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2005年08月30日(火) ■ |
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アル戦祭り(続き) |
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●読了:征馬孤影・風塵乱舞 : アルスラーン戦記(5)(6)(田中芳樹) ●読了:王都奪還・仮面兵団 : アルスラーン戦記(7)(8)(田中芳樹) ●読了:旌旗流転・妖雲群行 : アルスラーン戦記(9)(10)(田中芳樹) ≪10巻の内容?≫ ◎蛇王ザッハーク復活をとなえる魔導師の一味とやらが暗躍中。 ◎ファランギースとアルフリードがザラーヴァントの父親の領地へ派遣される。神殿の女神官見習いの娘レイラ(孤児、アルスラーンと同歳)と出会う。 ◎ザラーヴァントの従兄弟ナーマルドは、ミスル国でヒルメスに殺されたクオレインと旧知らしい ◎デマヴァント山に派兵中のクバード、トゥース、メルレイン、イスファーン、ジャスワントと2000人の兵士たちは、巨大な鍾乳洞の中に閉じ込められてしまう。
10巻は今回始めて読んだ。なるほど、9巻(初版は1992年)までは読んでいたらしい。そうか、クバードたちは1999年から今まで、6年間もデマヴァント山に閉じ込められたままだったのか? 哀れな・・・。 初登場キャラのレイラ、いいね。タハミーネの娘ってこの子かな。出てくる場面はほんのちょっとだけど「アルスラーンの十六翼将」の最後のひとりはレイラ? レイラってアルスラーンの側近に気に入られる気がする。最初からファランギースに武芸の腕を認められているし、アルフリードとも仲良くなりそうだし、アルスラーンと結婚してもこの子なら王妃やっていけそうだし。 あと、やっぱりナルサスが気になる・・・ナルサスって孔明のイメージそのものだと思う。三国志の・・・。天才軍師=諸葛孔明だし、名宰相だし・・・ナルサスって金髪?銀髪? パルスはペルシャがモデルだそうだけど、私には大国パルス=中国というイメージもあるらしい。 このシリーズにはいいなぁと思う場面が沢山あるんだけど、中でも5巻『征馬孤影』の冒頭シーンは印象的だった。ペシャワール城で留守居役のルーシャン卿が、トゥラーン軍が攻めてくるのを知って篭城に入る時のセリフ。
「われらの役目は、武勇を誇って敵と戦うことではない。王太子殿下が後背の憂いなくルシタニア軍と戦えるよう、ペシャワール城を守りぬくことにある。・・・・(中略)・・・ けっして城外に出てはならぬ。五日から十日ほども守りぬけば、王太子殿下が軍を返して到着なさろう。ひたすらに守って守りぬくのだ」 ここと、続く王太子アルスラーン軍の救援の場面は、今回読みなおしてやっぱりいいな〜と思ったわ。
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