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2009年03月22日(日) |
「<麻生首相>「株屋って何となく…」 有識者会合で発言」←建て前と本音のコメントを書きます。 |
◆記事:<麻生首相>「株屋って何となく…」 有識者会合で発言(毎日新聞 - 03月21日 20:02)
麻生太郎首相は21日、官邸で開かれた「経済危機克服のための有識者会合」で
「株屋ってのは何となく信用されていない。株をやっていると言ったら、田舎じゃ何となく怪しげよ」と発言した。
株式市場の活性化に向けた取り組みを話し合う場だっただけに問題視される可能性があり、民主党の鳩山由紀夫幹事長は
「投資家や証券会社は資本主義になくてはならない存在。『株屋』とさげすむ発想は断じて許されない」と批判した。
◆コメント(建て前。原則論):発言の一部だけ切り取ったのでは真意は分からないのですよ。
わずか10日前に同じ事を書いたばかりである。
<川崎の医師>講演会で「どんどん吸って早く死んで」←人の発言は文脈全体を知らないと、真意を知ることは出来ない。
今回も全く同じ事で、麻生首相の発言の前後、文脈全体を読まなければ、真意は分からない。
マスコミは何度でも同じことをする。
それを知っている癖に、民主党の鳩山も他人の揚げ足取りばかりしていないで、
民主党の景気刺激策をシミュレーションして、こうすれば、こうなる、というのを示すべきだ。
とにかく麻生政権を批判すれば民主党の支持者が増える、という訳には行かない、ということが、
まだ分からないのだろうか。揚げ足取りではなく、能動的な前向きな、建設的な意見を表明していただきたい。
◆コメント(ホンネ):首相の言ってることは、本当ですよ。
首相の言っていることは、本当だ。
首相発言、首相という立場でいっちゃうとまずいのだけど、本当ですよ。
株屋(証券会社)に関しては、その通りだと思います。株屋が非常に信頼のおける、上品な商売だとは言えないのは、事実ですよ。
今は金融商品取引法というのが出来て、金融商品の説明義務が法的に義務化されているけど、それでもね。
証券会社の販売担当は少しでも多くのひとに証券口座を開設させて、なるべく多く売買させて手数料を稼ぐというのが基本だからね。
ちょっと昔までは、証券会社の営業が、何も分からない素人に
「この株絶対上がりますよ。今が買い時ですよ」
なんて言って株取引をさせていた(いる?)訳です。
勿論株式に投資する人がいなくなれば、資本主義は成り立たない。
株式とは「株主の地位」であり、株券とはその地位をカミにした擬制である。
株式を買う人がいなくなったら、株式会社は資本を集められない。
しかし、投資と投機は別の事です。ある会社を応援したいと思ったら株式を買えばいい。
そして、何年も持ち続ける。これが「株式投資」である。株は本来、そのような投資の対象であるべきなのだ。
ところが、その会社のことなどどうでも良く、値動きの激しい株式を探し、短期での売買を繰り返す。これを「投機」という。
カッコよくいえば、「ディーリング」である。投機筋が徒にカネを動かすと株式市場の安定が保たれなくなり、
それがきっかけで、企業が倒産することもありうる。
特に、最近のように素人が会社を辞めてデイ・トレーディング(一日の中で何度も売買すること)
で食っているなんて、不健全ですよ。
考えてご覧なさい。皆が働かなくなって、自宅でパソコンにかじりついて株の売買に没頭したら、
誰が物を作るのですか?だれが、サービスを提供するのですか。
デイ・トレーディングで暮らせる人が存在するのは、世の中の大多数が真面目に財・サービスの生産に従事しているからだ。
その意味じゃ、麻生さんの言っていることは、別に珍しい事じゃない。
株ってのは怪しげなものだ。常識である。
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