JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:太陽風、ここ50年間で最も弱く――寒冷期との関係は?(9月25日14時0分配信 WIRED VISION) 米航空宇宙局(NASA)は9月23日(米国時間)、太陽風(太陽から放出される電子と陽子の風)が、ここ50年間で最も弱いレベルに低下したと発表した。 「太陽風の観測は、宇宙時代の初期――60年代初め――から現在までしか行なわれていないのだが、 【メモ】:天文学者らは最近、2008年8月はこの百年間で初めて、黒点が1つも生成されずに終わった月になったと指摘した。 [リンクされている記事によると、太陽活動は11年ごとに減少し、ゼロに近くなるが、 新しいサイクルが始まると黒点も急速に観測されるようになる。今年1月からサイクル24に入ったが、 黒点が少ない時期が異例なほど長く続いていたという。「1カ月にわたって黒点がゼロ」 という同じ現象が最後に確認されているのは1913年6月。過去1000年間においては、 このような時期はマウンダー極小期など3回あったが、どれも小氷期と呼ばれる寒冷期にあたるという。 なお、2005年に「太陽活動が今後急速に低下する」と予測した研究者がいたが、批判が多く論文は掲載されなかったという] ◆コメント:要するに、「太陽黒点が極端に減っていて、それが地球に寒冷化をもたらすかも知れない」という話です。 私の日記・ブログで自然科学に関することを書くのは、かなり久しぶりです。 ◆何故、太陽黒点が減ると、「地球寒冷化」をもたらす(可能性がある)のか。 太陽の活動が活発になると黒点は増える。つまり、黒点が少ないということは、太陽の活動が活発ではない、 北極圏の気圧が例年よりも低いと、北半球中緯度付近(日本も含まれます)の気圧は逆に平年よりも高くなる。 言い訳がましいのですが、何しろ私は完全に門外漢なので、これ以上書けませんでした。 ここには、「北極震動が何故起きるか良く分からないらしい」と書きましたが、文春の記事によると、 最近の研究で太陽の活動によって生じる磁場が「北極震動」を通じて地球の気候に影響を与えることも分かってきました 別の論理もあります。東工大の丸山茂徳教授の説明はこうです。 黒点の現象は雲が増える可能性を示唆します。雲の生成には地球に降り注ぐ宇宙線が必要。 思考過程はことなりますが、結論は同じです。要するに太陽活動の不活発化(それが何故起きたかは、分かりません)により、 地球上の気温が下がる。 極端な場合は、17世紀に黒点が殆ど発生せず、ヨーロッパを厳しい寒さが襲った、マウンダー極小期と同様の小氷期になるかも知れない、といいます。 東工大の丸山教授によれば、今年の1月は地球の平均気温は去年より0.6℃も下がったのですが、 「地球温暖化」騒動では、過去140年で、地球の平均気温が0.7℃上がった、といって騒いでいることを考えると、 わずか0.6℃と言えども、大変深刻な数字だ、ということです。 こうなると、高度に専門的な話なので、私はコメントを差し挟む余地がありません。 一体、地球温暖化と寒冷化、どちらがより強く(顕著に)進行しているのか? 温暖化は、今や、そこら中で騒がれていますが、寒冷化を無視してしまっていいのか。 素人と言えども、本当に小氷期が訪れたら、食料生産が大打撃を受けることは必至であることは想像に難くありません。 私は、この件に関して科学的見解を書く能力はありませんが、どちらも真実を専門家がよく説明・啓蒙して欲しいと思います。 温暖化ばかりが叫ばれ、寒冷化の可能性について、私は全然知りませんでした。 甚だ失礼ですが、多くの読者諸氏も同様だと思い、この話を書きました。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします
2007年10月19日(金) 「<児童手当>母子家庭の削減凍結、低所得世帯のみ…自公方針」ケチなことをいうな。世帯当たり9,850円〜47,120円だぞ。
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