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JIROの独断的日記
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2003年06月27日(金) 5歳の男の子から両親を一瞬にして奪った、酔払いトレーラー運転手 職業人としての自覚

 6月21日夜、茨城県水戸市島田町の国道51号線で、故障で路肩に駐車中だった乗用車の後に、大型トレーラーが突っ込んだ。修理作業を見守っていた、この乗用車の持ち主とその妻はトレーラーに吹き飛ばされた即死した。両親が死ぬのを5歳の男の子は車の中にいて、見ていた。

 このトレーラーの運転手、大久保三喜夫容疑者は酒を飲んでいた。事故直前に、蛇行運転を繰り返す大久保容疑者の車を目撃した人もいる。

 5歳ともなれば、事態を把握できる。事故直後、この男の子は祖父母が面倒を見ていたが、食事になるたびにうわごとのように、「ママ・・・ママ・・・」とつぶやき、そして、ついに「ママーッ!」と泣き叫ぶのだそうだ・・・・。

 運転手という職業が、本来的にいやしいものであるわけはない。しかし、現実を見ると、職業運転手の中で特にトラック運転手というのは、程度の悪い奴が多い、という印象を、私は、偏見だといわれようが、拭い去る事が出来ない。

 車の運転とは何トンもある鉄の塊を時速数10キロで移動させることに他ならない。この鉄の塊のエネルギーはものすごいものである。車を運転するというのはそれだけ危険な作業なのだ。それに相応しい、緊張感を持って臨まなければならない作業なのだ。

 ましてや、車の運転を職業とするものは、プロである。プロとはあらゆる職業において、素人よりも優れた技術と識見を持っていなければならない。それが、職業人として社会で働くものの義務である。

 しかしながら、現実社会では、職業運転手の中には酒を飲んで運転することなど、日常茶飯事言ってはばからない愚か者がいる。自分の職業をいやしいものに貶めている事に気がつかない、どうしようもない連中だ。

 このトレーラーの運転手は、5歳の男の子のこれからの人生を台無しにしてしまった。まだまだ、母親に甘えたかっただろう。父親と遊びたかっただろう。これから、学校に入り、運動会があるたびに、授業参観があるたびに、寂しい思いをするだろう。

 私は、酒を飲む人間は運転免許を取るべきではないとすら、考えている。それが、行き過ぎだとすれば、(今の行政処分がどうなっているか知らぬが)少なくとも、飲酒運転によって一度でもこのような重大な事故を起こした人間には、その後一生、運転免許を与えるべきではないだろう。


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