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2006年01月18日(水) ■ |
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沙高樓綺譚(浅田次郎)読了 |
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●読了:沙高樓綺譚(浅田次郎) 出版社 / 著者からの内容紹介 各界の名士たちが集う「沙高樓」。世の高みに登りつめた人々が、女装の主人の元、今夜も秘密を語り始める??。やがて聴衆は畏るべき物語に翻弄され、その重みに立ち上がることもできなくなるのだ。卓抜なる語り部・浅田次郎の傑作ミステリー。 収録作品:小鍛冶 糸電話 立花新兵衛只今罷越候 百年の庭 雨の夜の刺客
おもしろかった。初めて読む作家。 「沙高樓」というサロンに集まった人たちが、お互い秘密厳守を条件に各自の体験談(真実)を語るという設定の短編集。不思議な出来事、怖い話、映画と役者の世界を舞台にしたSFファンタジーっぽい話、ヤクザの世界の話、自分の犯罪など色々な短編があって、バラエティーに富んでいる。読みながら『雨柳堂夢咄』(波津彬子)を連想した。映像がきれいな話ばかりなので、読んでいて楽しかった。どの話も同じくらい面白かったけど、「百年の庭」がビジュアル的に一番印象に残ったかな。 *続編あり≫『沙高楼綺譚 草原からの使者』
▲【Deep Secret(Diana Wynne Jones)】翻訳(情報元:銀の椅子 dwjblog) 東京創元社メールマガジンに記載あり。 ◇『バビロンまでは何マイル 〈上・下〉』 ダイアナ・ウィン・ジョー ンズ著/原島文世訳(創元ブックランド) 英国ファンタジーの女王が贈る、とびきり愉快でにぎやかな物語。
いいタイトルだー!!素晴らしい! 川原泉の『バビロンまで何マイル?』と同じなのは、元ネタが同じなんだからしょうがないと思う。これがこの本のテーマなんだし、他にないよね。本当、いいタイトルだと思うな。楽しみ。私は"How many miles to Babylon?"の長〜い詩がどう訳されているかが特に楽しみ。私が読んだ時に直訳したやつは【ここ】にあります。でも創元ブックランドということはハードカバーで1冊1900円とかだよね。上下巻で4000円なんて買いたくないぞ。
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