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2007年07月13日(金) |
「同一楽曲を色々な楽器で」シリーズ。バッハ「シチリアーノ」 |
◆疲れたときはバッハ。
私は、素人の分際で音楽のことを、知ったかぶりで良く書きます。
いつも読んで下さる皆さんは、分かって下さると思いますが、
音楽のことを私が書くのは、自分の乏しい知識をひけらかしたいのではなく、
クラシックは敷居が高いと思っておられる方にも、
「まあ、あまり毛嫌いせずに、試しに聴いてみて下さい、理屈は要らないのです。綺麗な音楽が沢山あるのですよ」
という気持ちで書いています。
先日、たまたま、拙ブログを見つけた方が、
「以前はバッハに夢中だったこともあるが、日々の暮らしに追われ、忘れていた。久しぶりにその美しさを思い出した」
という趣旨のコメントを書いて下さいました。
手前味噌になりますが、実は今までに何度か、同じようなコメントやメールを頂戴したことがあります。
このように云っていただけると本当に嬉しいのです。
上のコメントを書いて下さった方は大変繊細な感受性をお持ちで、
「バッハの音楽が、自分の代わりに泣いてくれているようだ」
とも書いて下さいました。これは、美しい表現ですね。つくづく感心しました。
ありがとうございます。
バッハは、元気なときに聴いても勿論いいけれど、
「とかくに人の世は棲みにくい」わけで、世俗の雑事で嫌になってしまったとき、
本当は、音楽を聴くのも面倒、というほど疲れていることもありますが、
最後の力を振り絞って、何とかバッハを聴くと救われることが多いです。
◆バッハの作品番号、BWV1031、フルートソナタから、「シチリアーノ」集めましたよ。色々。
シチリアーノはシシリア島の舞曲のリズムで本来は普通名詞です。
ただ、「バッハのシチリアーノ」と云えば、BWV(ベーヴェーファウ)1031、フルートソナタの第2楽章と
相場が決まっています。
原曲はフルートの為の曲ですが、あまりにも美しいので、ピアノ独奏用に編曲されたり、色々な楽器で演奏されます。
今日は目一杯集めましたので、最初のフルートのあとは、お気の向くまま、順番じゃ無くて結構ですので、聴いて下さい。
原曲です。
ダウンロード BWV1031Siciliano.mp3 (2359.1K)
美しいです。ただ、フルートの音は時折寒々しく感ずることがあります。次はリコーダーです。
ダウンロード BWV1031byRecorder.mp3 (1909.7K)
とても柔らかい音になります。次は哀愁を帯びた音色のオーボエです。
ダウンロード BWV1031byOboe.mp3 (2066.7K)
これは、古楽器(バロック・オーボエ)で吹いているため、敢えてビブラートをかけていませんね。
次は、ハープによる演奏です。
ダウンロード BWV1031byHarp.mp3 (1774.3K)
夢見心地、というか、幻想的というか・・・如何にもハープらしさが出ています。
次は極めて珍しい、ハーモニカとハープによる演奏です。
ダウンロード BWV1031byHarmonica.mp3 (1930.3K)
クラシック・ハーモニカのプロがいるのです。使う楽器も当然それなりに出来ています。学校のハーモニカのように、
息を吐いても吸っても音が出るのではなく、常に吐くのです。半音階用のボタンが横についています。
今度は、木琴の一種、マリンバによる、シチリアーノです。
ダウンロード BWV1031byMarimba.mp3 (2089.9K)
マリンバは勿論打楽器ですが、驚くほど柔らかい音がします。そして演奏がとても音楽的だと思います。
鉄琴が入っているように聞こえるかも知れませんが、違います。あくまで、ソロ・マリンバです。
最後はピアノです。
ダウンロード BWV1031Piano.mp3 (2583.0K)
これは、ケンプという巨匠なんですが、実に淡々と弾いているところが、面白いです。
色々と並べましたが、如何でしたか?それでは、また。
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