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2007年10月07日(日) |
「日本人拉致被害者はもういない」…南北会談で」←何故、日本政府は拉致問題に不熱心なのか。 |
【ソウル=中村勇一郎】今月3日に平壌で開催された南北首脳会談で、
金正日(キム・ジョンイル)総書記が盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に対し、
「日本人拉致被害者はもういない」と発言していたことが8日、明らかになった。
会談に同行した韓国の文正仁(ムン・ジョンイン)延世大教授が記者団に語った。
金総書記が日本人拉致問題について、公式の場で直接、言及したのは、
2004年5月の日朝首脳会談以来。北朝鮮はこれまでの日朝交渉で、拉致問題の再調査要求に応じてこなかったが、
金総書記自らが拉致問題について解決済みとの姿勢を示したことで、拉致問題の進展はより一層不透明な状況となった。
◆記事2:横田めぐみさん 43歳の誕生日祝う 両親に肖像画贈る (10月6日10時16分配信 毎日新聞)
北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの43歳の誕生日を祝う会が5日、東京都内のホテルで開かれた。
事件当時住んでいた新潟市の画家が描いた肖像画が両親に贈られ、
母校の同級生や恩師らとともに、13歳で拉致されためぐみさんの一日も早い帰国を願った。
肖像画は、めぐみさんが通っていた小学校の当時校長だった馬場吉衛さん(86)の依頼を受けた馬場さんの教え子の八木勝喜さんの作品。
拉致される約10カ月前の77年1月に父滋さん(74)が撮影した写真をモデルに、元気なめぐみさんをイメージし、明るく描いたという。
会ではめぐみさんの席も設けられ、学校でのめぐみさんの独唱を録音したテープに出席者全員がじっと聴き入った。
滋さんはあいさつで「家の中は書類の山になり、誕生日のお祝いも開くことができない」と声を詰まらせ、
母早紀江さん(71)も「(めぐみさんの姿が)まるで昨日のことのように思い浮かぶ」と涙ぐんだ。
◆コメント:日本政府に本気で拉致問題を解決する気があるとは思えない。
小泉が北朝鮮を突然訪問したのは5年前で、その後5人の拉致被害者が帰国し、やがて、
その家族も日本に呼び寄せることが出来た。
しかし、横田めぐみさんは、初めから「既に死亡した」と金正日は断言し、その後ニセの遺骨を送ってきた。
日本政府で、小泉内閣当時、最も北朝鮮拉致問題に熱心だと思われていたのは安倍晋三当時内閣官房副長官だった。
当時官房長官だった福田康夫は極めて冷たかった。
小泉の後継に安倍晋三が選ばれたとき、横田滋さん、早紀江さんご夫妻は、拉致問題での進展を期待した。
だが、ご覧の通りの有り様だ。何もしないうちに、辞めてしまった。
安倍の後継は拉致問題に冷たい福田である。
一体この五年間、日本政府が拉致問題で何をしたのか、全く分からない。
わが国は六カ国協議に振り回されているばかりで、他の参加国のホンネは日本人拉致問題はどうでも良く、
一番大事なのは、北朝鮮に核兵器を使わせないようにすることなのである。
日本政府は「国際協調が大事だから、『拉致、拉致』と騒ぎ立てるわけにはいかない」
という主張を、拉致問題に対する不作為の言い訳にしているように思える。
もっとはっきり言えば、日本政府は、横田滋さん、早紀江さんが亡くなるのを待っているのであろう。
ご夫妻がいなくなれば、横田めぐみさんのことを本気で心配する人はいなくなる。
◆有権者にも責任がある。
政治は数である。
数とは議席数であり、議席数を得られるかどうかは選挙で当選するものが多いか否かにかかっている。
そして、当選する為に必要なのは、「票」という「数」である。
七月の参院選を思い出せば分かるとおり、候補者は、その時々、一番有権者の関心があり、そのことを訴えれば
票を獲得出来る、というテーマを中心にとりあげる。
参院選で「拉致問題の早期解決」を訴える候補者など一人もいなかっただろう。
皆、バカの一つ覚えのように「年金」「政治とカネ」を繰り返していた。
これは、有権者の関心を読み取っているからである。先の参院選で「拉致問題」を主張しても、
当選できなかっただろう。
つまり、大元まで溯れば、我々有権者の拉致問題への無関心が、日本政府の不熱心さの原因なのだ。
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