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JIROの独断的日記
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2006年02月01日(水) 「医薬品:19品目の原材料が米国産牛 厚労省が切替え指導」←「薬害エイズ・肝炎」で懲りていないのだね。他。

◆記事1:「医薬品:19品目の原材料が米国産牛 厚労省が切替え指導」

 

 川崎二郎厚生労働相は1日の参院予算委員会で、厚生労働省承認の医薬品のうちに、

 米国産牛を原材料として使っているものが現在19品目あることを明らかにした。

 厚労相はこの19品目について「出来るだけ早く(牛海綿状脳症=BSE=の非発生国である)

 オーストラリアの原料などに切り替えるよう指導している」と述べた。

 米国でBSEが発生し、日本が米国産牛肉の輸入を最初に停止したのは03年12月だが、

 05年1月には、米国産牛血清などを使用した抗リウマチ薬のエタネルセプト、

 05年7月には白血病治療薬のゲムツズマブオゾガマイシンが承認されている。

 厚労相は「これらの医薬品の治療上の効果は、(BSEに感染する)リスクを上回ると判断して承認した」と述べた。

 【毎日新聞 2006年2月1日 12時51分】


◆記事2:【米国】■一般教書演説の骨子■[毎日新聞 2006年2月1日 東京夕刊]

 

 一、国民の安全と経済的繁栄のために、米国は世界を主導し続け、圧政の終結を目指す。

 一、イラク駐留米軍の削減は、政治的思惑でなく軍司令官の判断によって決める。

 一、パレスチナ評議会選挙で勝った過激派ハマスは、イスラエルを承認し武装解除せよ。

 一、イランの核兵器保有は認めない。米国は自由で民主的なイランと親友になりたい。

 一、世界経済において、米国は中国やインドなど新たな競争相手に直面している。

 一、中東地域への石油依存から脱却を目指す。
 


◆コメント1:厚労省の役人というのは何なんだ?

 

 省庁再編があってややこしくなってしまったが、要するに、厚生労働省の中でも昔の厚生省のことである。



 今日の発表を川崎厚労相は何気なく済ませたが、

 要するに、米国の、「BSEに感染しているかも知れない牛」の血清などを用いた「医薬品」を、

 厚労省は「リスクがあると知りつつ承認していたのである。



 厚生省はひどい役所で、「薬害エイズ」「薬害肝炎」という完全に殺人、

 又は傷害の未必の故意があったと云われても仕方がない大事件を起こしている。



 血液製剤は人間の血液から作った薬で、血友病の患者の治療に用いる。

 これは、ミドリ十字という薬屋がアメリカから輸入していた。

 しかし当時、アメリカでは既に血液製剤の原料となる血液を提供していた献血者の中にエイズ患者がいて、

 当然血液製剤にもHIVウィルスに感染していて、これを使ったら、

 患者はエイズに感染する危険が有ることが知られていて、使用を禁止していた。



 日本の厚生省は、信じられないことに、それを知っていながら、承認した。

 つまり、

「アメリカから輸入した血液製剤を使用した患者がエイズウィルスに感染する可能性があるが、そうなっても仕方がない」

 と考えていたのである。 

 こう言うのを、私は過去に何度も書いたが「未必の故意」というのである。



 現在では、エイズはだいぶ治療というのか、例え感染しても発症を遅らせたり、抑制することが可能になったようだが、それは、結果論である。

 血液製剤を承認した頃は、殆ど完全に「死の病」だったのだ。

 それを放置していたのである。

 ミドリ十字は厚生省の役人の「天下り先」として大切だったからである。悪夢のようだ。

 今日のも結局同じではないか。
 どういう頭の構造、どういう人格をしているのだ?

 ここの役人と厚生族議員は。


◆コメント:一般教書は、「アメリカ合衆国の状況を報告する」ための演説なのだ。

 

 アメリカ合衆国大統領は、国家元首であると同時に「行政府の長」として、

 立法府である連邦議会、司法府である連邦最高裁判所からの監視を受けながらも、

 内政、外交、軍事面でいろいろな権限を与えられている。



 このため、大統領が、政府の基本方針を教書(message)という形で説明し、議会に立法化を要請する、という仕組みである。

 教書には、一般教書、予算教書、大統領経済報告があり、三大教書と呼ぶ



 一般教書は、憲法で定められた義務として大統領がアメリカ合衆国の状況(State of Union)を議会に報告するのが目的である。

 年の初めに行われるから年頭教書とも云う。

 繰り返すが、一般教書は連邦(United States)の現状を議会に報告するためのものである。

 世界を主導する、など、大きなお世話である。

 また、イラクで失敗したので、ブッシュは、最近、イランの核保有を批判の対象としている。

 しかし、世界で最も大量の核兵器を保有する国が、「イランの核兵器保有を認めない」と云うのは滑稽でしかない。



 アメリカが認めないと云ったからという理由で核武装を解除した国は無い。

 それどころか、世界中いたるところに出かけていって武力行使するアメリカも核保有国を攻撃したことは無い。

 よその国のことを言っていないで早くCO2の排出量を減らしてください。

 世界全体のCO2排出量の20%はアメリカから出ている。



 私は、既に嫌と云うほど何度も書いたが、

 地球温暖化を防ぐのは既に手遅れといわれているのだから。

 「中東石油への依存からの脱却」を目指すなどと暢気なことを云って貰っては困る。

 エネルギー消費を減らせ。化石燃料依存からの脱却を考えてくれ。

 アメリカ人には、全員地球環境概況2000を(勿論原文は英語なんだから)読んで頂きたいものである。


2005年02月01日(火) プロとアマチュア
2004年02月01日(日) 「合格して、泣こう」今日だけは、私事を書きます

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