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2007年11月16日(金) |
「時効で失われた年金、8年間で2千億円超」←社保庁の使い込みで失われたのは5.6兆円。 |
◆記事1:時効で失われた年金、8年間で2千億円超 (11月16日22時38分配信 読売新聞)
社会保険庁は16日、2004〜06年度の3年間で、年金の受給開始の請求が遅れたために、
5年間の時効によって受け取れなくなった年金が、5万8355人分計886億円に上るとする推計を明らかにした。
すでに判明している1999年〜03年度の時効分の年金計1155億円と合わせ、
8年間で2000億円超の年金が時効で失われたことになる。
社保庁が16日の衆院厚生労働委員会で、自民党の冨岡勉氏の質問に答えた。
社保庁によると、04〜06年度に、年金を新たに受け取った約482万人のうちの約1・2%で、
請求の遅れが原因で時効になった年金が見つかった。
06年度では、年金の受給を始めた165万411人中の20505人に時効分の年金があり、
1人当たり平均約162万円を失った計算だ。
◆コメント:それで、時効になった2千億円をまた社保庁の奴らが使い込むのかい?
社保庁の仕事(といえるだろうか?)の杜撰さは、今や日本中に知られている。
これは、ひとえに、民主党の長妻昭衆議院議員の地道な仕事のおかげである。
時効になった2千億円、と社保庁は平気でいうが、社保庁による、年金掛け金の流用額は
5兆6千億円である。
国民が預けた金を「兆」の単位で使い込みをしておきながら、国民には年金請求期間の「時効」を
設定するなど、盗人猛々しい。
そんな「時効制度」はさっさと撤廃しろ、といいたい。
何故なら、次のような恐ろしい記事を私は発見してしまったのである。
◆記事2:年金記録:訂正審査まだ2.3% 終了に10年かかる?(毎日新聞 2007年11月15日 2時30分)
支払った年金保険料の記録がなくなる「消えた年金記録」問題で、
総務省年金記録確認第三者委員会は6月に納付記録の訂正審査を始めたが、
これまでに寄せられた訂正申し立て約2万5000件以上のうち、わずか1.8%しか認められていないことが分かった。
訂正が認められなかったものを含めても2.3%しか審査できていない。
第三者委関係者から「単純計算すると、審査終了まで10年以上かかる」との声も出ている。
総務省は6月25日、省内に中央第三者委を発足させ、それまでに社保庁に寄せられた訂正相談などを審査。
全国50カ所の地方第三者委でも7月17日から訂正申し立てを受け付けている。
委員は弁護士、社会保険労務士、税理士ら。確定申告や家計簿、店の帳簿などの資料、
本人や家族、同僚らの証言から訂正の正否を審査する。「明らかに不合理でなく確からしい」
なら訂正を認めるのが基本方針で、認めれば社保庁に訂正をあっせんする。
第三者委が今月11日までに受け付けた申し立ては計2万5641件(中央318件、地方2万5323件)。
しかし、訂正が認められたのは470件(中央114件、地方356件)で、わずか1.8%。
認められず訂正不要と判断された129件(中央21件、地方108件)と合わせても、全体の2.3%しか処理できていない。
審査に時間を要するのは、直接証拠がなく、本人の記憶以外に資料が乏しかったり、
支払いを推定させる証拠を探すのに時間がかかるケースが多いことが主な原因とみられる。
第三者委は委員の増員など迅速に審査する方法を検討している。
記事1によれば、年金支給開始を請求する期間は5年だという。
記事2によれば、「消えた年金記録」の審査終了までに10年かかるという。
審査が終わったときには、時効成立で年金を受け取れない、などと言い出しても不思議ではないのが、この国の年金管理体制である。
私の記憶が間違っていなければ、安倍晋三は5千万件を一年で照合する、といっていたはずである。
◆ベートーベン交響曲全曲演奏(その3)交響曲第一番より第三楽章
さて、第3楽章です。古典派の交響曲の第3楽章は、三拍子のメヌエットと相場が決まってます。
初めて書いた交響曲ですが、やはり紛れもなくベートーベンの音がします。
ダウンロード BeethovenNo1Menuetto.mp3 (3901.2K)
明日の第4楽章(終楽章)も、面白いですよ。
それでは。
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