JIROの独断的日記
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2006年06月04日(日) |
「ジャワ中部地震:あしなが育英会、遺児支援で街頭募金」←これは立派だよ。 |
◆記事:ジャワ中部地震:あしなが育英会、遺児支援で街頭募金
病気や災害、自殺などで親を亡くした学生を支援する「あしなが育英会」(本部・東京)がジャワ島中部地震の遺児支援を始めた。
3日朝はJR渋谷駅で街頭募金を行い、阪神大震災で両親を失った大学1年、西山雅樹さん(18)が体験を語り、協力を呼びかけた。
集まった募金で、遺児の国際交流会にジャワ島の子どもたちを招く。
西山さんは大震災で神戸市の自宅が倒壊、両親を一度に亡くした。
今春日本社会事業大学に合格し、東京都日野市の同会学生寮から通学、福祉関係の道を目指している。
約20人の学生と街頭に立った西山さんは、現地入りした仲間が送ってきた被災児らの写真を掲げ、
「ずっと親の死を受け入れられなかった。あしながの集いに参加し、同じつらさを経験した仲間と出会い、前向きになれた。
ジャワ島の遺児にも同じ機会を」と訴えた。
戦争や災害などによる各国遺児の交流会は8月に日本で開かれ、ジャワ島からも数人を招くが、集まった募金は神戸と合わせ18万円。
「まだ一人分にも満たない」と、郵便振替でも受け付ける。
口座は「00120・7・355615 あしながジャワ震災遺児募金」。(最終更新時間 6月3日 20時13分) ◆コメント:世の中捨てたものではない。
私は、この日記で4月29日に<あしなが育英会>奨学金希望者が過去最多といいう記事を書いた。
あまりにも、気の毒だと思った。
埼玉県のある家庭では、お母さんが昨年の秋に乳癌の手術を受けた。その上、今年1月父親がくも膜下出血で急死した。
そのままでは当時中学三年のお嬢さんは高校へ進学できないところだった。
幸い、中学の先生が「あしなが奨学金」の存在を教えてくれて、娘さんは県立の進学校へ合格・入学できた(もともと優秀なお嬢さんなのだろう)
母親が工場で時給750円のパートで働いているが、抗ガン剤の副作用の影響もあり、一ヶ月の半分も働けず、
社会保険料を支払うと手取りが月に2万円という時もあるという。
(話が逸れるが、社会保険庁の役人はこんな家庭でも必死になっておさめた社会保険料を流用しているのである。奴らはそういうことを考えたとことがあるのだろうか?やはり許せん。) ◆コメント:自分がもっと助けて欲しいぐらいの若者がジャワ島の為に募金活動をしている
冒頭の記事に登場する西山雅樹さんという若者も立派だと思う。
阪神・淡路大震災で、ある日突然両親を同時に一瞬にして失ったと言うのに、そこから立ち直って、あしなが基金によって大学へ進学した。それだけでも、立派だと思う。
もしも私が同じ年頃に同じ経験をしたら、現実に耐えられず、自殺したのではないかと思うのだ。だから、西山氏は、自分が立ち直っただけでも立派だ、と言うのである。
さらに、感心するのは、奨学金を受けているとはいえ、決して経済的・精神的に「楽な」状態ではないはずの若者達が、
大地震で困っている異国の見知らぬ人々の為に募金活動をしているという姿である。
こういう話、嫌な言葉だが、「美談」を見たり聴いたりすると、難癖を付けたがる輩がいるが、そういうのを「卑しい」行いというのだ。
遺児達の募金活動は、そのまま素直に「立派だ」と評価するべきだ。
Yahoo!ボランティアの「ジャワ島中部地震災害救援金」ここはから出来る。
今回はYahoo!ボランティアで私が見た中では最も寄付が集まっている。2006年06月05日(月)00時28分現在、4,377,100 円だ。
ただ、あしなが育英会への募金はどうも低調だ。490,000 円。
この差は、ジャワ島地震はニュースで大きく取り上げられたが、あしながについて、メディアが協力することが、ほとんど無いからだろう。
あしながへの募金もせめて金額が一桁上がって欲しい。勿論、ボランティアだから、寄付をするのもしないのも、個人の自由である。
良心の問題だ。
2005年06月04日(土) どうして、日本は言われっぱなしになりますかね。 2004年06月04日(金) 凶悪な少年犯罪への対策。「犯人をいくら罵倒しても、それは、結局鬱憤晴らしで、同種犯罪再発の防止に役立たない」 2003年06月04日(水) タクシー運転手さんの脳神経細胞は普通の人よりも発達している。 2002年06月04日(火) サッカーぐらいでガタガタいうな!
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