JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:日米友好「くどいほど」演出 【ワシントン=貞広貴志】メーン料理は大統領の地元テキサス州産の神戸牛、ワインはカリフォルニア産の「ミツコ」、デザートは盆栽を模したチョコレート――。 ◆コメント:一般国民とは対照的に、小泉純一郎内閣総理大臣は拉致問題のことなどお忘れのようだ。 昨日、横田めぐみさんについて書いた。 「横田めぐみさんは生きている」 という日本人の「祈り」に近い感情が、そこに表れている。 だが、冒頭の記事を読むとお分かりのとおり、日本国の内閣総理大臣は、アメリカでアホのブッシュにもてなされて、嬉しくてたまらないようだ。 なんという、情けなさ。 ◆何度でも繰り返す。イラク戦争は米国の違法行為であり、それを支持した日本は間違っている。 何十回目でも、何百回目でも構わぬ。 国連憲章 第1条〔目的〕 例外は、2つだけ 一つ目は 第7章「平和に対する脅威」41条、42条。国連安全保障理事会が平和に対する脅威に対抗するため、多国籍軍による武力行使で対抗せざるを得ないと決定したとき。 二つ目は、51条、「自衛権」。ある国が他国により、武力による侵略を受けた場合、国連が多国籍軍を送って助けに行くまでの間、自衛のために武力を行使するのはやむを得ない。 これだけが、例外なのだ。 ◆大量破壊兵器があろうがなかろうが、イラク戦争を開始したアメリカの行為の違法性は阻却されない。 2003年3月20日、アメリカがイラク戦争を開始した理由は、 「イラクは大量破壊兵器を保有しており、それがテロリストの手に渡れば、明日にでもアメリカが攻撃されるかもしれない」 というものだった。 周知の通り、アメリカはイラク戦争を開始する前に、 「アメリカはイラクが大量破壊兵器を保有している証拠を握っている」と繰り返した。結局嘘だった。 だが、たとえ、イラクに大量破壊兵器があったとしても、それだけで米国がイラクに対して武力を行使することは許されない。 何故なら、国連憲章が例外的に武力行使を認める二つの場合のいずれにも該当しないからである。 日本の国会でもしきりに「イラク戦争の大義」はなどと下らない質疑応答を繰り返していた。 野党は「大量破壊兵器は無かったのに、小泉首相はイラク戦争が正しかったと思うのか?」という質問を重ねた。 それ自体バカである。大量破壊兵器の有無は関係ない。 ◆違法行為、それも人殺しを「正しい」と公式に発言したのが日本の首相である。 日本政府は、国連憲章を無視し、何ら正当性の根拠とならないのに、米国が発したイラクの大量破壊兵器情報を全然検証しようともせず信じて(或いは信じたフリをして) 「日本人が生き残る為には、無辜のイラク人が殺されても仕方がない」という思想はあまりにも卑劣である。 私は、アメリカの行為を日本の首相が支持したこと。 その首相を選挙で勝たせて、自分の信念は正しいと思わせてしまった有権者、いずれも正しくない、とずっと言い続けている。 くどいようだが、今一度繰り返す。 日本は、自分さえ生き残れればよい、という考えから、アメリカの人殺しを「正しい」といった。 これは、取り返しのつかない過ちである。 私のこの思想は絶対に変らない。
2005年06月27日(月) クラシック音楽のMP3とMIDIのサイト「bbo」←これは、大したものだ。感心した。
JIRO
|HomePage
|