JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆グールドの紹介がいくら何でも乱暴だったかな、と思いまして。 前々回のエントリーで、グレン・グールドについて書きましたが、いくら何でも、ちょっと説明が乱暴だったかな、と思いましたので、 「どうです?グールドって変わっているでしょう」 ということばかり強調してしまいましたが、単なる変人ならば、亡くなってから四半世紀を経て、 なお世界中で「グレン・グールド論」が書かれたり、「グールド研究」が盛んに行われているわけはないのです。天才なんです。 だから、グールドが考えていたことを、わたくし如き凡人が想像するのは不可能なのです。 できることは、演奏をご紹介するぐらいです。 先日お薦めした、バッハの「ゴールドベルク変奏曲」は、全曲を通すと50分以上を要しますが、 主題と、各変奏(第30変奏まであります)は、少数の例外を除いて、1分〜2分なのです。 演奏時間を見ると敬遠しそうになるでしょうが、私は、意外に聴きやすいな、と、初めて聴いたときに思いました(好みですけどね)。 それで、今日は、主題(約3分)、第一変奏から第三変奏、そして第四変奏から第六変奏まで、試しに聴いて下さい。 なお、グレン・グールドはピアノを弾きながら歌うクセがありまして、それが録音に入っているのです。これはこれで、 レコード時代からの「名物」みたいなものなので、技術的には声だけ消すことは可能だと思うのですが、CDになってもそのままです。 所謂「怪奇現象」ではありませんから、怖がらないで下さい(笑)。 それでは、始めます。 「Aria」と呼ばれる、「主題」です。 ダウンロード GoldbergVariationsAria.mp3 (2896.2K) 第一変奏から第三変奏です。切れ目なく演奏されます。再生開始後1分12秒で第二変奏に。同2分2秒で第三変奏に入ります。 ボリュームを絞って下さい。 ダウンロード Variation1to3.mp3 (3364.5K) 第四変奏から第六変奏です。再生開始後、52秒で第五変奏。初めて技巧的な曲になります。 再生開始後1分29秒で第六変奏に入ります。 ダウンロード Variation4to6.mp3 (2096.0K) こんな調子です。面白くなかった、と言う方は、夜、もう一度聴いてみて下さい。 しみじみと心に沁みる・・・かも知れません。 ◆退屈でしたか?次は、ジャーマン・ブラスによるバッハです。 私は、相変わらず、ジャーマン・ブラスにかなりハマっております。 ◆ジャーマン・ブラスによるショスタコービッチ「祝典序曲」とラテン風オリジナル曲 ショスタコービッチは今のロシアではなくてソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)時代の、当たり前ですが完全に20世紀の作曲家です。
2006年10月06日(金) <テロ特措法>1年間延長の改正案を閣議決定 3度目←田中真紀子の毒舌をおもしろがっている場合ではない。/今日の名演
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