JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事1:農相の母、泣き崩れる 松岡利勝農相の母ハルコさん(86)は28日、熊本県阿蘇市の自宅で「自殺ですか?。ああっ」と泣き崩れた。 ◆記事2:疑惑抱え突然の死・松岡農相、3日前元気なく「責任痛感」(2007年5月29日3時13分 読売新聞)より、抜粋 記事URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070529icw1.htm ◆コメント:「事件の真相」に関して世間は喧しい(かまびすしい)。プロが書いた記事を読まれたい。ただ、言いたいことがある。 松岡農水相が自らの命を絶った背景には、如何なる政治的な背景があったのか、 ◆御母堂の気持ちを思う者はいない。 記事1と2を読めば分かるとおり、松岡農水相は地元熊本に帰り、 「体を大事にしてください」 という言葉から明らかだ。 その時の松岡氏の心中を察すると、あまりに悲しい。 人間はパソコンではない。デジタルではない。0か1か、クロかシロか、善人か悪人か、単純に分類できるような存在ではない。 松岡氏の86歳の御母堂は実の母ではなく、実母は20歳のときに亡くなり、その後、現在のハルコさんと実父が結婚したという。 こういうケースでは、継母には冷たく当たる人間も多いが、ハルコさん(継母)によれば、松岡氏はハルコさんを 「実の母のように大事にしてくれた」 という。偉いじゃないか。だからこそ、記事1にあるとおり、母、ハルコさんも、 「仏壇にも毎日、利勝さんが元気にとお祈りしておりました」と声を震わせ、涙が止まらぬ様子だった のだろう。 誰もこの年老いた御母堂の気持ちを思わないのか。 ◆親の愛はありがたいものだ。 故・松岡氏と御母堂の記事を読んでいるときに、故・遠藤周作氏のエピソードを思い出した。 シュッ、マッチ。 これだけである。 だが、次男の周作さんは一体どうなるのか、と、ずっと心配していた「お母さん」にとって、 この詩が新聞に採用されたことは、天にも昇る心地だったのだろう。 周作さんと兄上が、御母堂の遺品を整理していたらなんと、この「三行詩」が出てきた、という。 つまり、遠藤周作氏の御母堂は、この小さい新聞の切り抜きを財布に入れ、 一生、肌身離さず、大事に持っていたのである! 遠藤周作氏の兄上は、 「これを見たとき、弟は、泣いた。」 と書いていた。その言葉を読むまでもなく、私の両目からもポロポロと涙がこぼれた。 政治家の世界の汚い話は、今は書きたくない。 松岡さん、ただね。お母さんを悲しませたのは、悪いことしたねえ・・・。 【読者の皆様にお願い】 駄文をお読みになり、お気に召した場合、エンピツの投票ボタンをクリックしていただけると、幸甚です。 画面の右下にボタンがあります。 よろしく御願いいたします。
2006年05月29日(月) 「<ジャワ中部地震>救難救助活動で自衛隊派遣へ」←こちらも一肌脱ぐぞ。
JIRO
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