DiaryINDEX|past|will
2005年03月12日(土) |
中西一善、里谷多英、中村七之助・・・。皆、「はた迷惑な酒飲み」だ。 |
◆飲酒者が他人に迷惑をかけることに、日本は寛大すぎる。
1月27日に4年前に起きた、新大久保駅ホーム転落死亡事故を例として、酔っぱらいがいかにはた迷惑かと言うことに関して説明した。
◆前稿から44日間で、少なくとも3人の「有名人」が酒を飲んで他人に迷惑をかけた。
私が1月27日の日記を書いてから、今日まで、わずか一ヶ月半で、3人も「有名人が」事件を起こした。
1.中村七之助容疑者逮捕 警官殴る(1月30日)
歌舞伎役者・中村勘九郎(49)の二男で歌舞伎役者の中村七之助(本名・波野隆行)容疑者(21)が30日、タクシー料金の支払いトラブルをめぐり警察官を殴ったとして、警視庁大塚署に公務執行妨害の現行犯で逮捕された。容疑を認めている。七之助容疑者は29日夜、3月に18代目中村勘三郎を襲名する勘九郎の「襲名を祝う会」に出席。終了後、仲間数人と六本木に出掛けていたという。逮捕を受けて父・勘九郎は都内のホテルで"謝罪会見"を開いた。(デイリースポーツ) - 1月31日11時3分更新
2.里谷多英が泥酔し破廉恥な警察ざた、一時拘置(2月8日)
フリースタイルスキー女子モーグルの五輪金メダリストでフジテレビ社員でもある里谷多英(28)が、破廉恥な警察ざたを起こしていたことが2日、分かった。2月8日未明、東京・六本木のクラブ店内で泥酔して男性とみだらな行為をするなどご乱行を繰り広げたといい、麻布署に一時拘置された。(日刊スポーツ) - 3月3日9時56分更新
3.中西衆院議員を逮捕=路上で女性に抱き付く−強制わいせつの現行犯・警視庁
東京都港区の路上で女性に抱き付くなどしたとして、警視庁麻布署は10日、強制わいせつの現行犯で大田区南千束、自民党衆院議員中西一善容疑者(40)=東京4区=を逮捕した。中西容疑者は当時、酒に酔っていた。調べに対し、「相手の女性に申し訳ない。自分のしたことながら信じられない。本当に反省している」と供述しているという。国会議員の現行犯逮捕は1964年以来41年ぶり。(時事通信) - 3月10日12時1分更新
◆日本全体ではこの数百倍、酔っぱらいが他人に迷惑をかけているはずだ。
上に載せた記事はいずれも「有名人」であるから取り上げられたのであるが、普通、「有名人」は酒の失敗は命取り(社会的、職業的生命を失うと言う意味である)になるから、気をつけているのだ。それでも、1ヶ月半で3人も事件を起こした。
3人ともだらしのない連中である。
自分が酒癖が悪いのは分かっているはずなのに、また、意志が弱いから、アルコールという向精神薬に手を出したのである。
歌舞伎役者は他人を殴り、
里谷多英は、酒に酔うと、暴力をふるう、ものを壊す、挙げ句の果てに人前でセックスをしてしまうそうだし、
国会議員は、目も当てられないほどみっともない破廉恥罪で、人生を棒に振った。
「有名人」の定義はないが、極めて大雑把に考えても、日本国民の1パーセントにも満たないはずであるから、日本全体では、この数百倍、「酔っぱらいによる事件」が起きている、という類推が可能である。
◆「酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律」は昭和36年に制定されている。
世の中は嫌煙権ブームである。
喫煙者が他人にかける迷惑(受動喫煙により非喫煙者の健康に及ぼす害)に関してはやたらと喧伝される。
これに対して、酒飲みが他人にどれほど迷惑をかけているかに関しては論じられない。
タバコは受動喫煙の害が疫学的に証明されているが、飲酒者、酔っぱらいが私のように、酒飲み、酔っぱらいが大嫌いな人間にどれぐらい嫌な思いをさせているかに関しては、殆ど論じられない。
「嫌な思い」は主観であり、受動喫煙の害のように統計的に明らかにはならない。数字にならないものは科学的ではない。科学的に説明出来ないことは、存在しないに等しく、論じる必要はない、と云うつもりなのだろうが、あまりにも、勝手な言い分である。
健康増進法なんぞが出来る遙か以前、44年も前に通称「酔っぱらい防止法」、正式には酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律という法律が制定され、現在も歴とした国法であることを、殆どの国民は知らないだろう。
この法律では、酒を飲んで他人に迷惑をかけることは「犯罪」である、と明確に定義している。
(目的)
第一条 この法律は、酒に酔つている者(アルコールの影響により正常な行為ができないおそれのある状態にある者をいう。以下「酩酊者」という。)の行為を規制し、又は救護を要する酩酊者を保護する等の措置を講ずることによつて、過度の飲酒が個人的及び社会的に及ぼす害悪を防止し、もつて公共の福祉に寄与することを目的とする。
(節度ある飲酒)
第二条 すべて国民は、飲酒を強要する等の悪習を排除し、飲酒についての節度を保つように努めなければならない。
(罰則等)
第四条 酩酊者が、公共の場所又は乗物において、公衆に迷惑をかけるような著しく粗野又は乱暴な言動をしたときは、拘留又は科料に処する。
2 前項の罪を犯した者に対しては、情状により、その刑を免除し、又は拘留及び科料を併科することができる。
3 第一項の罪を教唆し、又は幇助した者は、正犯に準ずる。
第五条 警察官は、前条第一項の罪を現に犯している者を発見したときは、その者の言動を制止しなければならない。
2 前項の規定による警察官の制止を受けた者が、その制止に従わないで前条第一項の罪を犯し、公衆に著しい迷惑をかけたときは、一万円以下の罰金に処する。
いいですか、酔っぱらって、公共の場所において粗野または、言動をしたときは、拘留または科料。つまり、一晩ブタ箱に入るし、科料は罰金と同じこと。科料と罰金の違いは金額の差である(いくら以上を罰金というのか、知りたい人は自分で検索してください)。
とにかく、もう一度云う。
「酒に酔って他人に迷惑をかけることは犯罪なのだ。」
中西一善は、もう一生酒を飲まないとか云っていたが、私は信じない。
ああいう酒癖の悪い奴は失敗した直後は必ず、そういうのだよ。そして、すぐ忘れるのだ。
喫煙者をまるで極悪人のごとく白眼視する世の中であるが、タバコを吸って暴れる奴はいない。
これに対して、上に挙げた例のごとく、酒を飲んで、暴力をふるう奴、酒を飲んで車を運転して、他人をひき殺した奴は山ほどいる、ということをよく考えるべきである。
一度問題を起こした飲酒者は、生涯飲酒を禁じるべきだ。
2004年03月12日(金) 「死者192人、負傷1400人に=スペイン各地で抗議集会−列車爆破テロ」テロリストは頭が悪い連中だ。
2003年03月12日(水) 嫌いな人間には自分の抑圧している欲望が現れている。心理学用語、「投影」