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2007年05月09日(水) |
「安倍首相『脅しに屈しない』久間氏へのカミソリ送付で」←総理、それは結構ですけどね・・・。 |
◆記事:安倍首相:「脅し屈しない」久間氏へのカミソリ送付
安倍晋三首相は9日夜、久間章生防衛相の事務所にカミソリの刃とともに
訪米時の言動を弱腰だと批判する文書が入った封筒が送り付けられたことについて
「そういう脅しに決して屈してはならない。暴力は撲滅しなければならない。
言論に対する弾圧は許すわけにはいかないし、あってはならない」と強調した。
首相官邸で記者団の質問に答えた。塩崎恭久官房長官も同日の記者会見で
「政治家にそういうやり方で批判をすることはあってはならない。
民主主義体制に対する挑戦のような感じで、憤りすら強く感じる」と述べた。
(毎日新聞 2007年5月9日 23時09分)
◆コメント:教基法の強行採決や、郵政民営化造反組復党時に「民営化賛成」と言わせたのは、民主的ですか。
ときどき、とんでもない勘違いの頓珍漢メールが来るので、最初に書いておきます。
私は、久間防衛相にカミソリを送りつけた奴が正しいといっているのではありません。
安倍首相の発言自体は正しい。
言論を暴力で封殺すること、しようとすることは民主主義への挑戦であり、許してはならぬ。
それは、正しい。
但し、私は安倍晋三内閣総理大臣がその発言をするのは滑稽だ、と思いました。
安倍政権は昨年12月14日、「憲法の付属法」とまで言われている、重要な法律、教育基本法の改正案を「強行採決」しました。
改正教育基本法が本当に正しいと思っていたなら、野党や国民の納得がいくまで時間をかけて説明するべきでした。
「強行採決」とは、野党はまだ議論を望んでいるのに、「うるさい!」といって、与党が数の力で一挙に採決してしまうことです。
要するに反対意見を無視し、封殺しているわけです。暴力こそ使っていないが、非民主的行為だと思います。
また、安倍政権は昨年11月、2005年衆院選で郵政民営化法案に反対していた「郵政造反組」12人が復党願いを出すに当たって、
「郵政民営化に反対したことや無所属で衆院選に出馬したことに対する反省」を書いた、「誓約書」を書かせました
(平沼赳夫議員だけが書きませんでした)。
これは、憲法によって保障された思想・良心の自由という基本的人権を剥奪する行為だと思います。
日本国憲法 第十九条 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
こういうことをやってきた人が、民主主義に対する挑戦とか云っているわけです。
自分で恥ずかしくならないのでしょうか?
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