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JIROの独断的日記
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2005年02月07日(月) 「米国産牛肉の交渉再開は方針通り」 どうして、そういうことをするのだ?

◆記事:米国産牛肉の交渉再開は方針通り

 

 変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の国内初発生に対して、農林水産、厚生労働の両省は、BSEの全頭検査緩和など国内対策や米国産牛肉の輸入再開交渉を既定方針通りに進め、可否の判断は、内閣府食品安全委員会の科学的な判断に委ねる方針だ。

 国内では、平成十三年九月に初のBSE感染牛が確認されて以降、人に感染性がある特定危険部位は除去されている。両省幹部は「英国と日本ではBSE汚染度がまったく異なる。国内の牛肉を食べて人が感染することはない」と消費者の冷静な対応を呼びかけている。

 ただ、国内初のvCJDが食品安全委員会の議論に一定の影響を与えるのは必至だ。

 野党・民主党は「食品安全委の専門家の公平公正な審査が行われることを期待する」などとする談話を発表、政府に対しては国産牛から人への感染も否定せずに司直の手による調査や全頭検査継続を求めた。(産経新聞) - 2月5日3時47分更新


◆コメント:国内の牛肉を食べて既に感染しているのかも知れないですよ。

 

ごく大雑把に述べるならば、日本で、何か社会に不安を引き起こすような事態が生じた時に、政治家や役人が「大丈夫、大丈夫。」と簡単に請け合うときこそ、要注意である。

クロイツフェルト・ヤコブ病について、国は何といっているか。

難病情報センターのサイトによれば、現在日本では、121疾患が「難病」に指定されている。ここに一覧表がある。この中で、22番にクロツフェルト・ヤコブ病が入っている。

但し、正確に言うと狂牛病から人間に感染して発症したと考えられるCJDは「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(variant Creutzfeldt-Jakob desease=vCJD)に分類される。

そこで、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病に関するQ&Aというページを読むと、次の箇所がある。



Q11 :  vCJDの治療法はありますか?

A :  残念ながら、現在のところありません。


そうですか。無いのですか。

この後、このページでは、国産牛を食べた(全頭検査をはじめる前も含めて)ことによりvCJDにかかるリスクは、全人口に対して、0.1人〜0.9人と書いてある。

しかし、一般国民はこれを検証する手段を持たない。

厚生省には、薬害エイズ、肝炎の恐ろしい前科がある。単純に信用できない。

国民の不安を払拭するためには、全頭検査を継続して頂くしかない。


◆米国産牛肉なんて、とんでもない。

 

日本政府は、2001年9月に、初めてBSE感染牛を確認してから、食肉牛の全頭検査を実行していたが、恐ろしいことに、昨年、一度は全頭検査を止めようとしたことがある。その経緯は、昨年10月9日に書いた。

世界最大の牛肉生産国である米国は、BSEに関しては、神秘的と云ってよいほど無神経で、歩くときにフラフラする、明らかに中枢神経を冒された症状が出ている牛を平気で食肉にして、自分の国だけならば良いけれども、他の国へも輸出していたのである。

 日本は勿論、アメリカの畜産業者、食品加工会社などにとって、「上得意先」である。

それで、昨年7月ごろから、大統領選挙を控えたブッシュが、有力な支持団体である食肉業界の支持を得んがために、検査をしていない牛肉の輸入を再開しろと言ってきたのだ。

例によって、アメリカの言い分は無茶苦茶で、全頭検査に科学的な意味は認められない。とか、生後20ヶ月未満の牛の感染を発見するのは困難だから(やっても無駄だから)、しなくていいだろう?という内容だった。

冗談ではない。アメリカ産牛肉の8割は生後20ヶ月未満の牛を加工したものなのだ。

 アメリカで最初にBSEが確認されたのは、2003年12月だが、それまで、何もしていなかったのだから、世界中にBSE感染牛肉をバラまいていた可能性が高い。

無責任な連中である。

 何故、ここまで、無責任になれるのか?

 この日記で何度も述べたが、白人の米国人にはアジア人に対するレイシズム(racism=人種差別、人種差別意識)がある。日本人が何十年かの潜伏期の後にvCJD(変異性クロイツフェルト・ヤコブ病)を発症しようが、知ったことではないのだ。


◆アメリカが全頭検査することを確かめるまでは、絶対に輸入を再開してはならぬ。

 

兎に角ダメですよ。アメリカには「全頭検査をしなければ、絶対に米国産牛肉は輸入しない」と断固たる態度を取るべきだ。

 当然だろう。BSEに感染しているかも知れないと知りつつ、米国牛肉の輸入を認めたら、その政治家や役人には、日本国民に対して、殺人の未必の故意がある、ということだ。

国会議員の先生がたは、国民の生命はどうでも良いと思っているのだね?


2004年02月07日(土) 派遣された自衛官の生命が危ないというのに、国会は何を下らないことを議論しているのだ。
2003年02月07日(金) アメリカに質問

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