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JIROの独断的日記
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2003年01月28日(火) アメリカは何故イラクを攻撃するのか。

 フセインが独裁者であることは、明らかであるとしても、他国の、たった一人の人間を打倒するために、多くの無垢な市民に犠牲者が出る事が明らかな戦争を何故仕掛けなければならないのか。何故、「アメリカに」そのような行為を実行する権利があるのか。

 イラクが国連決議に違反しているから攻撃する、というのであれば、アメリカは、国連決議を常に無視してガザ地区のパレスチナ人市民を殺害しつづけているイスラエルをも攻撃すべきである。しかしながら、今更言うまでもなく、ユダヤ人が大きな政治的経済的社会的勢力を構成しているため、アメリカはイスラエルを非難する事は無く、逆に支持さえしている。

 アメリカの目的が世界第2位の埋蔵量を誇るといわれているイラクの原油に(それだけが動機ではないが)あることはあまりにも明らかである。それを「正義」の大義名分にすりかえている。いかにも汚いやり方である。

 フランスとドイツは、イラクを武力制圧するか否かを決める権利があるとすれば、それは国連安保理だけだ。という。特にドイツは戦争の必要はない、と言い切っている。この主張が正論であると思う。

 日本は、第二次世界大戦時にはヒットラーにだまされて日独伊三国同盟などというとんでもない条約を締結してしまい、米英と戦争する羽目になった。今度はかつての敵国、アメリカの同盟国になっていて、アメリカに面と向かって「無駄な戦争はやめろ」ということができない。どうしていつも、こんなにドジなんだろう。

 イラクの協力が不十分だとか何とか官房長官がコメントしていたが、要するに日本国は一独立国としてアメリカの姿勢に賛成なのか反対なのか。「反対する」と一言はっきり言うべきだ。


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