JIROの独断的日記
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2003年04月22日(火) |
地球温暖化とSARS |
地球温暖化とSARSが関係があるかどうかは勿論、現時点では不明だが、可能性はある。 北極、南極、グリーンランドの氷はかつてない速さで溶けつづけている。北極の氷は40年前に比べて約40パーセント薄くなっている。何年か前に、シベリアのある町で、完全な形で保たれていた(凍っていた)2万3千年前のマンモスが地球温暖化の影響で、急にその姿を現した。
マンモスならいいのだが、地球温暖化で北極などの氷が溶けると、現代の科学では知られていない、何百万年も氷の中に閉じ込められていた病原菌やウィルスが、世界中の海に散らばってしまうのである。
グリーンランドで掘り出された氷からは14万年前のウィルスが発見されたが、そのウィルスはその時点で、まだ、植物に感染する能力を持っていたというから、恐ろしい。
グリーンランドのウィルスを発見した米国の大学の合同チームだが、その他のウィルス学者たちも、何百万年も凍っていた、我々のしらない、どんなワクチンや抗生物質も効かない病原菌やウィルスが、世界中に広がる伝染病を惹き起す可能性を否定していないのだそうだ。
地球温暖化を防止しなければならないのは、生態系の破壊とかいわれているが、一番怖いのは、このようなことなのである。温室効果をもたらすガスの最たるものはCO2(二酸化炭素)で、これを世界の国々が目標を定めて減らそう、という相談をしたのが、1997年の京都議定書だ。
地球温暖化を防ぐ上では、最も多くのCO2を放出しているアメリカ(世界全体の24%。因みに日本は全体の5パーセント)が最も協力的でなければならない。しかし、周知のとおり、アホのブッシュが大統領になってから、勝手に京都議定書から脱退してしまった。
アメリカはあらゆる面で、人類に迷惑をかけつつあると言ってもいいだろう。
2002年04月22日(月) 小泉首相
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