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2004年08月18日(水) ■ |
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荒野のコーマス屋敷 : メニム一家の物語 2(シルヴィア・ウォー) |
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●読書中:Mennyms in the Wilderness(Sylvia Waugh)@21/50章 翻訳≫『荒野のコーマス屋敷 : メニム一家の物語 2』 内容(「BOOK」データベースより) ケイト伯母さんが縫いあげた等身大の見事な人形たち。屋敷の主として人間同様に暮らす、愛すべきメニム一家の物語『ブロックルハースト・グローブの謎の屋敷』に続く、注目の話題作。ブロックルハースト・グローブが壊される…。メニムー家にまたまた舞いこんだ一通の手紙…。高速道路建設計画が、住みなれた屋敷を直撃する。やむをえずコーマス屋敷に引っ越したメニムたちの目前には、見渡すかぎりの荒野が広がって―。ガーディアン児童文学賞受賞作家の傑作、メニムシリーズ第二弾。 *現在は絶版になっています。
先週あたりから少しずつ読んでいたが、昨日で夏休みが終ったので本腰を入れて。もう少しで半分か。 【メニム一家の物語】2巻目は、1巻で大騒ぎになったあのアルバート・ポンド氏からまた手紙が来た! というシーンから始まる。今度は本物の人間(英国人)。ケイト大伯母の霊がアルバートの夢枕に立ち、ブロックルハースト・グローブの上を通る高速道路の建設計画が持ち上がっているため、メニム一家が危機に瀕していると警告していった。生きた人形というケイト伯母さんの言葉が最初は信じられなかったが、メニム一家の手助けをする約束をしたのだという。 メニム一家は最初「どうせまたアップルビーのイタズラでしょう?」と思うが、アップルビーは「今度は私じゃない!」と主張。アルバートにそれぞれがこっそり返事を書いた結果、「今回は本物」と納得するメニム一家。 高速道路の話は確かにケイトの言った通りに計画された。ブロックルハーストグローブが町中の注目を集める前に、一時的にでもどこかへ避難しなくてはならない。アルバートのすすめに従って、メニム一家は郊外にある田舎屋敷・荒野のコーマス屋敷へ引っ越すことに・・・。コーマス屋敷はアルバートの先祖が住んでいたという古い家で、街中で暮らしてきたメニム一家は、周りが荒野という寂しい環境、屋敷の設備の古さに慣れず、時が立つうちに徐々に家族はバランスを崩していく。
もう、メニム一家って本当の人間と変わらないね。(^^; 何でもできるし、ちゃんと成長するし。「人形である」という秘密を守るために、他の人と親しく交われないとか、事故に遭っても大怪我をしなくてすむとか・・・そういう普通の人と違うところは、彼らの個性になってしまってるのね。ストーリーも普通の家族に置き換えても変じゃないよなぁ、と読みながら思った。私はブルーメニムのSoobieがお気に入りなんで、いつも冷静なSoobieまでバランスを崩していくのがちょっと意外&楽しい。ふーん。作られて40年といっても、メニム一家はみんな究極の「箱入り」なわけだし。そういう意味では、寡黙で主張の弱そうなお父さんJoshuaが、実は一番強いのかもしれない。
●買った本@ブックオフ 和書8冊¥2655(¥50割引) 素晴らしき休日 : 上と外 1(恩田陸)¥105 緑の底 : 上と外 2(恩田陸)¥250 みんなの国 : 上と外 6(恩田陸)¥300 木曜組曲(恩田陸)¥300 MAZE(恩田陸)¥300 図書室の海(恩田陸)¥750
死者の身代金 : 修道士カドフェルシリーズ 9(エリス・ピーターズ)¥350 憎しみの巡礼 : 修道士カドフェルシリーズ 10(エリス・ピーターズ)¥350
下の2冊は家族のもの。恩田陸祭りは続く。
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