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2005年02月08日(火) |
議員年金とはなにか。10年国会議員を務めれば、最低年間412万(1ヶ月34万円)もらえるのです。 |
◆議員年金について。
国会では、議員年金を廃止するとかしないとか、ようやく、しぶしぶ、話題にせざるを得なくなり、やむを得ず、議論するフリをしている、と言う印象を受ける。
私は2003年の1月に、「聖域無き構造改革ならば、まず、国会議員から率先垂範するべきではないか」という趣旨のことを書いた。
国会議員を10年間以上務めれば、議員年金の受給資格を得る。この年金は大変恵まれていて、最低でも年間412万円、つまり1ヶ月あたり、約34万円もの年金を受け取ることができる。以後、議員在職年数が1年延びるたびに、8万円ずつ、増えてゆくのだ。
現役の国会議員が活動するために、ある程度カネがかかるのは、やむを得まいが(資料を集めたりとかね)、引退した後まで、一般国民よりも特別に優遇しなければならないのだろうか?
◆真面目に務めている国会議員もいることは、認める。
国会議員には、「勤務評定」「人事考査」がない。 勿論、選挙が最大の評価だろうが、選挙で何とか当選さえしてしまえば、その後は、何をしようが自由なのだ。
私は、全ての国会議員が不真面目だとは言っていない。
例えば、長妻昭衆議院議員は、初めて、社会保険庁が保険金掛け金を昨年4月の時点で5兆6千億円も、社会保険庁の職員用マンション建設費用、テニスコート設置費用、公用車購入費用、海外視察旅行費用などに流用したことを、白日の下に晒した。
これによって、社会保険庁は何とかしなければまずい、と小泉首相に思わせたのであるから、その功績は、高く評価されるべきである。
また、 随分と昔の話だが、厚生大臣に就任した管直人氏が薬害エイズを隠蔽しようとしていた、厚生省の役人に全て資料を出させて、全貌を明らかにしたことは、歴史的に大きな功績である。
こう云うときに、管直人は何となく虫が好かないから、エイズの件も大したことはない、と結論づける男がいたら、見た目は男でも頭脳は女だといっていい。そういう生理的、感覚的、情緒的選択と、客観的、合理的判断を峻別出来ないのは、女性的思考の最たるものだ。
◆国会議員には、勤務評定(人事評価)が無い。
しかし、今も国会の会期中であり、今日も予算委員会が開かれていたが、大部分の議員は、真剣さが足りないように思われる。
国会は国権の最高機関であり、その構成員であるから、国会議員には一般国民には与えられないような特別の待遇(例えば、国会会期中には逮捕されない、不逮捕特権)が与えられているのだ。
国会である。会議ではないか。
質疑応答が多い、やや変則的な会議だが。国会議員が総理大臣や閣僚に質問して、それに内閣構成員が答えている訳だ。
真面目に参加しているなら、絶対ノートと筆記用具が各議員の前にあって、かなり頻繁にメモを取っているはずである。
資料は、予め配られているだろうが、内閣の答弁はその場でなければ分からない。そして、メモも取らずに何時間もの討論の内容を覚えていられるわけがない。
今度、国会中継を見てご覧なさい。
だれも、メモなどとっていない。グニャっと、だらしのない格好で椅子に座り、へらへら、質疑応答を見て、時々野次を飛ばすだけだ。
眠っていても誰もしからない(民間企業だったらどうなるか、言うまでもない)。
無断欠席しても咎められない(民間企業だったらどうなるか、言うまでもない)。
居眠りしようが、サボろうが、毎月十分な歳費(給料)を貰って、何とか十年つとめれば(誤魔化せば)、議員年金を毎月34万円、もらえる。
甘い。
◆こうなった責任は有権者にも、ある。
国会議員の勤務評定は、その議員に投票した有権者が、もっと、責任を持って行うべきである。居眠りをしている奴を次回も当選させるからつけあがるのだ。
今は各議員がインターネットにサイトを持っているから、非常にチェックしやすいのだ。
頻繁に更新したり、あるいは、頻度は高くなくても、ながつま議員(言っておくが、彼は私の選挙区ではない。私は、支援会長でも何でもない)のように、大きな仕事をすれば、それは、チェックできる。
何もしていない奴は、本当に、つまらないことしか書いていない。
やろうと思えば出来るのだから、国会議員の人事評価を行うのは、有権者の責任だ。
両院議長並びに事務局には、各議員が本会議や、所属する会議に出席しているか、せめて、出勤簿ぐらい、サイトで示して頂きたい。それぐらいは、出来るだろう。
やりたがらないだろうがね。
2004年02月08日(日) 「イラク大量破壊兵器問題、米大統領が調査委員会を設置」 つまり、開戦時に確証が無かったという事だ
2003年02月08日(土) カウンセリングについて