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JIROの独断的日記
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2008年07月01日(火) 「富士山で山開き 気温3度、300人がご来光仰ぐ」←「富士山って伝説上の山ですよ」と言われて驚いたことがあります。

◆記事:富士山で山開き 気温3度、300人がご来光仰ぐ(朝日新聞)(2008年7月1日13時51分)

富士山(標高3776メートル)が1日、山開きをした。平日にもかかわらず山頂は約300人の登山客でにぎわい、ご来光を仰いだ。

山梨県側の吉田口登山道では未明、7、8合目にある山小屋を登山客たちが次々と出発。ヘッドライトの明かりを頼りに山頂を目指した。

午前4時半、気温は3度。闇に包まれた空が、少しずつ白色に染まっていく。

眼下に広がる雲海から太陽が現れると、「ばんざーい」と大きな歓声が上がった。


◆コメント:東京近郊からは富士山って遠くないのですがね。

東京や埼玉、栃木、長野、神奈川などには、富士見町とか、富士見市、とかいう名前の市町村が沢山ある。

東京だと、特に冬の朝、寒いけれど空気が澄んだときには極めてよく見える。特別の場所に行かなくても、

建物の4階か5階ぐらいから(無論方角によるが)簡単に富士山が見える。JR中央線からも見える。

朝は山頂の雪が眩しく、夕方は富士山がシルエットになって見える。大変美しい。


ところが、会社の同僚で関西出身の人から、

「関西(以西)の人間にとっては富士山って、結構『伝説上の山』ですよ」

と言われて、びっくりしたことがある。

「伝説上」は無論冗談だけれど、富士山の存在は知っているし、テレビで見たこともあるだろうし、新幹線や飛行機で上京するときに、

富士山を見たことはあるが、年中見られるものではない。ましてや行ったことがある人は少ない、ということだ。

なるほど。当然のことながら、生まれ育った場所によって、こういう感覚の違いがあるんだ、と納得した。


◆富士山に登ったこと、ありますか?

私は、半分イエスである。登ったことはあるが、山頂まで登ったことはない。クルマで五合目まで行ったきりである。

それまでも何度も行ったことはあったが、関西出身で、また関西に戻るかも知れない会社の同僚を、

あるとき週末に自分のクルマで連れて行ったことがある。

東京から富士山に行こうと思ったら、中央自動車道を使う。

松任谷由実さんが「荒井由美」さんだったころ「中央フリーウェイ」という歌を作りましたね。

余程気に入ったのでしょうね。MIDIですが、こちらで、歌詞をみてメロディを聴けます

調布インターで中央道にのって、大月の先で分岐しているから、河口湖線に入る。河口湖料金所は富士のすぐ麓にある。

因みに私の自宅からここまでちょうど100kmである。高速が渋滞していなければ1時間半ぐらいである。

そこから、クルマで富士山を登る。「富士スバルライン」という。結構くねくねしていますけどね。まあ、

気をつければ誰でも走れます。

30分かかるかな。5合目でも眺めが良い。雲が下に見える。後で紹介する小学唱歌の通りである。

登山の経験の無い人は、これぐらいにしておいた方がいいですよ。

富士山の山頂まで登るのは本当に大変だし、岩肌がゴツゴツしていて危ない。

昔、落石事故で大勢亡くなったことがあったでしょう。「石」なんてものじゃなくて、直径1メートルぐらいの岩の直撃を受けて

亡くなった方もいた。落石が無くても、山に慣れていない人が滑落したり、意外に事故が多い。

山登りというのは、本当はかなり危険なものだから、若い頃から慣れ親しんでいる人でも十分準備する必要があるし、

慣れていない人はいきなり富士山なんてとても無理だから、もうちょっと低い山で練習してから。又は、慣れている人に

付き添ってもらった方が良い。


それは、それとして、「伝説上の山」富士山にまさか登ることが出来ると思っていなかった、関西出身の同僚は、

クルマで五合目まで登っただけでも、大層感激してくれて、私も嬉しかった。

富士山というのは、何か神秘的な力があるように、私は勝手に思っている。たとえ五合目までであっても、

心が浄化されるような気がするのである。


◆「富士は日本一の山」

故・岩城宏之さんは、指揮者になってから年中世界中を飛び回り、何ヶ月か一度、日本に帰ってきていたが、

飛行機が日本の領空に入ると、富士山が見えようが見えまいが、頭の中で、

「ふーじは、にっぽんいーちーのーやまー」

という小学唱歌が頭の中でエンドレステープのように鳴り続け、思わず涙ぐみそうになるのだ、と書いていた。

外国に長くいると、こういう歌に涙腺を刺激されるのは分かる気がする。

本当の人間が歌ったCDは私は持っていない。あるとしても、あの昔の子供の合唱団みたいなのはちょっと・・・

と思っていたら、すごい方がいらっしゃった。ヤマハのVocaloid(ボーカロイド)というソフトがある。

歌詞と音符を入力すると、歌になるのだが、なかなか、この人工音声がバカにならない。

Vocaloidを用いてすごい数の歌を入力した方がおられる。

山本良久の動画・音楽(歌声[vocal]入りの童謡、唱歌、民謡、外国曲など)である。

タイトルから分かるように唱歌だけではないが、何と現在386曲あるという。

実は今年の元旦の記事で「一月一日」を使わせて頂いた。

今日は、話題にぴったりの「富士山」をお聴き下さい。「一月一日」は女性の声ですが、今日は男性のやや甘い感じの声です。
1.

あたまを雲の上に出し

四方の山を見おろして

かみなりさまを下に聞く

富士は日本一の山



2.

青空高くそびえ立ち

からだに雪の着物着て

霞のすそを遠くひく

富士は日本一の山

ダウンロード Fujisan.mp3 (1802.4K)


実に真っ直ぐな良い歌だな、と思います。

それでは、失礼致します。

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