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2004年07月01日(木) |
「<参院選>憲法問題、自民は争点化避ける」←何故、避けるのですか? |
◆記事1:<参院選>憲法問題、自民は争点化避ける
小泉純一郎首相が街頭演説などで憲法に触れることはほとんどなく、自民党は参院選で憲法問題を意識的に避けている。「時間をかけた説明を必要とするテーマで、選挙戦にはなじまない」(幹部)との判断に加え、多国籍軍参加問題がクローズアップされることへの懸念と慎重な議論を求める公明党に対する配慮という事情がある。
自民党は05年11月の結党50周年の党大会で憲法改正草案を公表する方針で、党憲法調査会は15日、戦力保持、集団的自衛権の行使などを盛り込んだ新憲法草案の素案を公表した。同調査会のメンバーは「平和憲法の大転換で、本来なら国民の信を問うべき内容だ」と認める。
しかし、自民党は「草案をつくることを約束しており、ことさら争点にする考えはない」(安倍晋三幹事長)との姿勢。党幹部は「立候補者には『憲法には触れる必要はない』とアドバイスすることさえある」と語る。
◆記事2:「憲法を改正し、日本が攻撃された場合は米国と一緒になって行動したい」(小泉首相)
毎日新聞が参院選に立候補した全員にアンケート調査したところ「2010年までに憲法改正すべきだ」は自民候補者の83%、民主は40%、公明が45%だった。共産、社民は全員が反対した。
紋切り型表現の公約の一方で、小泉純一郎首相が突出した発言をしている。「憲法を改正し、日本が攻撃された場合は米国と一緒になって行動したい」と意図が不明な発言をして、官房長官から「私も(真意を)聞いてみたい」と言われる始末だ。
◆コメント:本当に「正しい」と思っていないから議論できないのでしょ?
小泉首相は、本当に基礎学力のない人である。記事2の発言を見よ。「日本が攻撃されたら米国と一緒となって行動するため」に憲法を改正しなければいけないのだそうだ。
あのねえ。小泉君。日本が攻撃された時に、反撃するのは、「個別的自衛権の発動」というのです。米国が一緒に行動するのは、米国が集団的自衛権を行使している状態なのです。逆です。しっかりしてください。
現行憲法も、自分の国がいわれのない攻撃を受けたときに黙って死になさい、とは言っていない。そのための自衛隊。専守防衛のための自衛隊なのです。
憲法を改正して、集団的自衛権を行使できるようにしたら、アメリカがイラクやイランやアフガニスタンで攻撃されたら、自衛隊を急派しなければいけないのです。そして、日本人が、アメリカ人と一緒に敵を殺すのです。それは、日本国憲法は許していません。
「許していないから、改正するのではないか!」という馬鹿がいる。違う。憲法は日本国の国家としての基本的な姿勢、戦争はしないという理想・目標・大原則を決めたものなのです。この部分を変えることは、日本が戦争に巻き込まれて、国民のもっとも基本的な人権たる「平和的生存権」をおびやかすことにつながる。だから、変えてはいけないのです。現実を理想に近づけるように努力しなければいけないのです。あくまでも武力を行使せずに紛争を解決すべく、知恵を絞らなければいけないのです。それが9条の意味です。
現実世界が物騒になったから、日本は「戦争をしない」という理想を捨てて、「戦争ができるような憲法にしよう」という発想は、日本国の政治家として完全に失格です。
◆サマワは非戦闘地域なんでしょ?小泉首相、行って激励してくればどうです?
そういえば、思い出した。日本政府の見解によれば、サマワは今もイラク復興支援特別措置法で云うところの「非戦闘地域」でしたね?
ということは危なくないのですね?イラクに兵隊を派遣している国で、指導者が現地を見ていないのは、日本だけですよ。小泉首相。
小泉首相だけではない。閣僚のだれもいっていない。陸上幕僚長はいったけどね。制服組は。シビリアンは行っていないのですよ。何故、行かないのですか?あの馬鹿のブッシュさえ、行ってますよ。
安全な場所なんでしょ?しかし、猛暑の中で自衛官はつらい思いをしているんですよ。貴方が命じたから。6月中旬には、何十人もが脱水症状を起こすほどの下痢に苦しんだ。集団食中毒です。暑い所での脱水症状は命の危険があるのですよ。
どうして、見舞いに行かないのですか?ひょっとすると、本当はサマワはとても危ないところなんですか?それを知っていて、自衛官が死ぬのはかまわないが自分は怖いから、小泉首相も軍事オタクの石破防衛庁長官も、行かないのではないのですか?無責任ですね。それでも国の指導者ですか。
2003年07月01日(火) ヴァイオリンを奏する者に三段階あり /<統合失調症>関与のたんぱく質と遺伝子特定