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2007年07月15日(日) |
新潟県中越沖地震に関する情報 |
◆被害状況:死傷者(NHK 7月16日 17時40分更新)
NHKが震度6強を観測した新潟県の柏崎市、長岡市、刈羽村、長野県飯綱町をはじめ、
新潟と長野の各市町村にある病院に問い合わせたところこれまでに5人が死亡、500人以上がけがをするなどして手当てを受けています。
新潟県警察本部から警察庁に入った連絡によりますと
この地震でこれまでに柏崎市新花町に住む、中村エツ子さん(81)と刈羽村井岡の五十嵐キヨさん(79)ら5人が死亡したということです。
また、各地で大勢のけが人が出ています。
まず、
▼柏崎市の▽刈羽郡総合病院ではこれまでに200人のけが人が手当てを受けていて、なかには重傷者もいるということです。
また、▽柏崎病院でもこれまでに骨折やひどいやけどで65人以上の患者が手当てを受けていて、重傷の患者も複数いるということです。
さらに▽柏崎中央病院では転んだり、落ちてきたモノに当たったりしてけがをした患者54人が救急車などで運ばれました。
▼長岡市では▽立川総合病院に7歳の女の子が石塀に頭を挟まれて頭の骨を折る大けがをして運ばれるなど42人が手当てを受けているということです。
また、▽長岡中央総合病院では家の中にいて地震で倒れてきたモノで頭を切るけがをした70歳代の女性など11人が手当てを受けているということです。
このほか、▽長岡赤十字病院では女性がガラスで足を切るけがをするなど38人が手当てを受けているということです。
さらに▽長岡西病院で8人が手当てを受けています。
一方、▼長野県飯綱町の▽飯綱病院では女性1人が軽いけがをして手当てを受けたということです。
つぎに震度6弱を観測した▼新潟県小千谷市の▽小千谷総合病院では8人、
▽魚沼病院で4人がけがをして手当てを受けています。
▼新潟県上越市の▽県立中央病院には23人、
▽新潟労災病院に19人、
▽上越総合病院に12人のけが人が運ばれています。
このほか、震度5強を観測した新潟県の三条市、十日町市、南魚沼市、燕市、
長野県の中野市、飯山市、信濃町など各地の病院で合わせて34人が手当てを受けているということです。(7月16日 17時25分更新)
◆避難状況(NHK、16時20分現在)
NHKが柏崎市と刈羽村にある避難所などに問い合わせたところ、
午後3時半現在少なくとも40か所にあわせて1700人近くが避難しているということです。
柏崎市で避難しているのは
▼柏崎小学校に100人以上、
▼比角小学校に50人、
▼枇杷島小学校に3人、
▼半田小学校に10人、
▼大洲小学校に130人、
▼剣野小学校に12人、
▼槙原小学校に25人、
▼石地小学校に4人、
▼内郷小学校に2人、
▼北条北小学校に7人、
▼田尻小学校に20人、
▼第一中学校に30人、
▼第二中学校に10人、
▼第三中学校に10人、
▼鏡が沖中学校に7人、
▼瑞穂中学校に20人、
▼柏崎市元気館に60人
▼柏崎総合福祉センターに20人、
▼ワークプラザ柏崎に60人、
▼西山町いきいき館に300人、
▼椎谷コミュニティーセンターに3人、
▼高田コミュニティーセンターに40人、
▼田尻コミュニティーセンターに120人、
▼中鯖石コミュニティーセンターに1人、
▼西中通コミュニティーセンターに8人、
▼半田コミュニティーセンターに30人、
▼比角コミュニティーセンターに150人
▼鯨波コミュニティーセンターに8人、
▼松波コミュニティーセンターに50人、
▼宮川コミュニティーセンターに100人、
▼石地コミュニティーセンターに6人、
▼南部コミュニティーセンターに40人
▼別山コミュニティーセンター10人、
▼荒浜コミュニティーセンターに100人以上、
▼上米山コミュニティーセンターに20人、
▼北条コミュニティーセンターに21人、
▼枇杷島コミュニティーセンターに15人
で、少なくともあわせて1602人が避難しているということです。
柏崎市では柏崎市元気館と市立第一中学校には余裕があるので周辺の人はこの2か所に避難してほしいと呼びかけています。
また、刈羽村役場によりますと午後3時半現在、刈羽村では5か所が避難所に指定されています。
このうち
▼赤田地区集会場に15人
▼刈羽村第2体育館に40人、
▼生涯学習センター文化ホールに40人
で少なくとも95人が避難しているということです。
避難所では、断水しているところが多く、避難している人からは「飲料水がほしい」とか
「トイレがないので困っている」と訴える人もいるということです。(7月16日 16時20分更新)
◆連絡方法:NTT東日本災害用伝言ダイヤル171及び、災害用ブロードバンド伝言板を設置したので、それを使うこと。
これに関しては、新潟・長野方面を中心とした地震による通信サービス等への影響及び「災害用伝言ダイヤル(171)」「災害用ブロードバンド掲示板(web171)」の運用開始についてを読んで下さい。
◆コメント:「困ったときはお互い様」というのは簡単だが実際は不義理をしてしまうことも多い。しかし、本当に実行している人々がいた。
まずは、お読み頂きたい。
◆記事1:能登半島地震:小千谷市民から義援金170万円 被災地に贈呈へ /新潟(7月6日12時3分配信 毎日新聞)
小千谷市は、5日までに市民から寄せられた能登半島地震義援金が170万円に達し、石川県内の被災地6市町へ贈ると発表した。
中越地震に対する支援に応えるために3月28日から6月26日までの間、市民に協力を呼びかけていた。
贈呈先は七尾・輪島の2市、志賀・穴水・中能登・能登の4町。
小千谷市内の災害公営住宅に暮らすグループなど147の個人・法人から寄付があった。
6日に谷井靖夫市長が同住宅に暮らす男性とともに届ける。
そして、次の記事。
◆記事2:輪島朝市開催中に「地震だ!」、救援物資急きょ被災地へ(7月16日18時8分配信 読売新聞)
能登半島地震の被災地、輪島市では、震度5弱を観測。同市中心部では「輪島朝市」が開催中で、「地震だ!」と悲鳴が上がった。
干物を販売していた板谷ふみさん(82)は、「横に大きく揺れた。能登半島地震の余震とは違う揺れ方で、恐ろしかった」と話した。
穴水町大町の仮設住宅に入居している皆森(かいもり)照子さん(58)は
「次から次に地震があり、一人暮らしのお年寄りは不安がっている」と話し、仮設住宅を一軒一軒訪ね、入居者の安否を確認して回った。
輪島市は、能登半島地震で寄せられた救援物資のうち、未使用の水や食料などを今回の地震の被災地に送ることを決め、トラックへの積み込みを始めた。
説明するまでもないが、2004年の中越地震のときに、小千谷市は石川県の世話になった。
今年、能登半島地震が起きた。小千谷市の人々は、災害公営住宅に住む人までが、恩返しをしたい、と寄付をした。立派だ。
そして、今日、また新潟県柏崎市を中心に大変な被害が出た。
能登半島地震の被災者は、まだ仮設住宅に住んでいる人が大勢いるのに、前回寄せられた救援物資を被災地に送るという。立派である。
人間の本性は「善」である、と説いた孟子の言葉を信じたい。
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2006年07月15日(土) 「<ジャワ地震>死者339人」 「ジャワ島」や「レバノン攻撃」より「秋田児童殺害」を優先する日本のマスコミ
2005年07月15日(金) 「台湾海峡紛争に介入なら核使用も=中国軍当局者、米国に警告−英紙」英字紙の引用は正確に行うべし。
2004年07月15日(木) 「逆風の中、よく頑張った」(小泉首相)←久々に笑ったよ。ありがとう。
2003年07月15日(火) 「嫌な事があったら、何か人に親切なことをしなさい」(小学校の担任の先生)