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2006年01月19日(木) ■ |
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リューンノールの庭(松本祐子)読了 |
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●読了:リューンノールの庭(松本祐子) 中学1年生の主人公・未散(みちる)は児童文学作家・水無月サナの大ファン。水無月サナの書く魔女シリーズは、大人気で、いつも図書室ではひっぱりだこ! 明日から夏休みという日、未散は父の妹(叔母)である皆月沙那子からメールで招待状を受け取った。それはあこがれの児童文学作家・水無月サナと同一人物!? 生まれて初めて会う叔母の家での不思議な体験と、特別な夏休み。
最近どこかのサイトでレビューを見て、興味を持って図書館にネット予約して本を取り寄せるというパターンが多い。これもその1冊。佐竹美保氏の美しい緑色の表紙と、「リューンノールの庭」というタイトルに惹かれた。 期待してたほどじゃなかったけど、まぁこういうのもありかなあ。設定やなんかは悪くないのだけど、色々なところが未消化で投げ出されているのが気になり、感想は「面白い」の3歩手前という感じ。中学1年生が主人公ということで、態度があからさまに反抗期くさいのに引いた。それに主人公の叔母をはじめ、周りの大人たちも、私から見て魅力的な人間がいない。女の子の成長、母親、祖母との関係、親離れといったことが正面から描かれ、解決もごくアッサリ。でも舞台装置や小道具は惹かれるものがあったから、続編の『ブルーローズの謎』も予約してみた。
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