JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆ナクソス・ミュージック・ライブラリーという音楽配信サービスがあります。 これについては、2006年07月04日(火) お薦めいろいろ。(加筆版) に詳しく書きましたので、ご参照下さい。 ◆この度新しい機能が付加されました。 本来、ナクソス・ミュージック・ライブラリー(以下、NML)を利用するためには登録をして、月々の支払をせねばならないのですが、 【アルバム/作品リンク機能がオープン。】 というわけです。 今までも、「お試し15分無料体験コース」というのがあったのです。それを利用しているようです。 だから、シンフォニーまるまる一曲を聴いて頂くのは無理です。 ◆この「新機能」のどこがいいのか? 私には、クラシック音楽になじみの薄い方にも、「こんなに美しい曲がありますよ」ということを伝えたい、という気持ちがあります。 それで、「お薦めCD」という記事をしばしば書くのです。 しかし、言葉で音楽を「紹介する」のは、やってみると分かりますが、大変難しい。 いや、殆ど不可能です。 ですから、今までは、曲を紹介しながらも、歯がゆくてなりませんでした。 今回、NMLが「アルバム/作品リンク機能」を付けてくれたということは、 WindowsMediaPlayerがインストールされていて、ネットに接続出来る環境のPCをお持ちの方なら、 どの方にも実際に音楽を聴いて頂けるのです。 いくら私がある音楽を「美しい」「素晴らしい」と月並みな言葉で説明しても、実際にCDを買ってまで聴いて下さる方は当然限られます。 音楽は百万語を費やすよりも、聴いて頂くのが一番ですが、無理にCDを買って下さい、とは、勿論言えません。 今回、NMLの新機能を付加してくれたので、読者の方に経済的な負担をかけずに、とりあえず曲を知って頂けます。 それで、もしも、お気に召したら、そのCD(NMLで提供している曲の多くはNaxos、その他の会社がCD化しています。CDが廃盤になった曲、アルバムもNMLには残っています)、 または他のレーベルから出ているお気に入りの演奏家のCDを買えばいいのです(もちろん、買わないのもご自身の自由であることは言うまでもありません)。
能書きはこれぐらいにして、試してみます。 【お詫び】 やってみます。とりあえず、15分以内に収めるためには工夫せねば・・・。 バッハからいきましょう。 以前から、是非みなさんに聴いて頂きたいと思っていたのは、バッハのカンタータ(200曲以上もあります)の中の一曲に含まれる 「主よ、人の望みの喜びよ」です。3分25秒。信仰心が無くても敬虔な気持ちになりますね。 2曲目。同じアルバムに含まれているのですが、バッハと同時代を生き、但し、英国に帰化したヘンデルのオペラ「リナルド」のアリア 「私を泣かせて」。4分34秒。魂が慰められる感覚。 3曲目。もう一つだけバロック。ヴィヴァルディは600曲も協奏曲を書きました。 その中から、私の楽器、トランペットのために、二本のトランペットのための協奏曲第一楽章。 実に爽やかです。当時のトランペットは指で押えるバルブなど無くて、自然倍音というものを利用して、 管に吹き込む息のスピードと唇で音程をコントロールしていたのです。神業です。2分56秒。 最後に時代が飛びますけど、モーツァルト。交響曲第39番より第3楽章。 モーツァルトはクラリネットをこよなく愛しました。 この楽章の中頃で繰り返し演奏されるクラリネットのメロディーを初めて聴いた時に、 私は月並みな言葉でしか表現できませんが、「天上の調べ」だと思いました。その思いは今も変りません。 さて、初めてやってみました。如何でしたか? (なお、これは所謂「アフィリエイト・プログラム」のたぐいではありません。 読者の方がいくらNMLでクリックしても私には、経済的な見返りなど一切ありません。 ただただ、これらの音楽を聴いていただきたいが為に、このシステムを利用している次第ですので、誤解なさいませんよう。 失礼ではありますが、念のために書き添えました。)
2005年09月08日(木) 「マニフェストを完全に中立的な立場で採点する」サイト
JIRO
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