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JIROの独断的日記
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2005年06月04日(土) どうして、日本は言われっぱなしになりますかね。

◆靖国神社以前の問題なのですが。

 

 あまりにも、しょっちゅう騒がれるから、皆さんもご承知でしょうが、中国や韓国、その他アジア諸国が、「小泉首相が『戦犯』を合祀してある靖国神社を参拝するのは、けしからん」というわけです。

 何故なら、戦犯を祀ってある、神社にお参りをするのは、彼らに敬意を表していることになり、日本が第2次大戦中にアジア近隣諸国に対して加えた危害に対する反省が足りないからだ、ということですね。


◆A級戦犯とは何か

 

 戦犯の中で特に所謂東京裁判、正確には極東国際軍事裁判で有罪とされた25名だけを「A級戦犯」というわけです。

 東京裁判の原告は、米、英、中、ソ連の他7カ国。全て戦勝国。裁判長はオーストラリアのウェッブ。首席検察官は、アメリカのキーナン。

 原告が挙げた「罪名」は、「平和に対する罪」「殺人の罪」「通常の戦争犯罪と人道に対する罪」ということなのです。滑稽です。


◆そもそも、裁判といえない。

 

 私は、この日記で過去に何度も書きましたが、裁判とは、事件や、紛争とは、無関係の公的な第3者が刑罰や、紛争の解決方法を決める制度であります。
 東京裁判は、紛争、つまり戦争の当事者の一方(勝者)が他方(敗者)を裁くという行為であり、裁判という制度の本質を完全に逸脱しています。勝者が敗者を裁いて、罪人だという。そういう結果になるのは、裁判が始まる前からあまりにも明らかで、こういうのを「茶番」というのです。


◆東条英機が戦犯なら、ルーズベルトも戦犯だ。

 

 日本ばかり反省するのは、おかしい、と言わないとダメだと思います。

 アメリカでも良識のある人は分かっているけれども、戦争の勝った負けたという結果はどうでも良い。

 その間、国家として他国民を組織的に殺したのは、第2次大戦に参加した、どの国も同じであり、人道に対する罪は完全に同一であります。

 ルーズベルトは真珠湾攻撃が行われることを知りながら、アメリカ人の反日感情をあおり立てるために、わざとハワイの太平洋艦隊にこの情報を知らせなかった。

 つまり、同胞を見殺しにした。



 そして、勿論、1945年8月6日、B29「エノラ・ゲイ」が広島に原子爆弾「リトル・ボーイ」を投下して、24万人が亡くなりました。非戦闘員は殺してはいけないのに。

 これは、テロなんです。しかし、紛れもなく、ルーズベルトが許可したことなんです。

 東京裁判の罪名をもう一度見てください。「殺人の罪」「人道に対する罪」。全くルーズベルトがやったことそのものです。

 たまたま戦勝国だから、戦犯と呼ばれない。

 戦犯などというのは勝者が決めた勝手な概念です。



 アメリカは広島の地獄の如き惨状を知りながら、3日後に2発目を長崎に落としたのです。これもルーズベルトの許可があってのことです。

 アメリカ人に聞くと、戦争を終わらせるために必要だったというが、2発目まで落とす必要は絶対にない。

 何故、こういう事が出来たかといえば、はっきりいって、レイシズム(人種差別)です。

「黄色いのが多少死んでも構わんさ」ということです。


◆日本もひどい目に遭っているんだぞということをいうべきなのです。

 

 日本人の道徳観からすると、「それは、元々日本が、中国を・・・・」ということになるが、そうやって遠慮してなんにも言わないから、外人は何時までも言ってくる。

 日本が、東京裁判というデタラメ裁判を受け入れた時点で本来は、もう、お互い言いっこなし、なのです。

 日本も、もっと言えばいい。「非戦闘員を24万人も殺戮した米国の行為は永遠に許されない罪だ。」とかね。

 言わないから、よりによって、アメリカ人てのはどういう神経をしているのか、2003年12月15日に、広島に原爆を投下した「エノラ・ゲイ」という飛行機を復元してスミソニアン博物館で展示を始めました。

 これなんか、ギャンギャン文句言わなきゃダメですよ。いくら何でも、無神経にもほどがある。

 「日本には、まだ、原爆の後遺症で苦しんでいる人がいる。犠牲者の遺族も生きている。貴国の無配慮はあまりにも、軽率である」と。


◆靖国はどうでも良い。論理的に。

 私は総理大臣が靖国神社に参拝するかどうかは関心が無い。

 そうではなくて、もっと論理的に、「『戦犯』という概念は、裁判制度の本質に鑑み、無意味である。人道に対する罪という観点からは、戦勝国といえども日本と同等かそれ以上の罪を犯しているのであるから、第2次大戦に参加した諸国は日本に対してばかり反省を促すべきではない」と他国に反論すべきだ、と考えています。


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