JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆どの新聞を読んでも本質を捉えていない。 全国紙の社説を一通り読んだが、問題の本質を敢えて誤魔化している。 お前は、郵政民営化に反対だ、と散々書いているのに、鳩山を批判するのは矛盾しているのではないか? と言うコメントを頂戴した。 矛盾していない。 私自身は今でも郵政民営化に反対である。 しかし、現在、自民・公明連立与党が、衆議院において、絶対安定多数を確保しているのは、 2005年9月11日の所謂「郵政民営化」選挙で、当時の小泉首相が、 この選挙は、郵政民営化の是非だけを問う選挙なんです。 と百万遍も繰り返し、それに有権者が示した判断の結果である。 実際には、小選挙区制の欠点がモロに現れ、死票が非常に多かったが、 有権者の下した判断、即ち民意は、「郵政民営化に賛成」だったのである。 議会制民主主義の原理からして、政府は郵政民営化を推進することが求められた(くどいが、私は反対だが)。 その実行を委託され、政府から三顧の礼を以て迎えられたのが西川・元・三井住友銀行頭取だった。 西川氏に与えられた職務は従って、郵政民営化のスムーズな移行を実現することであった。 ◆鳩山氏の真意が郵政民営化反対ならば、国会で再度討議するべきだった。 ぶっちゃけた話、自民党内部でも、郵政民営化の是非に関しては意見がいまだに分かれている。 ◆結論:郵政民営化を引き続き推進するのかしないのか政府の意思を明らかにすることだ。 内容が重複するが、もう一度、まとめる。 政府は何を今更、ごちゃごちゃいうのだ。民営化が本気じゃなかったのなら、俺に依頼などするな。 と言いたいであろう。 民営化を見直すのかどうかはっきりしないまま、民営化を遅らせようと、西川氏を虐めるのは、正規のやり方ではない。 政府・与党は、「やっぱり民営化止めます」、と言いたいのなら、はっきりと、そう宣言した上で解散総選挙をして、改めて民意を 問うべきである。 「事務方」の西川氏のやり方が郵政民営化の問題の所在であるかのように「偽装する」のは、正しくない。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2008年06月14日(土) 「ネット殺人予告、九州で警戒」←大事件(や災害。岩手・宮城内陸地震)が起きると、直前の大事件を瞬間的に忘れるのが日本人の特徴だ。
JIRO
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