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2007年01月28日(日) |
「『施政方針演説』安倍首相「教育再生は内閣の最重要課題」うそつけ。最重要課題は憲法改正だろう。 |
◆記事:[施政方針演説]安倍首相「教育再生は内閣の最重要課題」
安倍晋三首相は26日午後、衆参両院の本会議で初の施政方針演説を行った。
首相は「教育再生は内閣の最重要課題」と明言したうえで、「国への愛着愛情をおろそかにしてきた」と問題提起。
道徳教育の充実など改正教育基本法を踏まえた公教育の再生に取り組むことを強調した。
また憲法改正の議論を促し、改憲手続きを定めた国民投票法案の今国会成立に強い期待感を示す。
保守色の強い「安倍カラー」を意識したもので、「戦後レジーム(体制)」からの脱却も改めて宣言した。
首相は「21世紀の国際社会で新たな模範となる国にしたい」と切り出し、
「憲法を頂点とした教育、外交・安全保障などの基本的枠組みの多くが時代の大きな変化についていけなくなった」と指摘。
「今こそ大胆に見直し、新たな船出をすべき時が来た」と述べた。
教育再生では、いじめや子どもの自殺、子どものモラルの低下などの原因について
「公共の精神、地域や国への愛着愛情、道徳心などの価値観をおろそかにしてきたのではないか」と指摘。
「教育新時代」をうたい、今国会に教育関連法案を提出し、
(1)ゆとり教育の見直し(2)学習指導要領の改訂(3)教員免許更新制の導入(4)教育委員会改革――
を行う考えを示した。(以下略)【2007/01/26 (毎日新聞)】
◆具体性が無い。結局「何を」「どういう順番で」「どうしたい」のですか?
こういう演説は、聴いていて実にイライラする。
「戦後レジーム(体制)」からの脱却ってのは何だよ。
憲法改正したいのだろう。はっきり言わなくてはわからん。
憲法改正は9条を改正することで、「戦争放棄」を「放棄」して、アメリカにくっついて、
世界のあちこちへ行って、鉄砲をぶっ放せる国にしたいのだろう。
私には、
戦後レジーム(戦後体制といえばいいだろう)が時代の大きな変化について行けなくなった
とは何がどのようについて行けないのか分からない。
戦後レジームが間違っていたのなら、
何故、日本は戦後、奇跡的に速い復興と驚異的な発展を達成できたのだろうか。
今の世の中がおかしいのは、体制が原因ではなく、体制を運用する政治家と役人の所為だ。
あんたら政治家が憲法の規定にある「全体の奉仕者であり、一部の奉仕者ではない」ことをすっかり忘れ、
一部の奉仕者どころか、自分のことばかり考えているからだ。
「公」より「私」を優先する人間が国の仕組みを作るから、変なことになるのだ。
役人も同じだ。この国の中央官庁の役人の最大関心事は、「天下り先を確保すること」なのだ。
◆教育再生したいなら、率先垂範しろ。
教育再生が最重要課題とは聞いてあきれる。
政治資金を報告していなかったり、実在しない事務所経費を計上して、税金を着服するというような、
「汚い」ことを国権の最高機関の成員が全然罪悪感もなく実行していながら、
子どもに「立派な人になりましょう」と言えた義理か。
◆憲法改正して戦争する国に変えようといいながら、少子化対策とはどういうことか。
少子化対策に注力するといったって、こんな先行き不透明な状態で、子どもをつくれというのは無責任だ。
安倍晋三は憲法9条を改正して、集団的自衛権の行使を可能にし、日本を「戦争に加われる国」にしようとしているのは、誰でも知っている。
子供をつくったら、将来兵隊にとられるかも知れない。
そんな危ない世の中でじゃ、子どもが増えないのは当たり前だ。
それとも、安倍首相は将来、兵隊が不足しそうだから、
兵役に就かせる人間がほしいので、少子化対策をしているのか。
公務員には憲法を護る義務がある。
その公務員の頂点に位置する内閣総理大臣自らが、改憲するぞ、と平気で言うこと自体、既に違憲である。
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