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JIROの独断的日記
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2007年04月22日(日) 「<民主党>イラク特措法の廃止法案を提出」←ポーズは止めて本気でやれ。

◆記事:<民主党>イラク特措法の廃止法案を提出

民主党は19日、イラク復興特別措置法の廃止法案を衆院に提出した。

政府の提出したイラク特措法を2年延長する改正案への対案として、

自衛隊の即時撤退を求める同党の姿勢をアピールする狙いがある。

廃止法案の提出は3度目。 (4月19日19時15分配信 毎日新聞)


◆コメント:議席数から見て可決は不可能だが、イラク復興支援特別措置法の違憲性をアピールせよ。

イラク復興支援特別措置法は違憲である、ということについては、

つい最近、「<イラク特措法>2年間延長を月内に閣議決定へ 政府」←延長するべきではないのです。

に、一から詳しく書きましたので、ご覧頂きたいと思います。

民主党が、イラク復興支援特別措置法の廃止法案を提出したところで、議席数をみれば、

連立与党によって否決されることは明らかです。しかし、3回目というのは少し怠慢ではないかと思います。

イラクに残っている空自の輸送機は、米兵や多国籍軍の兵隊や、彼らの物資を輸送しているのですが、

本当のことを言わない。



第一野党である民主党は、この点をもっとしつこく与党に問い質すべきです。

空自や海自は、本当は、現地で一体何をしているのか。

同盟国の軍事的な行動に関わっていなければ、「軍事的情報」は無いはずですから、

サマワの自衛隊のように、任務の詳細を明らかにして良いはずではないでしょうか?


それから、僭越な物言いですが、一民間人である私ですら、

これほど度々、イラク復興支援特別措置法の違憲性を説明しているのに、

野党は何だかんだいって、大きな組織で、もっと情報伝達力があるにも関わらず、

イラク復興支援特別措置法を、何故、延長してはいけないのか、

国民に理解させる努力が足りない、と思います。


◆「憲法のどこを読んでも集団的自衛権が認められるとは思えない。」←誰の言葉でしょう?

これは、皆さんが絶対に御存知の政治家が書いた本に載っている言葉です。

「憲法のどこを読んでも集団的自衛権が認められるとは思えない。」

ほう。私と気が合いますね。

この政治家は、こんな事も書いているんです。
「僕は自衛隊のPKO派遣のときも反対した。国際協力をダメといっているわけではない。

むしろ積極的に行うべきだと思うけど、現行の憲法では、自衛隊の海外派遣はどう考えても無理がある。」

ほほう・・・。ますます、気が合いますね。

この本の著者は、小泉純一郎という人です。彼が若者向け雑誌に連載していた原稿を本にまとめた、

コイズムという本に載っています。

彼が如何に嘘つきか、良く分かりますね。

彼は在任中、はっきり、集団的自衛権の行使は可能だ、といいました。

また、自衛隊の海外派遣を可能にした最初の法律は、国際平和協力法(PKO法)で、これも激論の末強行採決だったのです。

これにもとづいて、2002年2月、東ティモールに陸自が派遣されました。

自衛隊が海外へ出るようになった始まりです。

一度こういうことを許してしまうとどんどんエスカレートして、今、空自は輸送機とはいえ、戦地にモノや兵隊を運んでいる。

それは、ともかく、この最初のPKO法案に反対だった小泉純一郎が、イラク復興支援特別措置法を決めさせ、

空自は、実際は「非戦闘地域」ではないバグダッドやイラク国内の米軍基地に、モノを運んでいる。

あきれてものがいえない。
空自の活動は、後方支援です。集団的自衛権の行使だから、違憲です。

軍隊ってのは、戦地へ行けば、段々エスカレートするんです。

与党は集団的自衛権の行使の「研究」をはじめているそうですが、誰がそんなことをして良いと言ったのか。

参議院選挙を待つまでもなく、衆議院を解散して民意を問うべきです。



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