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JIROの独断的日記
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2004年05月29日(土) <イラク日本人殺害>犯人は日本人と認識して襲撃・処刑か 世界が平和なら、、戦争報道は必要ないのだ。

◆記事1:<イラク日本人殺害>犯人は日本人と認識して襲撃・処刑か


【バグダッド山科武司】バグダッド郊外のマハムディヤで現地時間27日午後、日本人のフリージャーナリストの橋田信介さん(61)と小川功太郎さん(33)とイラク人2人が乗った車が銃撃された事件で、襲撃犯の車が橋田さんらの車といったん並走した際、犯人の一人が橋田さんを視認していたことが29日、分かった。

 現場から逃げたとされる小川さんは、拉致され射殺された可能性が高まっており、犯人グループは橋田さんと小川さんを日本人と認識して襲撃、殺害した可能性が強まった。外務省は歯型の照合などで日本人の2遺体を特定後、米軍の協力を得てクウェートに搬送し、身元の確認を進める。

 橋田さんらの運転手のラアド・アシュドさん(27)の証言によると、サマワからバグダッドへ向かう途中、マハムディアの手前の米軍検問所で身元などのチェックを受けた。この際、犯人に目撃された可能性もある。長期間にわたる占領統治で反米感情が渦巻くイラクでは、外国人を米国人と同一視して無差別に襲撃する事件が多発している。自衛隊派遣後、日本人に対する感情も悪化する傾向を見せており、事件の背景となった可能性もある。(毎日新聞) [5月29日13時46分更新]


◆コメント:物事の根本に遡って考える。


今回の事件に関して、いくつかの新聞の社説を読んだ。予想どおり、同業者の死に対して、各紙とも同情を寄せた、情緒的な記述が多い。「命を賭けてでも、真実を伝える、それがジャーナリストだ」といいたいのだろう。しかし、問題の本質を見失ってはならぬ。

「命を賭け」なければならないような状況が存在することこそが、本当の問題なのだ。イラク戦争がおきてから死亡した世界各国のジャーナリストは40余名に及ぶという。

あまりにも当たり前の話だが、イラク戦争が起きなければ、彼らは少なくとも、イラクで死なずに済んだのである。イラク戦争が「起きた」と書いたが、戦争は自然災害ではない。ジャーナリストが戦争で死ぬことの無いような平和な世界を実現することが、人類の目標であるはずだ。

客観的、歴史的事実は、ジョージ・ブッシュという男がこの戦争を始め、収拾がつかなくなり、そのおかげで、数え切れないほどの無辜の民が銃弾に倒れた、ということである。ブッシュの責任は万死に値する。

ブッシュが戦争正当化事由として挙げた、大量破壊兵器は、いまだに見つからない。

その次にブッシュはイラクの民主化のため、と理由を変更したが、民主化どころか、いまだに戦争は終わっていない。

そしてブッシュは、テロリストを掃討するため、という目的も苦し紛れに考え付いたが、いまだにウサマ・ビン・ラディンは捕らえられないし、アルカイダの組織が生きていることも、つい数日前、日本でアルカイダのメンバーが逮捕されたことで、明らかになった。

ブッシュが掲げた理由は嘘っぱちか、こじつけだった。イラク戦争は単なる、侵略であり、ホロコーストである。

そして、この残虐行為を「正しい」と言ってはばからず、自衛隊をイラクに派遣して人殺しの手伝いをさせているのが、日本国の内閣総理大臣なのである。

繰り返す。イラク戦争がなければ、橋田信介さん(61)と小川功太郎さん(33)は死なずに済んだ。


2003年05月29日(木) 「独身主義、容認派増える=結婚観の変化くっきり−厚生労働省調査」そんなの、調査しなくたって分かるだろう。
2002年05月29日(水) 着メロを憎む

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