DiaryINDEX|past|will
2008年07月30日(水) |
ヴァイオリンの神様の演奏を聴いてみませんか?/序奏とロンド・カプリチオーソ、ツィゴイネルワイゼン。お薦めCD |
◆ヤシャ・ハイフェッツ(1901〜1987)という天才。
ヴァイオリンと言ったら、ハイフェッツ。100年に1人と言われた天才です。
ウィキペディアでも何でも、ハイフェッツについて書いた文章は山のようにありますから、詳しいことは省きます。
これからお聴き頂くのは古い録音をリマスターしたもので、現代のヴァイオリニストのCDほど音質は良くありませんが、
そんなの関係ないですね。もう、ヴァイオリンと言ったらハイフェッツなんです。神様としか言いようがない。
私は今の時代に生きていて、色々問題はあるけど、まあ、良かったと思うのです。
しかし、こと、ハイフェッツの全盛期の生演奏を聴けなかった、と言うことに関しては、
もっと早く生まれていれば良かった、と(そんなことを言っても仕方がないのは百も承知ですが)思うのです。
ものすごい音だったと思います。それから、この完璧なテクニックを、目撃したかった。
そう思います。曲にいきましょう。
◆序奏とロンド・カプリチオーソ(サン・サーンス)
サン・サーンス(1835-1921)と聞いて、「動物の謝肉祭」(チェロの「白鳥」を含む組曲)が代表作だと思っている方が
おられるかも知れませんが、それは、ちょっと気の毒でして・・・。これは冗談音楽なんですね。
サン・サーンスは交響曲も書いているし、ヴァイオリン協奏曲も3曲書いています。
しかし、これから聞いて頂く、独奏ヴァイオリンと管弦楽のための小品、
「序奏とロンド・カプリチオーソ」が、一番演奏頻度が高いかもしれません(あくまでも、私の印象です)。
大変、「カッコイイ」曲です。背筋がピンと伸びる気がします。
ハイフェッツの演奏でどうぞ。ボリュームが少し大きいかもしれないので、お手元で調節して下さい。
ダウンロード IntroductionRondoCapriccioso.mp3 (7993.0K)
カッコイイでしょ?
音がすごいですよね。太くて豊かな、これ以上楽器を鳴らせないと言うぐらい鳴っている、音。
◆チゴイネル・ワイゼン
これも、一体何人のヴァイオリニストが演奏したか分かりませんけれども、
多くの人にとって、チゴイネル・ワイゼンといったら、「ハイフェッツが弾いたチゴイネル・ワイゼン」なんです。
やたらと大時代な曲の始まり。その後、目の回りそうな早いパッセージがあり、
暫くすると、ハンガリー民謡だったか、ジプシーの歌だったか、をそのまま使った箇所があります。
音色が変わって聞こえるのは、ヴァイオリンの駒に弱音器をつけているからです(作曲者の指定です)。
こういうところの歌い方が、また、如何にもハイフェッツです。すすり泣くビブラート。よよ、としたたるポルタメント。
やっぱり「チゴイネル・ワイゼン」はこうじゃなくちゃいけねえよ・・。あ、失礼。
では、曲です。
ダウンロード Zigeunerweisen.mp3 (7757.3K)
うーむ。いいねえ。
よく、音楽は精神の芸術だ。技術偏重はいけない、などといわれます。そのとおりなんです。
でも、ハイフェッツは両方が共存してます。
ハイフェッツ自身はそんなこと言っていないとおもうけど、
精神の問題などといって、技術の習得を怠るな。完璧な技術を身につけてから言え、と、
ハイフェッツの演奏はそう言っているように聞こえます。
これらが収録されているCDは、ツィゴイネルワイゼン~ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリンです。
お薦めします。それでは。
【読者の皆様にお願い】
是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2007年07月30日(月) 「安倍首相、8月後半にも内閣改造へ」←首相が現状を全然分かっていないのに、人を替えても無駄。
2006年07月30日(日) 「安倍氏が4月に靖国参拝=例大祭前、中韓反発は必至−総裁選論議に影響も」←各候補の政策を包括的に提示すべし。
2005年07月30日(土) <日航機トラブル>逆噴射不作動で着陸 子会社の整備ミス←日本人の仕事の質の低下
2004年07月30日(金) 「雅子さまは『適応障害』 病名公表、自身で決意 」説明が中途半端です。
2003年07月30日(水) 「之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知るなり。」 国会の議事録を見るとなかなか面白い。