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■ 多分私の直感は間違っていない。
彼とお食事をして
いつものように バーに連れて行ってもらう。
バーのドアを押すと
いつものほの暗い空間が広がり
カウンターを照らすようにしつらえられている間接証明の
臙脂色の灯りが 私たちを包み込む。
つい最近の旅行も
年が変わったというだけで
はるか 彼方の出来事にも思える。
あの夜、ずっと腕枕をして抱きしめてくれたね
とか
貴方は 私の歯ブラシを使って平気だったのよ
とか
私たちは 思い出となった一泊旅行を反すうする。
私が 毎朝体温を計っているのも
彼は あの旅行で初めて知った。
驚いていた
と、思う。
私の髪が イオンホットカーラーで巻かれ
あのスタイルを保っている事も
彼には 初めてのことで
やっぱり ちょっと驚きつつ
興味深げに 微笑みながら見ていた。
そんな事を とりとめもなく話していたら
突然 彼がわたしに尋ねる。
彼は
唐突で ごめん
と、言いながら
また 話を旅行に戻した。
私には 彼の思惑が直観される。
それは たぶん
間違っていない。
2009年01月13日(火)
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