手を差し込んで、微妙に角度を調整して、
倍音だけでは出せない音を出すのです。
といって、ベートーヴェンの時代のホルン(=ナチュラル・ホルン)を取りあげて、右手の操作で見事に
音階を吹いています。普通、ナチュラル・ホルンで音階を吹いたら、右手で調整した音は、くぐもったような音に
なるのですが、ブレインの音は、現代の楽器と大差ない。
この人は、
(今でも)ナチュラル・ホルンで吹けというなら、やってもいいよ?
と言い出しそうです。こういう人こそ、正に「天」「才」と呼ぶに相応しい。
◆ベートーヴェン/ホルン・ソナタ へ長調 Op17:デニス・ブレイン(ホルン)デニス・マシューズ(ピアノ)
二つのファイルに分かれます。
デニス・ブレインの肉声が聴けます。ナチュラル・ホルンをこともなく吹いていますが、
普通、こんなの、吹けません。本番は流石に現代の楽器で吹いています。
Beethoven Horn Sonata Op.17 (1/2)
Beethoven Horn Sonata Op.17 (2/2)
終わり近く、8分31秒から32秒にかけて。トリルがありますが、全くバルブを動かさないで、
唇だけで演奏しています。平然と演っていますが、ものすごく難しいことなのです。
ハイフェッツとデニス・ブレインは、生の演奏を聴きたかった、といつも思います。
デニス・ブレインは、永遠に不滅です。
【読者の皆様にお願い】
是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2008年09月01日(月) 【福田首相辞任】いくら何でも、今度は解散総選挙すべきではないでしょうか。
2007年09月01日(土) ブッシュ米大統領:テロ特措法「延長に期待」←日本の安保理常任理事国入りを妨害し、「従軍慰安婦で謝罪要求」しておいてよく言えるね。
2006年09月01日(金) 安倍晋三官房長官の政権公約「美しい国、日本。」に関する考察
2005年09月01日(木) 特殊法人の無駄遣いを正す為に郵便局を民営化するなら、年金は何故民営化しないのか(解説シリーズ3)
2004年09月01日(水) 30年前、丸の内でテロがあった。
2003年09月01日(月) 「東証大引け・大幅続伸で年初来高値 」 ←バカ 「小泉首相の「再選支持」が66%」もうだめだね、日本は。